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カテゴリ:読書
「ひとりでできるアレクサンダー・テクニーク 心身の不必要な緊張をやめるために」
ジェレミー チャンス (著), 片桐 ユズル (訳) 誠信書房 (2006/6/1) 2005.05.25の記事に書いたような経緯で、まず「アレクサンダー・テクニークにできること 痛みに負けない「からだの使い方」を学ぶ」という本に出会い、理論に興味を持ちました。 ただ、本を読んだだけでは実践について具体的にイメージができなかったので、近場であったグループセッションに参加してみました。(2005.06.10の記事) 鍼灸カイロ以上に費用がかかるのと、そもそも目的が病人の治療ではなく、ある程度まともな状態な人を対象に、よりよい体の使い方を学んでパフォーマンスを向上させることだったため、セッションを受けたのは一度きりです。 ただ、私の持病の完治には全身の様々な筋肉の過剰な緊張を一つずつ取り除いていくことが必要なので、このアプローチには非常に興味があり、タイトルの「ひとりでできる」に惹かれ、読んでみました。目次は以下のとおりです。 [目次] 1.概観 2.アレクサンダーの物語 3.動きの生理学 4.アレクサンダー・レッスン 5.教えの系譜 6.ひとりでできるアレクサンダー 1 第一次的支持パターン 2 後頭下筋を感じる 3 セミスパイン 7.動きの解剖学 1 方向性を発見する 2 方向性を応用する 基本的な考え方は、我々の普段の動作には実は習慣的なくせがついており、無意識に無駄な動きをしているので、それを矯正し、筋肉に余計な負担をかけないようにすれば、少ない労力で体のパフォーマンスを向上させることができる、というものです。 そのために、まずは普段の無意識なさまざまな動作について、いったいどの筋肉がどう動いているのかを知覚化し、無駄な動きに気づき、最も体に負担のかからない動き方を身につけていく方法について、この本は述べています。 「肩凝ったからマッサージ」という"quick fix"的なものとは対極にある、手間隙かかる地道な作業ですが、恐らくその分得られるものは大きいだろうと思います。 [参考] 「アレクサンダー・テクニークにできること 痛みに負けない「からだの使い方」を学ぶ」 デボラ・キャプラン(著) 芳野香(訳) 誠信書房 1999年04月 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.10.24 23:12:39
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