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カテゴリ:アート・イベント
10/27から始まった東京国立近代美術館の所蔵作品展「近代日本の美術」を見てきました。
ここは既に結構通っているので、見たことのある絵は多いですが、逆にそれもなんだかなじみの場所に来たような感じでいいものです。 I-1 明治・大正期の美術 文展開設前後 いいなと思ったのが、小杉放菴(未醒)の水郷、「日展100年」で出ていた下村観山の屏風「木の間の秋」(下左画像)、安井曽太郎の「黄色い甕」、和田三造の「南風」(下右画像)。 I-2 明治・大正期の美術 大正のヒューマニズム 下画像は、速水御舟の「茶碗と果実」。何と言うこともない絵と思いつつも、なんだか好きです。 II-1 昭和戦前期の美術 佐伯祐三の「ガス灯と広告」も、ここで何度も観て微妙に親しみがあります。 4F 特集コーナー 梅原隆三郎 この人、とにかく「濃い」という印象があります。「カンヌ」はちょっと好みかも。 II-2 昭和前期の美術 日本画・洋画の成熟 鏑木清方の「明治風俗十二ヶ月」の「十月」、「十一月」、「十二月」、ちょっといいです。ガラスケースの中に写生図巻「寒鳩寒雀」は、たぶん死んだ鳩や雀を拾ってきて写生してるんだろうな、というのが絵を見てわかります。 山口華揚の「洋犬図」もいちおし。 III 戦時と「戦後」の美術 戦争画、どれも異様な迫力があります。下の画像は、香月泰男の「水鏡」。 IV 1950-60年代の美術 上村松篁の「星五位」、加山又造の「月と犀」、徳岡神泉の「刈田」(画像下左)、東山魁夷の「秋翳」(画像下右)が好きです。 この後ろの版画コーナー、写真コーナー、V. 現代美術は守備範囲内なのでパス。 初めて金曜の夜間開館日の閉館間際に入ったのですが、仕事帰りの人々で混雑してるのかと思いきや、がらがらでびっくり。この日は夜八時にこのロビーで人と待ち合わせしており、近所に店もないので併設のカフェに入って軽く飲みました。思ったほど価格設定は高くなく雰囲気もいいし、金曜の晩だというのに、美術館以上に空いてました。美味しかったしサービスも悪くないので、お勧めです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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