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2008.05.04
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カテゴリ:読書
分類すれば自己啓発本ですが、経営系の学生なら必ず読む「ザ・ゴール」と同じ体裁で、小説風に面白く読めます。

どこかで書評を見つけて発注したのですが、なんとなくこれまで試行錯誤しつつ築いて来た、たまにまぬけすぎるかもと思ったりもする自分の対人関係の基本方針を裏打ちできた感じでちょっと嬉しいかも。

問題のある子どもたちのための矯正キャンプに、親にだまし討ちで連れて来られた女の子が太陽で焼ける路上に裸足で逃げ出し、スタッフたちはなぜ自分たちがそうするのか明確に説明がつけられないながらも思わず自分たちも靴を脱いで彼女を追いかけ、最後には女の子は自発的にキャンプに入ることに同意するというエピソードが象徴的です。

ぜんぜん別の話になるかもしれませんが、掃除をすれば会社が上向く、という一種のトンデモ本(?)には根強い人気があり、実際効果があるという話もちらほらと聞きますが、その根本にあるのは、この本同様、立場の違う人間が相手と同じ土俵に立つことによってより相互理解が進む、ということなのだと思います。

明らかに相手に非があるとか、自分が一方的な被害者なような気がするときに、相手を許したり理解しようと努めることは、一方的に自分が損をするような気がすることがままあるのですが、でもそうすることによって自分の心の平和を得ることができますが、反対に敵対的行動に出れば争いや確執は継続し、結局自分の中の嫌な気分も継続してしまうのですよね。

いちおし。

2日で人生が変わる「箱」の法則
すべての人間関係がうまくいく「平和な心」のつくり方
アービンジャー・インスティチュート/門田美鈴 祥伝社2007年09月









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最終更新日  2008.05.04 17:33:15
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