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カテゴリ:アート・イベント
最近微妙に雑用が多く、なかなか美術館まで行かれないのですが、先日、昨年何度か美術館に付き合わせたらぐるっとパスの呪いにかかってしまった友人と会った際、さりげなくこの展示のポスター(右のやつです)を渡され、ぐぐっときました。花鳥画好きとしては、この展示はとにかく行かねば。
ということで、山種美術館に開催中の、「日本画満開 - 牡丹・菖蒲・紫陽花・芥子 -」展に行ってきました。 ポスターには、田能村直入の「百花」があしらわれていました。 はじまってからある程度日も経っているのですが、意外にも館内は空いており、ベンチにすわってゆっくりじっくり堪能できました。 違う画家が書いた同じ花の絵が並んでいて、個性が出てとても面白かったです。 一番インパクトがあったのは、文句無く福田平八郎の「芥子花」です。かなりデフォルメされているその形が面白く、ほっこりするような感じ。この人の「牡丹」という屏風も展示されていましたが、こちらはぜんぜん画風が違い、写実的で美しい迫力のあるものでした。 石本正の「罌粟」も展示されていました。ちなみに、芥子も罌粟も『けし』です。こちらは、もっとずっと写実的ですが、儚い花びらの描写が美しいです。 松尾敏男の菖蒲の絵「彩苑」もとても好みでした。昔の日本画よりもずっと写実的な雰囲気ですが、でも日本画と同じ品がある感じです。 山口蓬春の「梅雨晴」は、紫陽花を描いたもの。 こちらは、速水御舟の「牡丹花」 ちなみに、牡丹の花の実物はこれ。今年四月下旬に皇居東御苑で撮影したものです。 展示は、7/27まで。いちおしです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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