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カテゴリ:アート・イベント
国立新美術館で開催中の「静物画の秘密展」に行って来ました。
普段主に見て歩いているのが花鳥画なので、油絵でも花や果物の絵は興味があるし、この企画展の目玉で右のポスターにも使われているベラスケスの「薔薇色の衣装のマルガリータ王女」の実物を見てみたかったのです。 でも結論からいうと、まだまだ私の目は十分肥えていないようで、「薔薇色の衣装のマルガリータ王女」も、これに並ぶ静物画の目玉らしいヤン・ブリューゲル(父)の「青い花瓶の花束」についても、前に立ってじっくり眺めてもいまひとつ感じるところがなかったです。 本のように、いろいろ経験も積んで、あと十年程後にもう一度見る機会があったらもしかして違う感想を持つような気もするので、あえてここに記録に残しておきます。 下は問題の「青い花瓶の花束」。 個人的には、花瓶の花ならばこのヤン・ファン・デン・ヘッケの「花瓶の花とグラーフェリンゲンの包囲線」の方にぐっときます。 レンブラントの弟子、フェルディナント・ボル (Ferdinand Bol) の「リラ・ダ・ガンバを持つ女 (Woman with a Lyra da Gamba)」は、絵がどう、というよりも、たぶん描かれている女性が絶世の美女というわけでもないのに非常に印象的でした。目力があるのかな。 これは、アントニオ・デ・ヘレダ・イ・サルガドの「静物:虚栄」。 画像がありませんが、静物画は、花の他、果物や食物、食器などがポピュラーなようです。日本画でも、例えば特に頻繁に描かれる花菖蒲はかなり以前に表現が確立されているというか完成れているので、展覧会に出てくるプロの日本画でこの題材が下手くそだということはまずないんですが、洋画の場合、葡萄がこれにあたるのかな、などと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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