|
カテゴリ:アート・イベント
東京国立博物館で開催中の「大琳派展」に行ってきました。
二年前に出光美術館で、宗達と光琳と抱一の風神雷神図屏風を揃えた展示があり、観に行ってとても感動したのですが、今回の大琳派展ではそれらに加えて鈴木其一の風神雷神図襖も展示されます。 どう考えても激混みが予想される展示ですが、実は目玉の宗達の風神雷神図屏風は10/28、抱一のが10/21からの展示なので、とりあえず鈴木其一が目当てならばそれ以前に行けば多少はゆっくり見られるだろう、という期待のもとに、金曜の閉館時間延長日を狙い、実際比較的空いていました。 加えて嬉しい驚きが、ぜひ一度観てみたいとずっと思っていた根津美術館所蔵の光琳の「燕子花図屏風」が思いがけなく展示されており、しかも10/19までだったこと。 どちらかといえば光琳よりさらに宗達が好きですが、それでも、光琳のものにもいくつかすごく気に入っているものがあり、この屏風はその一つなのです。15分くらい、この屏風の前でぼうっと立ってましたが、幸せでした。 宗達の「白象図杉戸」。 伝宗達の「桜芥子図襖」。 光琳の「秋草図屏風」。 抱一が、光琳の風神雷神図屏風の裏として描いた「夏秋草図屏風」。銀地なのが渋い。 鈴木其一の「雨中桜花楓葉図」。動きを感じさせる絵です。 この人の絵はこれまであまり見たことはない気がしたのですが、時代が一番後だけあって、作風になにか新しさというか、違う要素みたいなものを感じます。下は、ぱっと見に色遣いとか妙にモダンで違和感が大きかったのですが、じっくり見ているとなんだかいいぞと思えてきた「四季花木図屏風」。 目当てだったこの人の「風神雷神図襖」は、予想通り宗達を越えてはいませんでしたが、雲の表現が一番いいかなと思いました。 その他、宗達は字も凄いぞとか、とにかく見所が多い展示で、非常によかったです。できれば宗達の風神雷神図屏風もまた観たいので、できれば後半にもう一度行きたいと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[アート・イベント] カテゴリの最新記事
|
|