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カテゴリ:アート・イベント
1/23に行ったのですが、ずるずる記事を書かずにいる間に時間が経ち、すでに1月の記事がアップできなくなってしまったのでやむを得ず2/1付けです。
一番好きな画家の一人なので開催を楽しみにしており、混む前にと始まって三日目に行きました。 今回の目当ては、「千羽鶴」(ポスター裏一段目右)と「月」、それから動物の絵です。もともとこの人の美しい青海波に惹かれたのが最初ですが、華美な琳派風の絵の後に、たしか近美あたりで観た、アフリカ芸術を思わせるようなストイックなモノトーンですっきり美しい構図のキリンの絵は、結構な衝撃でした。 いくつも既に見た絵はあったものの、知らない絵や初めて見た画風もあり、いろいろ連想も広がる楽しい展示でした。 例えば、上のチケットの絵は「雪」ですが、なんとなく色遣いは東山魁夷な感じです。満開の桜と火炎を描いた「花」(ポスター裏三段目左)は微妙に速水御舟を連想させ、複数あった秋草の屏風絵などはまるで酒井抱一、「不二」は横山大観、動物シリーズの草原の描写はなんだかルソー、といった具合ですが、大家の得意な画風のコピーじゃなくてちゃんと自分のものになってるところが凄いのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.03.01 21:46:13
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