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カテゴリ:アート・イベント
シルバーウィークは、小笠原をかすめた台風の影響で体調が落ちてほとんど何もできずくやしかったので、この週末こそはと思い、「THE ハプスブルク」展に行ってきました。目当てはとりあえずベラスケスです。 国立新美術館で開催初日金曜の夜間開館を狙ったお陰か、思ったよりはずっと人は少なく、一時間弱でしたが比較的ゆっくり絵をみることができました。 ベラスケスは、昨年の夏、やはり国立新美術館で開催された「静物画の秘密展」で「薔薇色の衣装のマルガリータ王女をみたのが初めてです。子どもの頃愛読した文学全集の表紙の一つに「ラス・メニーナス」(やっぱり描かれているのはマルガリータ王女です)の小ぶりな写真があり、なんだかなじみはあったのですが、小さな印刷ではすごく丁寧に描きこんでいるような印象を受けていたのに、実物は近くによると思ったよりも筆跡が目立ち、ぜんぜん精密な感じではなくてびっくりしました。でも、寄ると荒い感じもするのに、離れるとドレスの生地やレースの質感とかが凄いし、人物の生き生きとした感じが独特です。 今回、ポスターの「白衣の王女マルガリータ・テレサ」の他、複数枚出ていて堪能しました。 また、入ってからまだ前半のうちに、ハイってフランツ・クサファー・ヴィンターハルターの「オーストリア皇妃エリザベート」の大きな絵があり、その人物と衣装の美しさには圧倒されました。 展示リストを見る限り、入れ替えはないようなので、比較的込まない今月中くらいに行くのがお勧めかもしれません。 いい気分転換になりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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