とどめきブログ

テレビでは「今年の重大ニュース」とか、特別番組が放送される時期になったわね。

良いニュース、悪いニュース。
今年もいろいろありました。

妖怪とどめきの私としては、ここに自分のニュースなんか書かない。
そんなの、読んでる人には関係ないからね。


テレビのニュースでは、
私にとって、一番残ってるのは、
あの、可哀想な事件ね。

自分の生活に関係ある、政治とか経済とかのニュースに関心を示すべきなんでしょうけどね。

でも、
やっぱり、
あの悲しい事件が、
一番頭に残ってる。

大阪の、幼い姉弟が、母親に放置され、室内で餓死した事件ね。

母親はホストクラブ通いをし、自分の子供の面倒を見なかった。

弟は１歳。姉は４歳。だったかしら。

子供が逃げ出さないよう、母は部屋の扉をガムテープでめばりしていた。

子供たちは、ゴミ袋で溢れた部屋の中央で、寄り添うように死んでいた。

２人とも、服を脱いでいた。

弟は自分で服を脱げないから、きっと姉が、服を脱がせてあげたのだ。

事件が報じられた時、日本は暑い季節に入っていた。

だけど、姉弟が亡くなった時期、それほど暑い季節ではなかった。
だけど、姉弟は、衣服を脱ぎ去っていた。

部屋が暑くなくても、体が熱かったのね、きっと。

部屋から出られなかったから、お水さえ、飲めなかったんでしょう。

水を飲まないでいると、体が熱くなるもんね。

喉が渇いて、体が熱い。
それだから服を脱いだのね。
弟も熱いと思って、脱がせてあげたのね。

・・。

毎日のように、テレビのニュースでは人が死ぬ事件・事故を報じている。

人が死ぬって事は、どれも悲しい事なんでしょうけど、
幼い子供が、
唯一頼るべき母親に、
殺されてしまう事件。

生まれてきた子供は、誰を頼れば、生きてゆけるんでしょう。

来年は、
こんな悲しい事件が、
起きませんように。