ビジネスモデル特許とは?
BBSで話題になったので嘗て発明に携わった者として、ビジネスモデル特許を取り上げてみましょう。ただし私は弁理士さんではありませんので、詳しく知りたい方はご自分で調べるか、専門家に相談してください。(汗!)ビジネスモデル特許で有名なものでは、ショッピングカート特許、ワンクリック特許、逆オークション特許等があります。(詳しくはGoogle等の検索で調べてください。関連記事がたくさんあります。)では、ビジネスモデル特許とは何でしょう? ●ビジネスモデル=利益を得る仕組み≠特許 ~解説~ 利益を得る仕組みすべてが特許となるわけではありません。 マルチ商法なんてビジネスモデルは、 特許にはなりません。(とーぜん!) ●特許=産業上の利用価値、新規性、進歩性の要件を満たす発明(特許法第29条) ~解説~ ・産業上の利用価値 どんなに素晴らしい発明でも、産業での利用価値が無ければ 特許にはなりません。 ・新規性 すでに知られているアイデア等は特許にはなりません。 例えば特許出願前に発明をここで発表してしまえば、 特許にはならない事もあります。 ・進歩性 通常容易に考えつくものではないこと。 ・発明 自然法則を利用した技術的創作で高度のもの。 商売の方法そのものや、取引の方法そのものは、 特許とはなりません。 しかし、ビジネスの方法等をITを用いて実現した場合、 コンピュータ等のハードウェアの使い方を明記すれば 発明として認められるようになっています。 つまり上の全項目を満たせば、ビジネスモデル特許が成立する可能性があるのです。ただし、国によって対応が違います。アメリカなんかは、商売の方法そのものを特許として認める傾向があります。ところでインターネットには国境が無いので、日本国内であってもアメリカの特許を侵害したとして訴えられる可能性が生まれます。ここでもアメリカが我が儘を言う可能性が大きいです。インターネットを利用するビジネスモデル特許は、アメリカの特許も出願しておいた方が良いと思います。(^^;マルチ商法なんかに手を出す暇があれば、世の中で役立つ特許をとって、お金持ちになりましょう。(^O^;) 参考:特許庁ホームページ「ビジネス方法の特許」本日の闘病日記整体院で主に首の治療を受けました。事故で受けた側頭部への打撃で鞭打ち症に似た症状が出ていますが、少しずつ良くなってきているようです。骨盤の歪みはやっと正常になったようですが、大腰筋のダメージとそれに付随する股関節周囲の痛みは未だ時間がかかりそうです。