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カテゴリ:宝塚歌劇&so on
「宝塚のファンなんです」
と周囲の人々に言うと、結構珍しがられます。 あんなに毎公演チケットをとるのに苦労しているのだから、世間はさぞかし宝塚ファンでいっぱいなのだろうと思いきや、少なくとも私の周りにはほとんどいません。 宝塚観劇メンバーである母と妹を除けば、母のいとこと、大学時代の友人と、幼稚園で一緒のお母さん(ただし学年が違う)くらいしか、思いあたりません。 「一度、観に行ったことはあるよ」とか、 「前に何度か通ったわ」 などと言う人はちらほらいるけど、なかなか現役のファンの方はいない。 (ネットの世界をのぞけば、私なんか足元にも及ばない熱狂的なファンな方であふれているのですが……) それに中には、好きどころか、ネガティブな偏見を持っている友人もいます。 「最近、宝塚にはまっていて……」なんて私が言ったとたんに、 「何それー! やめてよ~(爆笑)」 と、彼女に一言で(いや2言か)片付けられました。 彼女が宝塚に対してどうゆうイメージを持っているか、まあ、それはなんとなくわかるんですけどね。 口に出さなくても、「やめてよ~!」なんて思っている人もほかにもいるんだろうなあとは思っています。 男装の麗人。 フリフリの衣装。 すごいメイク。 こてこての芝居。 おまけにミュージカル。 大階段のパレード。 羽根背負った人々……。 書いてる自分でもすごい世界かも、と思わなくもないです。 でも、そこがいいんですけどね。 そう、日常から激しく逸脱してるからいいんです。 それから、 「あんなの学芸会じゃない」 なんてあっさり否定してくれる人もいます。 それも否めない部分もあります。 お芝居あり、ダンスあり、歌あり、なんでもありのステージです。 すべてに秀でているスターさんもいれば、ダンスはいいけど歌はね……なんていう人もいる。 バレエファン、オペラファンの方々から見れば、中途半端な芸を見せられてる気分になってしまうかもしれない。 私自身もバレエを観るのは大好きです。 でも、それぞれに求めるものは違うわけです。 豪華絢爛で派手できらびやか、そんな舞台で次々と繰り出されるなんでもありのステージ(特にショー)。 みんなの観たい物をすべて詰めこんでみましたという感じです。 観ている方が恥ずかしいほどのその俗っぽさが、またなんともいえない魅力なんですけどね。 「やっぱり男役の人に、ぽーっとなってしまうの?」 これはよく聞かれます。 答えはイエスです。 妹とよく言ってます。 「若い内に宝塚にはまらなくてよかったよね~」 だって、こんな現実にはいないような男の人たちに熱を上げていたら、恋愛なんてできなかったかも、なんて思うからです。 実際、舞台が終わって劇場の外に出ると、道を歩く男の人たちがむさ苦しく感じて仕方がありません。 それが若くてハンサムな男の子だとしてもです。 宝塚の男役の方々は、長身で頭が小さくてほんとにモデル体型の人ばかり。 そんな人ばかりが舞台上に立っていたら、錯覚してしまうのもむりありません。 そういうことをママ友達に言ったら、 「わかる~。昔「プリティ・ウーマン」を映画館に観に行って、外に出たら世間の男がむさ苦しく感じたもの!」 と言われました。 でも、きっと私だったらリチャード・ギアですらむさ苦しく思えるかもしれません。 それは口に出さずに黙っていましたけど……。 きっと宝塚に夢中の奥さんなんて、浮気の心配もないから、だんなさんも安心なのではないでしょうかね~。 まだまだ、いろいろ書きたいけど、今日はこのへんで。 (眠いです) また機会があれば、私にとっての宝塚の魅力について書いていきたいです。 ではでは。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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