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カテゴリ:宝塚歌劇&so on
1ヶ月ぶりの宝塚観劇です。
とりあえず、どの組もまんべんなく観たいというミーハー的宝塚ファンなので、基本的には1公演につき1回は観に行きたい、というスタンスでチケットをとってます。 といっても実際にはチケットをとってくれるのは妹。 (妹が所持しているクレジットカード会社の貸切り公演を狙ってチケットを買っているのでそうなってしまう) よって、妹が「○組はもう見なくていいや」などと言って、チケットを購入してくれなければ、こちらは文句も言えません。 それに1人で観に行くのもちょっと寂しいし。 やはり、ファン同士で観劇後に互いに感想を言い合って、キャーキャー騒いで、ついでに出待ちまでやる、というのが正しいミーハーのあり方でありましょう。 で、雪組公演。 「霧のミラノ」 18世紀半ば。 北イタリアがオーストリアの支配化にあったころのミラノが舞台。 飄々とした市職員である表の顔とレジスタンス活動のリーダーである裏の顔を併せ持つ青年貴族ロレンツォと、資本家の娘マルテイーニとの恋が、イタリア独立運動を背景に描かれます。 ストーリーもなかなかおもしろかったです。 ラストの水を差すようなどんでん返しにはちょっと複雑な気分にさせられたけど、でもそれだけに、ロレンツォとオーストリア士官だったカールハインツの関係が曖昧なものにならずにすんだともいえるし。 おかげで、涙でマスカラがよれました。 やっぱり宝塚は、現代劇よりこういう時代調のもののほうがいいですね。 あの仰々しい芝居もうまくはまるし、現実には存在しえない美しい男役も、違和感なく息づいているという感じです。 男女の可憐な恋愛も、男同士の美しき友情も、嘘っぽくならないです。 それからショーの「ワンダーランド」。 まとまりのないというか、とりとめのないというか、脈絡のない構成で、さらーっと終わってしまった気がします。 だから「ワンダーランド」としかタイトルがつき得なかったのかとも訝ってしまいます。 メルヴィルの「白鯨」に、西部劇に、アラビアンナイト、よくわからない組み合わせです。 前回の雪組公演のショー構成がよかっただけに、ちょっと落差を感じました。 と、いいながらも充分に楽しんでましたが。 今回からは、水夏希さんが宙組から移ってきたので、雪組もとても豪華になってきた感じです。 雪組は、トップも含めてものすごいスター性の高い存在ががいないかわりに、メンバーが粒揃いという印象。 朝海ひかる、舞風りらのトップコンビ。 やっぱり2人のダンスは、素敵です。 今回びっくりだったのは、朝海ひかるの歌唱力が上がった!こと。 いままでの彼女に対する評価が「ダンスは抜群だけど、歌がね…」だったのに、今回結構聴かせてくれたというか、気にならなくなったというか……。 トップって、和央さんとか寿美礼さんのように、完成された存在というイメージでしたが、進化し続けるトップというのも、また新鮮でいいかも。 見た目も若々しい人だけに、そういうあり方もあるかな、と。 次いで、貴城けい、水夏希の2番手コンビ(水さんは2.5番手というところでしょうか)。 オールラウンダーの正統派のかしげさん(貴城)に、ちょっとアクのあるワイルドなイメージの水さんの組み合せは、ひと昔前の少女漫画的キャラクター配置という感じで、ワクワク。 実際、個人的には今回はこの2人がいちばんのお目当てなんですけどね。 芝居のほうでは、水さんの役はちょっと存在が薄かったけど、ショーはさすがにお披露目だけあって、出番多しで、踊りまくってました。 対するかしげさん、カールハインツ役よかったです。 気品ある敵国の士官役にはまっていて、その演技に思わず泣いてしまいました。 でも、髪型だけはいただけないかも。 ちょっと京本政樹入っていて、いやでした。 それから壮一帆、音月桂の4番5番組。 (水さんが入って、ちょっと降格ですね) 首が長過ぎるけど、流し目がぐっとくる壮さんと、逆にちょっと首が短めだけど、舞台に立ってるだけで目がいってしまうキュートな音月桂ちゃん。 愛嬌ある素顔がメイク後一転して超美形になってしまう音月桂ちゃんは、我が家(私、母、妹)のいちばん人気です。 それに続く凰稀かなめたちの若手組。 前回の公演から、凰稀かなめさんにチェックが入ってます。 それから、ショーでかしげさんとアラビアの美女に扮して踊っていた男役の大湖せしるさん、すごくきれいでかわいい! 娘役に転向しては?、なんて思ってしまったです。 とまあ、そんな感じで、ほんとに私好みの美形揃い。 芝居でもショーでも、他の組よりも若手にスポットがあたっている印象です。 常に誰かしら舞台の上に立っているので、退屈する暇がありません。 ショーだと、一堂に揃うから、キョロキョロしっぱなしで、とても疲れます。 それから、上記の方たちに加えて、美穂圭子さんと未来優希さんの歌も大好きで、これも雪組でのお目当てのひとつです。 2人とも低音の魅力ですね。 でも今回は、未来さんの歌がちょっと少なくて物足りなかったです。 ちなみに、今回は午前公演だったので、出待ちはなし。 来月にもう一度、雪組の午後公演を観に行く予定(チケットが手に入ってしまいました)なので、きちんと復習しておこう♪ しかし……、 普段、私のブログを見て下さる方々は、恐らく大半が宝塚には無縁の方ばかりです。 こんなに、延々とひとりよがりなミーハーな日記を書いていいものか、といつも宝塚観劇記を書くたびに反省してしまいます。 変に長々と説明調になったり、それでいてやっぱり知らない人には理解できない内容になったり、……と、この時ばかりは、どこに対象をおいて、日記を書いていいのかわからなくなります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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