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カテゴリ:本
8月に読んだ本で、感想文を書きそびれたものをまとめて書き出してみます。
◆実家に滞在してた時、再読したアガサ・クリスティのポワロシリーズ4冊。 ●「ゴルフ場殺人事件」 フランスの別荘地において、大富豪が殺された。 その事件を追って、名探偵ポアロとフランスの敏腕刑事ジローの知恵比べが繰り広げられます。。 たぶん、犯罪の科学捜査というものが始まった時代なのでしょう。 ジロー刑事が徹底して物的証拠を探し出そうと躍起になっているのに対して、ポワロは容疑者たちとの会話を通して解決の糸口を探るという、対照的な捜査方法が描かれます。 ミステリーとしては、後者の方がおもしろいに決まっているし、実際に手柄はポアロのものになります(まあ、主人公だし)。 しかし、一度読んでる本なのに、全く内容を忘れてるし、犯人すら覚えてませんでした。 終盤の度重なるどんでん返しには、すっかり振りまわされました。 ●「雲をつかむ死」 飛行機の中で起きた殺人事件を、たまたま乗り合せたポワロが解決。 これも、すっかり内容を忘れているのだけど、読んでいて犯人を特定できました。 ただ犯人がわかっただけで、トリックについてはポワロの解説でなるほどと納得。 ●「ブルートレイン殺人事件」 ブルートレイン内で起きた大富豪の令嬢殺害事件に、たまたま居合わせたポワロが解決。 これは、気に入っていた作品だったので、結構覚えてました。 殺人事件に宝石の密売事件も絡みます。 さらにポワロと一緒に事件に巻き込まれるミス・グレイのクラシカルなロマンスに中学生だった私はちょっと憧れた記憶が……。 ●「三幕の殺人」 引退した有名俳優のホームパーティに呼ばれた客が変死、さらに、時をおいて違う場所で似たような事件が起きた。 この2つの事件には関連があるのかどうか、捜査に乗り出すポアロ。 この本は、読んだことすらすっかり忘れていたのですが、さすがに続けて同じ作者の本を読んでいれば、どこに解決のヒントがあるのかわかってきます。 かなり早い段階で、犯人もトリックもどんぴしゃで大当たり。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年09月03日 02時58分40秒
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