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テーマ:最近観た映画。(39936)
カテゴリ:映画
テレビでやっているのを見ました。
土曜日のこの時間、最近は毎週「男はつらいよ」だったけど、たまには青春物を見てもいいなという気分になりました。 「スウィングガールズ」(2004年) 監督: 矢口史靖 出演: 上野樹里、貫地谷しほり、本仮屋ユイカ、豊島由佳梨、平岡祐太、竹中直人、白石美帆 東北の片田舎の高校。 夏休みだというのに補習を受けている女子生徒たちが、食中毒に倒れた吹奏楽部の代わりに野球部の応援という名目で、補習をサボるためにビックバンドに参加。 はじめは全くやる気ゼロだったのに、いつしかビックバンドジャズの魅力に引き込まれ、自分たちだけでバンド結成を決意!とはいえ楽器はない、お金もない、練習場所もない……。 ヒット作「ウォーターボーイズ」に続く女の子青春ストーリー。 女子高生と山形弁とジャズ、という組み合わせの妙で楽しませてくれます。 ストーリー展開は、「ウォーターボーイズ」の流れと似てます。 ひょん出会い。 不純な動機。 でも途中から、魅力に目覚める。 主要登場人物以外を残して、多数の脱落者。 素人の指導者。 日常生活の中で何気ないところでの熟達。 メンバーの復活。 ちょっとしたトラブル。 見事に努力の結晶を人前で披露。 大喝采を浴びる。 こんな感じで、どちらもユーモア交じりで描かれてます。 で、どっちも最初はやる気がないのだけど、だんだんはまっていくという力の抜けた展開がいいです。 たぶん、その最初の温度の低さが、見る側の映画への入りやすさになっているのかなと思います。 でもきちんと温度をあげていくところも気持ちよくて、彼女たちと一緒に気持ちがスウィングしてきます。 最後の演奏もいいです。 全くの吹き替えなしで、出演者たちの猛特訓のたまものだそうです。 その本物感も見ているほうにきちんと伝わって、青春映画として成功しているでしょうね。 これを見て、楽器をやりたくなる人も多いんじゃないかな。 この年になると思うのだけど、やっぱり高校生時代には何か夢中になってやるものがあったほうがよかったなとつくづく思います。 テレビ番組「笑ってこらえて」の中の「吹奏楽部の旅」を見ていても思うけど、あんなにひとつのことに入れ込むことができる気力・体力・時間があるのは、10代のころだけかもしれないです。 その年頃は、逆に「何かに一生懸命がむしゃらにって、かっこ悪い」という考え方もしてしまうんだけど、本当は何をするにも「はまったもん勝ち」なんですよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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