ちょっと休憩

昨年の初夏から、宝塚を観劇するようになって（それまではビデオ等で時々見ていた）、大体1公演につき1、２回は東京の大劇場に足を運んでいました。
宝塚の世界にはまりつつも、役者さん個人には強烈にははまらなかったため、とりあえずまんべんなくいろんな組を観てみたいということで、「宝塚巡回ツアー」（勝手に命名）を敢行していました。

宝塚の1公演は、約一月半弱の期間行われ、それからちょっとおいてから次の公演となります。
だから、たとえば公演初日近くで1度観て、その次の公演観劇予定が中日以降だったりすると、その間2ヶ月くらい空いてしまいます。
前は、その2ヶ月をひどい渇望感を持って過ごしていたのに、最近それがない。
今回のインターバルも2ヶ月、しかしその間、結構宝塚を忘れてる。
巡回ツアーもすでに２巡してしまったから、新鮮味がなくなってきたのかもしれません。
もちろんチケットがとれている次公演分に関しては、それなりに楽しみに出かけるつもり。
でも、その次の次に関しては、あわててチケットをとらなくちゃ、なんて情熱があまりおきない。
次の次の次には「ベルばら」だって控えているのに、以前に感じていた「何がなんでも」という気持ちがなくなっている。
今までの「宝塚・愛」はどこへ行ってしまったの？　てな感じです。
ちょっと冷めるの早いでしょ、と自分に対してもツッコミ入れたくなります。

それを観劇メイトの妹に話すと、どうやら妹も同じ状態にあるようです。
姉妹揃って、燃え尽き症候群に陥っているのでしょうか。
妹が言うには、「わお＆花コンビの退団も大きいかも」。
言われてみて、それも思い当たるなあと思ったりして。
「あの2人トップ長いよね～」と言いあいながらも、いざ辞めるとなると大ショック受けたりして、バカバカしい2人です。
「なんだか、2人の退団公演を観たら、こっちまで宝塚卒業しそうじゃない？」
「言えてる～」
「そしたら、今度は四季観劇デビュー？　男の人の歌も聴きたいよね」
「いいねえ。でも内野聖陽の舞台も観たいなあ」
「それもいいねえ」
……なんて、会話もあらぬ方向へ行ってしまう。
「まあ、2人揃ってフェードアウトなら、お互いに迷惑かけるでもないしなあ……」
と、また新たな世界の展望にちょっと期待も生まれたりして、
「ついでにブログのカテゴリー名もただの『観劇』に変更かしら」
と細かいところまで気にしたりして……暢気といえば暢気、平和といえば平和。

そりゃあ、私たち姉妹が宝塚に行こうが行くまいが、世間的にはどうでもいいことなんですけどね。

だけど、劇場に足を運ぶ楽しみ、観劇時の高揚感、出待ちの興奮、……そういうことが自分の生活からなくなってしまうのは大きな喪失かもしれない。
宝塚の世界はかなり特殊だから、あれに対抗しうるものってないかもしれない。
宝塚の楽しみって、舞台だけじゃないしなあ。
……と思うと、やはりすっぱり卒業ということはないなあ、と考え直したりして、……。

「でもまあ、3日（12月）に月組公演観たら、何だかんだ言って、あっさり気持ちが宝塚に戻るかもよ」
「それも大いにありうるよね」

というわけで、私（と妹）の宝塚熱の行方は、月組公演次第ということになりそうです。
瀬奈じゅん＆彩乃かなみの大劇場トップ就任お披露目公演ですが、内容的にどうなんでしょ？
お披露目のわりには、小作品？というイメージだけど。


追記
なんだか平和だね～と思われそうですけど、もちろん、私にも他にもいろいろ悩みはあるんですよ。