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カテゴリ:宝塚歌劇&so on
2週間おいての宝塚観劇。
今年の宝塚の舞台は、これで見納めです。 月組公演「JAZZYな妖精たち」「REVUE OF DREAMS」。 同演目の2回目の観劇となります。 (今公演のチケットを購入した後に、招待券があたって2回見ることになったわけで) 前回の観劇感想は12月3日の日記にあるように、結構否定的なものでした。 だから、その気分をひきずって、「やれやれまた同じ芝居を見るのか~」なんて言いながら今回劇場に足を運んだのでした。 それじゃ見なきゃいいじゃん、と、言われそうだけど、それはそれ、これはこれ。 内容に不満があろうとも、宝塚を見に行くということは、私の生活における大きなイベントなわけです。 そのへんは、いつも一緒に観劇している妹も同じ。 これまで性格も趣味も違っていた姉妹で、ひとつのことに共にはまるなんて30年余りの人生で初めてです。 それだけに、一緒に楽しめることを失うのもつまらないんです。 で、観劇。 夏に雪組公演を間1ヶ月おいて同じ演目を見たときは、やはり芝居の流れもわかっているだけに、どうしても新鮮味に欠け退屈しながら見てました。 だから、またもや同じことになるかと覚悟を決めてはいました。 今回はさらに、間が2週間しかないし、芝居に不満があっただけに前回よりひどいことになるのでは、とも思ってました。 なのに。 どういうわけか、よかったのです。 2週間前に見たときよりも、あきらかに感動し、涙し、「いい作品だったな」とまで思ったのです。 幕が下りて、休憩に入った瞬間に、隣の妹と顔を見合わせて、 「今回のほうが……よかったよね」 「うんうん。……どうして?」 今回は母も一緒に観劇したのですが、 「わかりやすい話で、なかなかよかったじゃない?」 なんて言ってる。 あれれ? 前回の感想はなんだったの?ってな感じでした。 そこで検証。 題して「なぜ2回目の観劇でより感動を得られたのか?」 (感動してよかった、だけで終わらないのが、私のA型気質でございます) ● 座席がよかったからか? 前回は前から12列。 今回は8列目。 どちらも結構なお席でした。 でも、そのたった4列の差で、舞台に気持ちがより入り込めたのかも。 ● 千秋楽も近付き、さらに芝居のテンポがよくなっていたのか? それは、よくわからなかったけどなあ。 ● 不満を持ち続けたことで、結果的に芝居の理解を深めたからか? そうかなあ。 初めて見る母が即座に理解して楽しめたストーリーなんだけど。 (普段彼女は、「パンフレットを読んでおかないとわかりにくい話が多いわね」なんてぼやいている人なんだが) ● ストーリーがすでにわかっていたからか。 これは、考えられるかも。 「妖精登場」ショックが当然今回はなく、前回のようにショックをひきずらずにすんだわけで。 確かに妖精達は堂々と舞台の上に存在している。 けど、この際、主人公たちの心象風景だと勝手に割り切ってしまえば、いい。 私たち観客には見えているけど、ほとんどの登場人物たちには見えていない。 つまり、非存在であると言い換えてもいいわけで。 そもそも、芝居のタイトルがタイトルだけに、妖精の存在にひきずられた。 だけど、実際には、この芝居は彼らの存在を問う芝居ではない。 彼らの存在の象徴するものを描いたものである。 だから結論、彼らはいるけど気にしなくていいのである。 そうすると、俄然いいお話に見えてくるわけです。 ……とまあ、そんなかんじ。 そういうわけで、前言撤回。 楽しかったです。 ついでにショーも前回よりも楽しかったです。 瀬奈じゅんのスター性も楽しめました。 2回目なので、他の人々もじっくり拝見できました。 低迷してた「宝塚・愛」も復活です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年12月19日 22時59分18秒
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