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2006年03月10日
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カテゴリ:
感想文を書きそびれた本4冊。
まとめて「ちょっとずつ感想文」。


千日紅の恋人
●帚木蓬生「千日紅の恋人」(新潮社)

社会派小説を書いてる作家というイメージでしたが、これはテイストが違います。
38歳、バツ2の女性の地味な日常を描いてます。
とはいえ、さりげなく老人福祉の実態が盛り込まれていて、なかなか勉強になります。
主人公が大家を勤めるアパートの住人とのやりとりや介護ヘルパーのパートの様子がたんたんと描かれているだけなのに、そのリアルゆえに退屈しないです。
38歳の主人公のファッションや嗜好などが、「若さ」にかけているように思えるけど、まあそれは個性ということで。
誠実な人は報われるという結末に読後感はすっきりです。


本陣殺人事件新装
●横溝正史「本陣殺人事件」(春陽文庫)

戦後間もない頃に描かれた金田一耕介デビュー作品。
彼の薬物中毒時代や、探偵になったきっかけなど彼の知られざる過去がわかります。
ミステリーとしては、昔懐かしい密室物。
「名探偵コナン」みたいなちょっと現実感のないトリックだけど、それも昔なつかし「探偵小説」という感じでいいです。
とはいえ、すっかりだまされました。
そして、映画でおなじみのあのおどろおどろしい世界も楽しめます。
(ほか2編)。


ひとつのポケットから出た話   ポケットから出てきたミステリー
●カレル・チャペック
「ひとつのポケットから出た話」
「ポケットから出たミステリー」(どちらも晶文社)

犯罪にまつわる短編集(1篇1篇はかなり短いです)の2冊。
ミステリーといっても一般的なイメージのものではなくて、犯罪に対する哲学的考察といった感があります。
ユーモラスだけどアイロニカルで寓話的な話になっていて、奥が深くてなかなか考えさせられます。
(特に前者のほうがその傾向が強いです)
1929年の作品なのに、今読んでもちっとも古びてないです。





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Last updated  2006年03月11日 01時55分37秒
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