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2006年05月15日
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カテゴリ:宝塚歌劇&so on
久々の観劇です。
といっても、宝塚ではありません。
今年は実に悲しくも、まだ1度も宝塚歌劇を観に行ってません。
去年あれだけ容易に手に入ったチケットが今年は全然手に入りません。
やはり、「ベルばら」は宝塚において別格なんでしょうかねえ。

で、今回観に行ったのは、ミュージカル「エリザベート」(at 日生劇場)。
去年の今頃、宝塚版「エリザベート」を観ましたが、今回は東宝版、宝塚OGの一路真輝が主演のものです。

宝塚版と大きく違うのは、当然のことながら、男性の役は男性が演じ、女性の役は女性が演じるということ。
ここ2年ほどは、宝塚ばかり観ていたので、女性だけの劇団というのに最早何の違和感を持ってなかったのですが、やっぱり違うんだなあと改めて思いました。
こうした、演目のためにキャストが充てられるということは、役柄にあった俳優が集められるということ。
よって、男を男が演じるということに加えて、若者は若者が演じるし、シニアはシニアが演じるし、子供は子供が演じる、ということ。
それが、ミュージカルにどう影響するかというと、役柄がよりリアルになるという点に加えて、歌において音域が広がるということなんですよね。
宝塚歌劇は当然女性だけだから、男役の低音を引き立たせるために、女役が非常なまでに高音で歌わなくてはならない。
だけど、男女混合ミュージカルでは、女性が低音で歌っても、それは男性のリアルな声の前では、とても女性的な歌声としか聞こえないわけです。
当たり前のことばかりだけど、これは大きいことだと思います。
男性のバリトンばりの声から、子役(かわいかった!)のボーイソプラノまでの音域の広さ。
これが、今回一番堪能した点といえましょうか。

宝塚版と東宝版。
やはり、ついつい比較して観てしまうのですが、同じ原作ゆえにハプスブルグ家の后妃エリザベートの生涯を描いたストーリー展開は全く同じ。
だけど、演出は結構違います。
どちらも同じ演出家(小池修一郎氏)なのだけど、双方の違いを汲み取って、双方それぞれにあった演出を選択しているのがおもしろいところです。
宝塚版にあった様式美のようなものは、こちらではちょっと崩されていて、退廃的な雰囲気が漂いつつ力強い舞台になってます。

たとえば、エリザベートの夫である皇帝フランツ・ヨーゼフが娼婦たちに誘惑され陥落してしまうシーン。
宝塚版では、妖精のようなチュチュを着たバレリーナ姿のコスプレ娼婦たちに幻惑される。
東宝版では、SMスタイル調の女王さま姿の娼婦にエログロチックに絡みつかれる。
その後の、エリザベートが、その夫の浮気を知るというシーンの違いも興味深い。
宝塚版では、浮気現場の写真を見せられて愕然とする。
東宝版では、自らが夫に性病をうつされて、愕然とする。
確かに「清く正しく美しく」の宝塚では、不倫はOKでも性病はありえないのかも。

それから、セリフ(歌詞)も違ってたり、当時の社会情勢を表すシーンなど宝塚にはないシーンがこちらでは加えられていたり、より説明が加わっているという感じです。
宝塚版ではよくわからなかった皇太子ルドルフの政治的活動の背景が、こちらではなんとなくわかりました。
(私の世界史的知識が希薄なもので……)

それから、エリザベート。
さすがに若くはない一路真輝はどうなの?と思ったけど、やはりさすがにエリザベートの晩年に向かうにつれ上手さを発揮、という感じです。
少女時代の歌声は少々低いかな(元男役だから仕方ないか?)と思ったけど、年齢を感じる歌い分けがきちんとされてました。

黄泉の帝王トートの山口祐一郎。
これが、宝塚版との一番の違いかも。
宝塚版の性別を超越したような存在であるトートと違い、こちらは実に男性的。
いや、といっても彼もあえて雄雄しくは演じていないようで、力強く歌うシーンはあっても、結構ソフトな立ち回り。
ファンの方には失礼だけど、それが性を超越したというよりは、なんとなく「中年のゲイ」っぽいような……。
でも歌も芝居も上手いんですよ。
そのよくわからなさ、というのが人間離れしているといえましょうか。
今公演のWキャストが武田真治なんだけど、これがどういうトートになっているのかも、おそらくすべてをあわせても一番正統派なんだろうと思える山口トートを見た後では、やっぱり見比べてみたいなと思ってしまいます。
(前回のWキャストの内野聖揚のトートはかなりエロっぽかったと観た人から聞いてます)

それから、これも宝塚との大きな違い。
劇が終わったら、それでおしまいということ(カーテンコールはあるけど)。
宝塚では2幕もののお芝居でも、終わりにはちょこっとフィナーレのダンスショーがあり、大階段で全員羽背負って降りてくる。
そういう展開に慣れている身には、ちょっと物足りないです。
そりゃ、高島兄なんかが羽根背負ってる姿はどうかと思うけど。
でも、山口祐一郎なら結構似合うかも。





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Last updated  2006年05月16日 00時32分06秒
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