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2006年12月03日
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カテゴリ:宝塚歌劇&so on
2ヶ月ぶりの宝塚観劇です。
雪組公演「堕天使の涙」「タランテラ」。
トップコンビの退団公演です。

朝海ひかるは、母も妹も私も3人揃ってお気に入りのトップさんで、
「なんだか寂しい気分よね」なんて言い合いながら、観劇に赴いた次第です。


「堕天使の涙」
神から天上界を追放され地獄に落とされた堕天使ルシファー。
旧約聖書では、蛇の姿でイブをそそのかしたとされています。
その彼が、人間の姿をして20世紀初頭の退廃的雰囲気漂うパリに現れるというミュージカルです。

魔力的魅力をたたえた謎の天才ダンサーとして現れたルシファー。
神に愛される人間に対し憎しみを募らせる彼が、人間たちの欲望をくすぐり煽りたて、彼らの弱さや愚かさを暴いていく。
しかし、その反面、どんなに傷ついても神への愛を忘れない者たちの存在も知る。
そんな人間たちの姿を見て、ルシファーは神が人間たちを愛する理由を理解しようとするのだった。
……てな、お話。
セリフに聖書からの引用もあるし、全体に原始キリスト教的思想がバックボーンにあるので、ちょっとしたキリスト教入門的趣もあります。
キリスト教というのは、現世ご利益を求めちゃいけない宗教なんだなということが、観ていてなんとくなくわかってきます。

こむさん(浅海ひかる)は、ルシファーをとても魅力的に演じてます。
男役といっても、中性的な魅力が過分にある彼女。
こういう無性別な天使役は、はまり役に思えます。
堕天使とはいえ、純粋な悪ではなく、神への愛に悩み惑い、天上界に憧れさえ抱いているような孤独で寂しき存在。
その弱弱しさも垣間見られるような朝海ルシファーでした。

こむさんと一緒に退団する娘トップの舞風りら。
今回の役は、世の中の悲惨を一身に受け、今にも死に掛けている哀れな元バレリーナの娼婦。
それにもかかわらず、彼女は神への愛を持ち続け、すべてを受け入れようとする清らかな心の持ち主であり、ルシファーに対し衝撃を与える重要な存在となってます。

しかし、出番はかなり少なめです。
登場するのも後半部分からで、そのうえほとんど寝ているだけの演技で、登場シーンも少ないという、宝塚舞台としては異色とも思える娘トップの役柄です。
今回主役が人間でないから恋物語になりえない、というのも主役コンビのからみが限定されてしまうというのもあるのですが、彼女にとっても退団公演となると、ちょっとファンの人には物足りなく思うかもしれないです。
でも、彼女の登場シーンはすべて、舞台の重要ファクターを担っているわけで、無駄なシーンはない。
スター順位にしばられて、無理に無駄と思えるシーンやセリフが繰り返されるよりは、芝居としてはずっとおもしろいです。
私なんて、彼女の登場シーンではずっと泣かされっぱなし。
涙腺が壊れたみたいに、滂沱の涙でした。
それだけおいしい役どころではあったのですけどね。


レビュー「タランテラ」。
意外性豊富な構成で、楽しかったです。

宝塚レビューは、毎回テーマに沿った趣向で豪華絢爛に繰り広げられるショーなのですが、構成パターンというのは共通している。
スター順位に沿ったものでなくてはならないだろうし、ラインダンスとかタキシードダンスとかお約束のシーンというのもあるから、結局はショーの流れも観ていてなんとく予測できるものになっているわけです。

でも、今回はちょっとイレギュラーな展開でした。
専科の矢代鴻をはじめとする「歌手」の方々が次から次へと登場。
歌える人が歌い、踊れる人が踊るという感じで、完全分業制ともいえる舞台展開だったわけです。
私にはそれが新鮮で、結構ツボでした。
こんなに上手い人がいっぱいいるなら、むりに歌がお得意じゃない人が歌わなくてもいいじゃない、と思いましたね。
ぜひぜひ、他の組でもやってほしいものです。
やっぱり、せっかくお金を払って観に行くのに、スターさんたちへの愛ゆえに手に汗握ってハラハラしながら観なくてはならないというのは、ちょっと空しいですもの。
(誰とは言わないが)

でも、主役コンビはさすがに退団公演ですからじゃんじゃん出ずっぱりではあるけど、「歌手」重視の舞台だけに、ちょっと5番手以降の若手スターさんたちはわりを食っていたように思います。
私は、たまにはそういうのもありだと思うけど、物足りない人には物足りないかも。
おまけに、ラインダンスもなかった。
おまけに男役全員のタキシードダンスもなかった。
(こむちゃんがひとりだけタキシードだったけど)
先が読めないままに、気付きたら最後のパレードでした、てな感じです。
4番手音月桂が舞台袖でソロで歌ってる……と思ったらそれにかぶさるように2番手水夏希が歌いながら階段を降りてくるといった流れ。
おやおやいつの間にかに彼女がエトワールで、パレードが始まってるよ、みたいな。
おかげであっという間の1時間でした。
退屈する暇もなかったです。

ダンサーこむちゃんは、軽やかにそして激しく踊ってました。
(ただでさえ細い人が、さらにやせてないですか?)
もう観られないのは、寂しいです。
でも、雪組にはとなみちゃん(白羽ゆり)も戻ってくるし、水さんもキムちゃんも好きだし、……ということでまだまだこれからも期待です。





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Last updated  2006年12月06日 01時54分53秒
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