268535 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

ちょっと休憩

ちょっと休憩

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Category

Calendar

Recent Posts

Freepage List

Free Space

nariの最近読んだ本

Favorite Blog

1 obuse55さん
ポプリローズフィー… ポプリローズさん
ミステリの部屋 samiadoさん
まおふ~はいず sirokuro catさん
つきあたりの陳列室 inalennonさん
きたあかり カフェ きたあかりさん

Headline News

Comments

にゃんにゃん@ Re:宝塚が好きです part2 「出待ち」の巻(07/29) 面白かったです!私もまだまだ初心者なの…
ペット総合サイト@ アクセス記録ソフト 無料 楽天 アクセス記録ソフト! http:/…
ペット総合サイト@ アクセス記録ソフト 無料 楽天 アクセス記録ソフト! http:/…
ペット総合サイト@ アクセス記録ソフト 無料 楽天 アクセス記録ソフト! http:/…
2007年02月10日
XML
カテゴリ:
もう2月に入ってしまい、今更だけど。
昨年のマイベスト読書の最終回。

ロシア語圏の作品2点。


「ソーネチカ」
著者: リュドミラ・ウリツカヤ
訳者: 沼野恭子
出版社: 新潮社

こちらは、以前に感想を書いたので、説明省略。
読み終えた後に、なんとも言葉に表せない余韻に浸りました。


「ペンギンの憂鬱」
著者: アンドレイ・クルコフ
訳者: 沼野恭子
出版社: 新潮社

憂鬱症のペンギンを飼っている、売れない小説家のヴィクトル。
新聞社の依頼で、まだ死亡していない著名人たちの追悼録を書くことになります。
しかし、彼に書かれた著名人たちが次々不審な死を遂げ、ヴィクトル自身の身の回りにも危機が……。

ウクライナの作家による作品です。
シュールで、不条理で、サスペンスで、どこかコミカル。
なんとなく村上春樹っぽいテイストです。
(と思いながら読んでたら、訳者あとがきでもそのことに言及していました)

しかし、ソ連崩壊後のウクライナが舞台であるせいか、シュールな設定でありながらもなんとなくリアル感が漂います。
マフィアの暗躍なんかは、さもありなんという感じ。
しかし、その緊迫感を虚弱なペンギンの存在が和らげてくれていて、その緩急のおかげでリズミカルに読めます。
ストーリー自体は広がったままで終わらず、きちんと締められているのもいいです。
最後の1行が、うまいです。

村上春樹っぽさは、主人公の日常をこまごま書いているところにも表れてます。
でも、お国柄の違いは出ています。
村上春樹の主人公は、たいていパスタかサンドイッチにビール。
(和食はほとんど食べないので、「欧米か」とつっこみたいところではあるけど)
ここでは、ジャガイモ炒めにウォッカ。
アルコール度数がかなり高めのお酒ばかり、やたらに飲んでます。


結局、昨年のマイベストを数えてみたら9冊でした。
ほかにもおもしろかった本はいっぱいあったけど、記憶に強く残っている本がこれまであげた9冊、ということになりそうです。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007年02月11日 12時35分44秒
コメント(0) | コメントを書く
[本] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X