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2007年07月15日
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カテゴリ:宝塚歌劇&so on
久々の更新です。
一度ついたサボり癖はなかなか抜けないものだと実感中です。

さて、久々の更新は宝塚観劇記。
そういえば、宝塚観劇はさぼり続けたブログを再開させるきっかけになることが多いです。
「観に行った宝塚の舞台についてだけは、ちゃんと感想を残さねば」
と、変な義務感を持ってしまっているがために、こうしてブログ社会からフェードアウトせずに至ってます。
実際、誰に望まれているのでもなく、誰に強いられているわけでもないのに、……。
(まあ、それを言っちゃおしまいですが。見もふたもありゃしません)
でも、本当は宝塚観劇記も2回ほどさぼっているんですけどね。


雪組公演「エリザベート」。

一路真輝主演で雪組が初演してから、順繰りに各組が公演して、一巡して再び雪組。
6回目の公演となります。
個人的には、2年前に月組公演を2回、昨年は東宝版を観ました。
感想はこちら → 月組公演感想 東宝版感想

台風関東襲来か?と危惧されるなか、果敢に日比谷へ。
(結局のところ、行きも帰りもほとんど雨に降られることなし)

本公演は、雪組新トップコンビ、水夏希&白羽ゆりの大劇場お披露目。
お披露目公演が「エリザベート」って、かなり期待されたコンビってことなのかしらん?
白羽ゆりは前から何度か書いてますが、マイベスト5に入るお気に入りのスターさん。
気品ある存在感と芸の確かさで、他の娘役さんたちを引き離しています。

で、「エリザベート」。
2年前の月組公演とあまり変わらない演出だったと思います。
(ちょこちょこ違うところはあったけど)
しかし、2年前と違って、全体的にテンポのいい展開でした。
場面場面の切り替えに間がなくて、ひとつの場面が終わると傍から次の場面が始まるといった感じ。
おかげで、何度も見ていてわかっている舞台なのに、途中でだれることなく、最後まで飽きずに見ることができました。
でも、その反面、ひとつひとつの場面に余韻をあまり感じられなかったような……。
全体に印象が薄いというか。
2年前に感じた舞台全体から沸き立つ「熱情」みたいなものもちょっと希薄だったような気もします。
まあでも、私にとっては4回目の「エリザベート」だから、サプライズも感動も減少しているという点も否めなくて、公平には比べられないのだけど。

ミズ&となみの主役コンビは、前回月組の綱渡りコンビ(失礼っ)と違って、安心感のある2人。

ダンサー水さんの歌唱もなかなかそこそこの及第点、予想以上に歌えていると思いました。
緑と黒を基調としたファッションも、渋くてかっこよかったです。
でもって、彩輝直のトートが性別を超越した妖美な存在だったのに対して、水さんのトートはもっと男性的。
どちらかというと感情表現を抑えて人間でないものを表現した彩輝トートと違って、アグレッシブでワイルドセクシーなイメージです。
エリザベートをモノにできない苛立ちみたいなものも随所に感じられるし、いくらか人間的なトートともいえましょう。
恐ろしい死神だって、初めて人間に恋してしまったらかつてない感情に揺らされるのよ、てな感じでしょうか。
私としては、もっともっと色気とねちっこさも加わってもいいかなとも思いました。
宝塚じゃ無理かもしれないけど、もっとえぐい感じも打ち出してもいいかもと思うのだけど。
せっかく水夏希というアクのある人物を演じられる役者さんがトップになったのだし。
(以前、映像で観た水さんの悪役、とてもかっこよかったです)

となみエリザは、さすがに宝塚有数のお姫様役者の貫禄といったところ。
さすがにまだ年齢的に若いので晩年のエリザは無理があるかなとも思ったけど、少女時代から壮年期にかけては、「意志ある后妃」をきっちりしっかり演じてました。
ただもともとの期待値が高かっただけに、瀬奈エリザほどのサプライズ的感動がなかったのは、まあ当然で、致し方ありません。
それに、おそらくこちらが正統で、あちらは異色。
先にインパクト大のエリザを見てしまっただけに、ちゃんと「正統にまとまっている」ことがかえって不利になってしまうということもあるわけで……。

フランツ・ヨーゼフの彩吹真央。
「誠実でいい人だけど気弱でマザコン」という皇帝を青年期から老年期まで巧みに好演。
彼女のもともとの持ち味、すごく派手ではないけど堅実な芸達者というところが、役にマッチしている感じです。
そして、彼女は歌がうまいっ。
「水さんの歌、いいじゃない」と思っているところに、彼女の歌が流れると愕然とさせられるほどにうまい。
やっぱり、「上手い」というのはこのレベルを指すのね、みたいに納得してしまうのです。
一緒に観ていた母が、このフランツ役で一気に彼女のファンになっていました。

しかし、水さんのトップ就任に合わせて、お姫様役者のとなみちゃんと芸達者な彩吹さんの組替え(というか呼び戻し)。
これって、まさにニ巡目に入った「エリザベート」をやるために3人とも雪組に集められたみたいな……。
そんな印象大なはまり役の3人でした。

ルキーニ役は音月桂ちゃん。
ルキーニというもともとあるキャラクターに、彼女の持つキュートさんをかぶせたような感じ。
よって、下卑ていてもにくめない人物像となっていました。
月組公演で霧矢大夢のルキーニにすごく圧倒されたのだけど、彼女と比べると軽やかな印象かな。
どっちがいいとか悪いとかじゃなくて、「これが今回のルキーニなんだな」ということです。

ルドルフは、本作にて一気に4番手に躍り出た凰稀かなめ。
宝塚を観だした頃から長身で美しい姿に、チェック入れてましたが、ほんとにきれい。
芸や歌唱のほうは、まだ発展途上というところでしょうか。
「闇が広がる」も重々しさにかけるというか……。
でも、無力なプリンスという役柄には無理なく沿っていたと思います。
今後を楽しみにしてます。

ほかの役者さんたちについては、いろいろ書きたかったけど、疲れました。
気力があったら、またの機会に。

そんな感じで、「エリザベート」。
大好きな演目だけど、何回見ても、ラストだけは納得できないでいます。
60歳まで当時としてはきっちりと長く生き続けた上に、他殺で死んだエリザベートが、なぜトートの愛を受け入れたことになるのか。
(ちなみに息子ルドルフが死んで9年も生きながらえています)
最後の2人の抱擁シーンは、唐突感をぬぐえないし、エリザベートの意思もよくわからない。
「死=トートとの愛の成就」ということなんだろうけど、でも積極的な死ではないし……。
ルドルフのあとを追って死のうとした彼女に「死は逃避ではない」とかなんとかいってせっかく自殺しようとするのに押しとどめたトートが、9年後になにゆえルキーニを遣わすのやら。
うーん、ミュージカルは説明が少なくて、悩んでしまいます。
何か、それに至る伏線みたいなものありましたっけ?
(あったとしたら、私は4回も見逃しているのか?)






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Last updated  2007年07月19日 03時46分33秒
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