カテゴリ:ねこ
何やらセンチメンタルなタイトルにしてしまいましたが、やっぱり今年の秋は
「別れ」の秋だったな~と思います。 家には、去年弟が拾ってきた猫、桃太郎がいますが、先住猫でシロという15歳のメス猫、 ジュンという17歳のオスのぶち猫がいました。 いました、というのは、9月23日にシロが、10月30日にジュンが、天国に旅立ったからです。 シロは、うちに来たときにはすでに猫エイズで、季節の変わり目ごとに病院通いを していましたから、15歳というのは、彼女はすごくがんばったと思います。 実際、食べなくなってからも、水と栄養剤の注射だけで2週間も生きましたし、 最後まで頭はしっかりして、賢くて、怒りん坊さんでした。 すごく頭の良い子で、その上聞き分けもよく、叱りつけたりしなくても、 一度やさしく「だめよ」と言えば、同じことは二度としませんでした。 若いときは名ハンターで、コウモリも捕まえてきました。 病院に行って処置をされてもじっと我慢していて、キャリーケースに戻して 扉を閉めると、腹いせに扉に鋭いパンチを喰らわせていました。 ジュンは、うちに来た3匹目の猫で、すごく食いしん坊で、甘えん坊の末っ子猫でした。 お魚が大好きで、若い頃は魚を台所でおろしていると、押入れで寝ていても 起きてきてねだったものです。 晩年は、老化による関節炎で、足元もおぼつかない程ヨロヨロしていたのに、 鮭の塩焼きが食べたい一心で、テーブルに上がって盗み食いをしようとしていました。 すごく鼻が利いて、魚くさいにおいがあるコラーゲンのサプリメントをかじって 味見してみたり、ドライフードを袋から食い破って盗み食いしたりしていました。 大きな猫だったので前肢もふかふかで、ピンクの肉球がきれいで、握手すると いい気持ちでした。 飼っていた猫を見送るのは初めてではありませんし、最後まで面倒を見られたのは、 ある意味責任を果たせて、ほっとする面もあります。 それでも、いつも日向ぼっこしていたお気に入りの場所に、見慣れた姿がいないのには すぐに馴れるものではありません。 桃太郎にとっては、初めて経験する別れとなりました。 猫には、死はどう理解するものなのか分かりませんが、いつも一緒にいた2匹が 相次いでいなくなり、やはりさびしいようで、前より甘えてくるようになりました。 最近読んだ本によると、動物には死は自然なこととして受け入れられていて、 人間のように死を恐れたりしないのだそうです。 そして、ペットはむしろ、自分の死を嘆き悲しむ飼い主を気遣っているのだとか。 そうだとしたら、これは人間こそが彼らを見習うべきことですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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