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カテゴリ:小学生の頃
小さなころは、転校ばかりしていたから、教科書もそろわなくて、
あんなに元気いっぱいで登校していた私が、 学校の授業に、ついて行けなくなり、とうとう、 学校では、物も言えない子供になった。 3年生の終わりころ、また、引っ越し。 転校する日、先生が、 「貴女は、家では、しっかりした子なんだから、 今度の新しい小学校に入ったら、一番に手をあげてごらん」と 言われた。 転校生として紹介されて、教室の椅子に座ったとたんに、 「だれか、社会の本を読めるひと?」と。 勇気をだして、目をつぶって、さっと手をあげた。 すると、すかさず、指されてしまった。 ところが、読み終わって座ると、 「朱鷺子さんの発音は美しい、みんなは、朱鷺子さんを見習いなさい」 先生から大変ほめられて、驚いた。 それからは、 突然自信がついたらしく、表現できる子供にコロッと変わった。 子供って、単純なところがありますね? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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