読まなくてもいい話

去年の８月。
町内の婦人会で一緒に温泉に行った。
そこは、ひなびた温泉だった。
すぐに、ひとりでお湯場に行くと、まだ早く
お掃除のおばちゃんが、まさにお掃除の最中だった。
でも入っていいと言うので、
服を脱ごうとしてふと湯舟の方をみると、全部ガラス張りで、
外に作業用の車があった。

「作業中だったら、みられちゃいますよね？」と
おばちゃんに聞くと、
「見ないよ」と憮然と言う。
「でも、誰かいるかもね？」と言うと
「いても見ないから」と言う。
「でも、こっちむいたら丸見えよね～？ 」と、重ねて言うと、

「あんた、まだ恥ずかしいんかい！」と。

「あたりまえじゃない！恥ずかしいでしょお」と言うと
「へえ～私は恥ずかしくない」だと～

色気の無いのは、自慢の内らしい。

しっかし、
まだとは何よ！まだとは！笑っちゃった！