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カテゴリ:50代
2000年に2度も入院した。
60才前後は、体も曲がり角を迎えるのか? ここらで、昔の人は死んだのかも知れないが、 宇宙の大自然の、ふるいにかけられても、新しい医療技術で 命を長らえることができるのは、ありがたい。 しかし、切ってみたら、癌でも何でもなかった。 人間ドッグは、新鋭技術を駆使して、調べあげるが、 何でもない物まで、危険因子と決められて迷惑なこと! まあ、そんなことばかりではない。実際2004年は 大腸癌の早期発見で、助かった。 でも、30才から、毎年人間ドッグで、検診を受け続けたが やっと、34年後に役に立っただけだ。 あまり、早い検診も無駄かも知れない。 とも、言えないか?保険みたいなものだね? 2000年の手術の時は、海の近くの地方に住んでいたから、 退院の日、夫が迎に来てくれ、海を見に行った。 いつも、海に行きたいと言うと、「今度ね、」と言って なかなか連れて行ってもらえなかったのに、 私が癌でなかったから、夫もうれしかったのか、 家路と方向が違うな~?と思っていると、 黙って海の方に車を走らせてくれていた。 町おこしで、海を眺めるステキな丘ができているのだが、 哀しいことに、いつ来ても、 人っ子ひとりいない。 すばらしいロケーションが、もったいない。 この日も、絶景を独り占め。むふふ… この地は、大抵曇っているから、毎日、海も荒れて鉛色だが、 この日は、まるで、 私を祝ってくれているかのように 空が晴れ渡り、海の色も、 明るい水色と、明るいエメラルドグリーンのミックスで、 オーストラリアのゴールドコーストに、ちょっと似て 乳色の混ざる、あたたかな、やわらかな、おだやかな色だった。 健康で、元気のありがたさを、心から、しみじみ味わいながら、 視界を遮る何物もない長い長い水平線を眺めた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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