|
カテゴリ:50代
1997年ごろだったかな?前の田舎の町にいた頃だった。
私が出かけていた時、それは起こった。 家に、ひとりの男が何かわめきながら入って来た。 右手に鉤のついた長い棒を持ち、左手に鋏を持った男は、 目が据わっていた。その場にいた、一人の青年は、これは大変と、 急いで、別室に隠れた。若者は、役にたたないな~?ほんと。 夫は、男を、なだめながら外にうながした。 外に出たら、だれかが助けてくれるかと思ったが、 あいにくだれも通らなかった。 すると男はいきなり長い棒をよこなぐりにした。 棒の先の鉤が、夫のポケットに入っていた物に当たって、 カチーン!!と、金属性の音がした。 その頃、流行った電磁波カットの金属板だ。電磁波防止用の板なんて、 多分、いかがわしい物であったのだが、思わぬところで、役に立ち、 災難を救ってくれた。 その次ぎに棒を振り回して、なぐりかかった時、 棒の先が、ベルトのバックルに当たって、また、カチーン!!と 金属性の音を発てた。 全く!怪我をしなくて不思議だね? その時、急に 「水、水を飲みたい」と言う。 そこで、台所に誘って、水を与えて、 飲んでいる間に急いで110番。 それからすぐに、サイレンを消して、パトカーが到着し、 3人の警官がどどっと来てくれた時は、頼もしかったよ~ と、夫は話す。 男は、3ヶ月くらい拘留されていた。 出所後夫婦で、お詫びに来た。 なんと!その男は、我が家の隣の女性の内縁の夫だった。 夜、時々泊まりにくるだけだったから、私達は知らなかったのだった。 こんな静かなおだやかな田舎にも、薬物中毒で、 身を持ち崩す男がいるなんて!信じられなかった。 じわじわと、そんなクスリが、ひなびた田舎にも 浸透してきているのかな?と、思う。 隣の女性は、一人でがんばって、 とってもすてきな、かわいい家を新築して息子と住み、 きちんとした女性だと、思っていたのに、 そんな男がいたとは、驚きでした。 しかも、その後も、別れないんですよね。人間いろいろですね? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|