読まなくてもいい話

毎日雨が降り続いて、とっても寒くて、
桜も開花をためらいがちだったが、
今朝の日曜日、空が真っ青に晴れ渡ると、一分咲きだった桜が、
あっというまに８分咲きになったので、
毎年のことながら、この桜の変身には、驚かされる。
今夜は、市の大きな公園のライトアップを楽しみに、期待して、
お酒と、つまみを用意する。
公園に行くと、７時だと言うのに、点灯されていなかった。
え＝＝＝＝＝＝＝？？？？？？
またまた、お役所仕事？か？日曜日だから、点灯しないって？
日曜日こそ、市民の為ではありませんか？疑問符が頭に浮かぶ。

この、雪深い地方では、公園のトイレは、雪になる前に、
大きな板で、しっかり閉じられる。
春になって、雪が融け、市民が遊びにきても、
トイレは閉ざされたままである、決められた日まで、開かない。
困った市民は、トイレ周辺で、用をたす。
私が、市役所に電話したが、「今度の月曜日と決まってますから」と、
けんもほろろであったことを、思い出して、ちょっと気分が重い。

桜のライトアップは、まだ、枝が、まったく咲くようすも無い時から
がんがん点灯されて、だ～～れもいない公園に
５時ころから１０時まで、毎晩、点灯しているのだ。
決められた日ということなのか？
もったいないな～～と、思っている。
やっと今日、桜が咲いたが、
日曜日だから、ライトアップの電気を点けないって、どうよ。
市民をなめちょるんやないか？
ま、仕方ない。
老夫婦は、笑いながら真っ暗の中で、酒をくみかわす。

と、７時半ころだった。２人の男が、電気の配電盤のところで、
ごそごそやっている、携帯で、何やら、聞いたり、報告したり
してるみたい。
あ～～、そうか、故障して点かなかっただけだったんだ！
あ～～、私達、いやな思いをしたけど、おやおや、
自動スイッチの故障だっただけなんだね、怒って損した。
人の良い、老夫婦は、笑った。
とうとう８時ころ点灯した。ばんざ～～い！ありがとう！
休日に、呼び出されて、気の毒でしたね。
ごくろうさまでした～と、言ってあげたかった。
電気が点くと、急に車が公園に入って来る。
みんなも、待ち遠しかった遅い春を楽しみたいのだね。