読まなくてもいい話

私の夫の小学生の時代は、
運動会や、遠足などは、家族の団らんともなっていて、
子供の親は付き添いを兼ねて、必ず一緒に行って楽しんだものなのです。

それなのに、
夫が、小学校１年生の初めての遠足の時、
受け持ちの女の先生は、
「みなさん！もう、小学生なんだから、決して、お父さんお母さんと
いっしょに学校へこないよう。遠足には、必ず、
子供だけで、行くことにしましょう！」と、申し渡したのです。

真面目な夫少年は、母親が「一緒に行きます！！」と言うのを
「先生がああおっしゃったんだから！絶対に来ないで！！」と言って
断ったそうだ。
しかし、学校に着くと、夫少年以外のこどもたちには、
全員親が、ついて来ていたのだった。
それでも、彼はけなげにひとりで歩いた。

お弁当の時だった。先生は他の保護者の方々のまねきに応じて、
楽しく、楽しく、みなさんのところでお弁当を広げていたそうだ。

夫少年は、たった一人ぽっちで、離れたところで、
ちゃんと腰を下ろすこともよくわからなくて、
しゃがんだかっこうで、お弁当を食べたそうです…………　涙　激流