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カテゴリ:日常
夫の甥にあたる夫婦達から、ひとり息子の
可愛い入学式の写真が送られてきた。 私は、 日ごろ行き来のない甥のことだが、かわいいチビちゃんの写真に 感激して、すぐに、お祝いを贈ってあげようと思い、夫の了承を得た。 お洗濯物を干しながら、ふと、 私自身の甥夫婦のことを思い出した。 姉が亡くなってからは、時々、 甥たちはどうして暮らしているかと、心配していた。 甥は、父も母(私の一番上の姉)も亡くした後は、 私が頼りだろうに、 一度も何も、泣き言を、言ってこない。 そういえば、子供たちは、もう、大人になっているし、 2番目の子供も大学生だろう。 それにしても、彼等の事を、心配している割には、 私は、何もしてやっていないのだった。 夫の甥は、今をときめくIT関連の有名会社に勤め 時々外国にも出張している。多分、生活に困ってはいないだろう。 それに反して、私の姉の子供達は、それほどではないのだ。 お祝いをあげたり、何かするとしたら、 姉の子供達にこそ、すべきだったではないか? 思えば、 彼等は、 何かと自分たちの事を、私に知らせれば、 お祝いを要求している様に取られてもいけない…とでも 思ったのかもしれない。 私達に頼って、迷惑をかけてはいけないと、固く、自分たちの心に 決めていたのかもしれないではないか。 反省すると同時に、急に悲しくなって、 夫にそれを告げながら、涙が止まらなくなった。 夫は、 僕たちは、みんなの為に色んなことを、がんばってやってきた。 人間は、平等に出来ることもあるが、 出来ないこともあるよ。 だから、 今回は、かわいい楽しい写真を送ってきたし、 そんな縁に触れて、素直に何かしたくなったんだから、 それでいいんだよ。 そう言って、すぐに、お祝いの手紙をしたためていた。 そして、お菓子でも送ってあげようよ。と、私をうながした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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