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カテゴリ:日常
先日、近所のAお婆さんから「茗荷の甘酢漬け」をいただく。
わ! 内心こういう甘酢というのは、大嫌いだと思う。でも、 自慢の茗荷を、わざわざ持って来て下さったのですから 「うれしい~~!ありがとうございました!」と、 元気いっぱい喜びの声を挙げる。お婆さんも満足そうだ。 よかった。お婆さんが元気になるならば、 いくらでも、演技は、できる。 で、すぐに誰かにあげちゃうのも申し訳ないし、 一個 口に入れてみた。 「お、お、おいしい~~~~~~~~!!!!!」 びっくりした。 こんなものが、やたらおいしいなんて??うそでしょお?? そうだった、このAお婆さんの下さる煮物も実においしい。 そこで、思い出したことがあった。 私はこの地方に引っ越して来てから この地方独特の「梅干しの甘酢漬け」に出会った。 近所の梅干し婆さんBさんCさんが下さるのは、 「げ=!」という代物で、つくづく嫌いだと思い、 なんてまずい物をつくるんだろう? 普通の梅干しがおいしいのにぃ~不思議だな~ 甘い梅干しなんて、食い物じゃねえよ~、と 思うのだった。 (勿論、顔では、にっこりしてますが) ある日、 ここに来てから知り合いになった友人が、 大きな梅干しの瓶をかかえて来て、甘酢の梅干しだから あげると、言う。 母の漬けたもので、すごくおいしいから 一個食べてみろみろと、薦める。 げげげ、内心いやだったけど、 いつもの様に、「うれしい=====!!!!」と 大げさに喜んで、一個口に入れた。 「お、お、おいしい~~~~~~!!!!!」 ほんとうに、おいしかった! おいしくておいしくて、3つも一度に食べてしまった。 若い時に、初めておいしい物を食べた人は、 甘酢の梅はおいしい物であると、脳にすり込まれるでしょう。 本当に、腕の良い人が作った物を食べた人が、 そのおいしさにあこがれて、私も作って食べようと思い、 どんどん広がって行ったのでしょう。 子育ては、最初に、 にんじん、ピーマン、など、おいしく料理して 食べさせてあげないと、「まずい、嫌い」が、 すりこまれてしまうと、思った。 私はもう、遅いけど…涙 子供達、お代官様、お許しくだされい~~~~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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