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カテゴリ:30代
1978年ごろ
私達はお休みの日などには、 前橋から赤城の山 とか榛名山に登るとか、 碓氷峠を通って軽井沢に行ったり、ドライブを楽しんでいた。 ある日、碓氷峠を登って行くとき、 山の道のカーブの茂みをちょっと切り開いて そこに、人形が置かれていた。 それは、すごく、はっとするような人形だった。 ピカピカの白バイが2台くらい置いてあって、 白人の顔の人形6体くらいで構成されていた。 全員が、白バイの制服の美しいコバルトブルーを着ている、 真っ白なマフラーを首に巻いて、 マネキン人形のようにハンサムな顔で、ニカッっとしている。 一人は、白バイにまたがってニカッとしている。 一人は、白バイから降りて側に立ち、ヘルメットを手に持って 白い歯を見せ、ニカッとしている。 周りを取り巻く白バイの警官もそれぞれ、ヘルメットを かぶったり、手に持ったりして、白い歯を見せ ニカッっとして、談笑している雰囲気を醸し出している。 すごく、美しい人形達だった。それが2カ所設置してあった。 次ぎの年に楽しみにして行ったら、もう、置いてなかった。 あの人形にもう一度出合いたい。 あの人形はいったい、どういう目的で設置されていたのだろうか? 坂を下ったり、登ったりの急カーブの場所だったし、いつも車は混んでいた。 見入ってしまって、事故を起こしてもいいよ~と 言わんばかりに、どうどうと飾ってあったけど。 雨にあたった様子もなかった。 とても美しく、かっこよかったな~~~~~! あの、人形をもう一度みたいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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