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カテゴリ:東京
20才で結婚して、東京に住んでいたころだった。
部長は、仕事が終わったら、 毎晩、部下を集めて賭け麻雀をしていた。 毎晩毎晩遅くまで、それは続いた。 私は、だんだん腹が立ってきた。 ある夜、私は決心して家出をした。 家出しても、行くところはたくさんあった。 ちょっと前まで大学生だったし、 大学中途退学して結婚した身だから、まだ、友人が東京には、 ごろごろいた。 その中のひとりの家に行って泊まった。 夫は、驚いたことでしょう! 夫は、悲しんだことでしょう! でも、私は、ふん!ざまぁみろ!と、思っていた。 そして次の日、家に帰ったら夫が待っていた。 私は謝らなかった。ちょっとバツが悪かったが。 こういう事を続けていたら、仕事にも影響するのではないか。 私は一人で夫の上司に会ってお願いした。 それからすぐに、夜の賭け麻雀はお終いになった。 1年後、夫は栄転した。 めでたし、めでたし。 この記事を書くに当たって、夫に聞いてみた。 「ね~ぇ?あの日、私が家出したから、夜の賭け麻雀が無くなって みなさんも、ほっとしたんじゃないかしら?」 夫 「あれ?そんなことはないよ、僕だけが、行かなかっただけで、 そのまま、みんなは、毎晩麻雀をやってたのさ」 「え゛===============!!!!」 知らなかったぁ==============! ということは、 1962年のあの昔、あの時代、 部長の招集に応じなかった夫は、なんと勇気があったことでしょう=! 私は、今日、ちょっと夫を見直しました。 でも、考えてみたら、いや、考えなくても、 私は相当脳天気。 馬鹿まるだし。あほです。 エへ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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