227862 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

読まなくてもいい話

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

コメント新着

alex99@ Re:こんにちは~~っ(06/21) 朱鷺子さん かなり 健康を回復 されたよ…
♪テツまま@ Re:こんにちは~~っ(06/21) 暑いけど 大丈夫? 生存確認にきました
朱鷺子6565@ Re[1]:こんにちは~~っ(06/21) ♪テツままさんへ わあああ! ありがとう~…
朱鷺子6565@ Re[1]:こんにちは~~っ(06/21) ひよこさんへ ありがとう~~~!!!!!…
朱鷺子6565@ Re:こんにちは~~っ(06/21) ありがとうございます!!
ひよこ@ Re:こんにちは~~っ(06/21) マイペースで過ごしましょう~
♪テツまま@ Re:こんにちは~~っ(06/21) きゃあ〜 生存確認できた〜 人生いろい…
銀河 遼@ Re:がんばる朱鷺子さん(08/30) 頑張って…その上で天命を待つのと、頑張ら…
ばあチャル@ Re:がんばる朱鷺子さん(08/30) おかえりなさい♪ 復帰のお気持ち嬉しいで…
tckyn3707@ Re:がんばる朱鷺子さん(08/30) 初めまして、alexさんのところで知りまし…
2008.12.29
XML
カテゴリ:
父は、体が大きくて、逞しく、元気で勇気のある頼もしい男だった。
母は非常に働き者だったが、基本的には体が弱かった。

父は生前、自分もいつかは死ぬであろうなどと、
考えたこともなかったであろう元気な頃、大病を患った後、
呆けてしまった。
とうとう自然な排尿機能が不全になって入院し、
1年後に亡くなった。


母は看病をしながら、戯れに父に聞いた。
「貴方と私はどちらが早く死ぬかしら」
それまで、妻より自分が先に死ぬかもしれないなどと
思ったことも無かったであろう父は、非常に驚いた目をして
母をまじまじと見たと言う。
そして、おもむろに

「人の生き死には、神様にまかせましょう」と静かに言った。

呆けているのに、素敵な言葉を贈ってくれたと言って
母は驚き、また、喜んで、私に話すのだった。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008.12.29 19:32:26
コメント(14) | コメントを書く
[父] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X