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カテゴリ:日常
パンタロンというスラックスが流行ったことがあった。
スラックスの裾が、すごく広がっているスタイルだ。 1960年の夕刻 銀座を歩いていたら、向こうに、十朱幸代さんが友人と歩いていた。 すごくかわいい娘だった。 彼女は、ちょっと裾が広がったようなスラックスをはいていた。 「あ!新しいシルエットのスラックスだ!かっこいいな~!」と 思ったが、なかなかすぐには流行らなかった。 1967年頃は、だれもかれもがミニスカートと並行して パンタロンをはいていた。 私も小さな長女に花柄のパンタロンを縫って、登園させたら すぐに、保護者のお母さん達に囲まれ、 「うちの子にも~~!」と頼まれて じゃかじゃかじゃかじゃか10枚くらいは、縫ってあげた。 1973年ごろ、マキシのコートが流行ったことがあった。 長いコートで、丈が、くるぶしのあたりまであるのだ。 ある日、若い男性が入社してきた。 「おいおい、マキシのコートを着てるよ~」ちょっと騒がれた。 その男は、ある日 顧客のお金を持ち逃げしたので、 夫が、責任をとった。 マキシのコートは、大げさな長さだったので、 大流行とまでは、行かなかった。 女性の間では、いつまでもミニが主流ではあったが、 マキシ丈のスカートも流行って、 ちょっとしたパーティーなんかでは、 ロング丈のドレスがあたりまえだった。 あるパーティーに招待されて、夫と二人で出席したら 私の席は無かった。 恥ずかしくて、 ロングドレスをひるがえして一人で帰宅した。 まだまだ、日本は、 男性優位の時代を引きずっていました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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