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カテゴリ:日常
6月と7月は
たくさんの予定が入っていて、スケジュールが一杯だ。 毎日が忙しい。 こちらに引っ越して来てからできた友人が 娘の嫁入り先の義母さんの日本舞踊のおさらい会に 一緒に行って観てほしいと頼まれて、 一度つきあったら、5年のしがらみが出来る。 この舞踊の会は、この地方では、大きい方で、長く続いている。 ちゃんとした舞台を借りて毎年のおさらい会を怠らない。 今年も例によって、しぶしぶ遅れて行った。 気が進まない理由。 ★毎年、全員が、同じ制服のような簡素な着物で踊るのが味気ない。 ★踊りをしっかり覚えていない人が多い。 ★へたくそで、まるで、体操のような人が多い。 ★ほとんどの人がお年寄り。(若い人が2人いて、50代後半) お師匠さんの体調が悪くなって、 会は、ちょっと下降ぎみになり、若い人が来なくなったらしい。 3年前から 1番弟子の50代後半の女性が采配をふるっている。 さすがに1番弟子の踊りは見事だった。 良かったのは、その女性たったひとりだけ。 やっと、安心して日本舞踊を観た気がした。 しかし、 惜しむらくは 彼女には、全く色香というものが見えない。 どうしてこうも、生徒さん達が皆、そろいもそろって 体操風の、味気ない舞踊なんだろう?と、考えたが、 やはり、1番弟子の女性のせいだと解る。 どんなに上手に踊っても しっとりした艶のようなものが無いと、 踊りに柔らかみが無くなり、さっぱりしてしまう。 おまけに、すらりと背が高く、 手足が長く、細身の体が裏目に出たか どう教えても、生徒さんには、 体操にしか見えないのであろう。 舞台が暗転して、後ろの幕に、 彼女のうごく姿が影になって見える時があったが、 私はふきだしそうになった。 背筋をピンとのばし、顎をつんとつきだして、 さっさっさっさっさっさっと 歩いている。 味もしゃしゃりもありません。 私が若い頃 お茶のお師匠さんに ご注意を受けたことを思い出した。 貴女は姿勢が良すぎます。 ちょっと顎を引いてくださいませんか? ちょっと小腰をほんのりかがめてくださいませんか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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