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カテゴリ:日常
台所の食卓テーブルを新しくして、お正月を迎えたいと思い
何軒も何軒も家具屋さんをはしごして 気分にぴったりの物を探しまわった。 疲れ果てた。 夫が いいかげんな中途半端な物を買うよりも 家に合わせて、ちゃんとしたテーブルを作ってもらった方がいいんじゃないか? などと言い出し、やたらかっこいい話に発展。 ドイツ人が工房にいる、いかにもそれらしいエプロンをつけた男の 家具屋さんを尋ねる。 いろいろと見積もりの前段階の話を聞きながら、2軒ほど巡る。 一番安いものでも、 それほど良い木を使っていなくても、 どっしりとした、すばらしいクラシック。得意そうに 「これでしたら、30年以上もつはずです。」と、おっしゃる。 大いに感動し、気持ちがその方向に傾きかけたけれど 私はつい、 「家のほうが、もつかどうかわからないのに、30年もつ家具と 言われてもね」 と、自虐ギャグをつぶやいてしまう。 レストランでお昼を食べて 近所にある、xトリをのぞいて帰ろうと提案する。 そこには、 私らしい軽めの好みの、すってきな家具がぞろぞろあった。 10分の1の安さですものねぇ。 テーブルの条件のひとつは 我々は、 最近引越しして、お昼には、若い人と一緒に食事をする。 その若い夫婦の赤ちゃんが座る椅子を、 テーブルにくっつける事ができるか、ということだ。 これなら良いと見定めた品物を 別の日に 若い人に、予約注文をするように店まで行ってもらった。 彼から、電話が来る。 開口一番 「奥様、どうか、おちついて、しっかり聞いてください。」 私は、何が起きたのかとどきりとする。 事故でも?と思い、とりあえず、急激に暗い気持ちに落ちるのをおさえて 「どうしたの?」 若い男「あのテーブルには、赤ちゃんの椅子を取り付けられませんでした」 があ~~~~ん。 (馬鹿にしないでほしい。私がそんなつまらないことで キイキイ騒ぐとでも思ったのか? どうか、落ち着いて、しっかり聞け?だと?失敬な!!)と、内心思う。 しかし、すぐに私は反省するのだ。 わざわざ そんな言葉で、たしなめられるほどに、自分の日常は、 感じたままを、あらわに言って騒ぐのだろうか。 若い人は、私のおおげさな表現に、とまどい、憮然とすることが 多々あったのであろうか。 普通の68才のお婆さんならば、 どんな事態が発生しようとも、 静かに、落ち着きのある麗しい態度と言葉で、 おっとり対応できるのが分別であろう、 しかるに、 日常が、いつでも、 頭の中が空っぽのちゃらちゃらの女の子風に おかまいなく騒いでしまう私なんでしょうかねぇ。 少なくとも、その若い夫婦には、私は、変なばあさんだと そう思われているんでせう。 ああ、なさけない・・・・・・・ 話がこんな落ちになってなさけない・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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