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カテゴリ:長女
まだ元気はないの。
しばらく前から風邪をひいて、いつものように布団の中でごろごろしていた。 とつおいつ色んなことを思う。 まず、大震災。私の親類の一家が去年女川に赴任した、将来を期待される青年だった。 妻と2人の子供と、元気いっぱいに任地に赴いていた。 津波の警報を知って彼は妻と子供達を先に避難所へ逃がし、 自分は、近所の80代のお年寄りを連れに行ったまま帰ってこなかった。 妻と子供達が避難所について、ふりかえると まさに自分の家が濁流にのまれた時だったと。 私は無念だ。しのぶに耐えない。思うだに胸かきむしられるようだ。 私の長女の下の女の子が中学校を卒業した。 「それが、答辞を読んだのよ」 「え”=========!!!!!」 その娘は、あまったれで、いつもふにゃらふにゃらしていて 家族の中では成績が抜群に悪いのを母親はいつも嘆いていたものだ。 昔は、成績の1番の男の子が答辞を読むのが常識だった。 何が起きたのか?しかも、紙を持たずに、そらで答辞を述べたそうだ。 はあ?分かりませんが、名誉なことです。感心してお祝いを贈った。 思えば、彼女は、小学校4年生の時にその学校に転校した。 その学校に同じ頃転校してきた男子生徒がいて、その子がいじめられていた。 ある日、彼がまた取り巻かれていた時、彼女はつかつかと歩み寄り ボスの足を蹴飛ばして、「いじめないで!!」と叫んだそうだ。 ボスの態度が一変して、いじめはなくなったそうだ。 ああ、ああいうこともあったなぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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