カテゴリ:家族
私の母の兄(叔父)は国際結婚である。叔父の奥様はスペイン語圏の方なので、当然叔父も3人のいとこもスペイン語を話す。日本語ももちろん話すのだが、彼らが母親と話す時はスペイン語である。
子供の時から、いとこの家に遊びに行くと、自分との生活環境の違いに愕然とした。自己嫌悪の塊になって、とぼとぼと帰る自分が惨めに感じた。 いとこも私もすでにみんな三十路を超え、昨日久しぶりに会った。やはり、いとこ達は海外に通じる仕事をしていて、1人が海外駐在、残りの2人も海外を飛び回っていると聞いた。また、自分の環境とのギャップに、愕然とした。 昨日は、スペイン語の話になり、やはり国によって、同じスペイン語でも話されている言葉が違うとのこと。また、話し方も違うらしい。例えば、スペインやアルゼンチンに比べて、メキシコのスペイン語は聞き取りやすい、とか、メキシコだけで使われている単語のこととか、アルゼンチン人気質とか。話自体は、とてもおもしろくて、中南米に行ったことのない私にとっても、とても興味をひく話題ではあったのだけれで、如何せんスペイン語の単語を知らないので、やはり少し肩身が狭かった。 特に面白かったのが、2番目のいとこが留学していた時の話。たくさんの留学生が世界中から集まっていたので、地域ごとに分かれて講義を聴くということになったらしい。アジアグループ、ヨーロッパグループ、北米グループ、中南米グループと、それぞれ集まってください、ということになった時、アルゼンチン人が手を挙げて、「アルゼンチンはどこのグループに入ればいいですか?」と聞いた、という。うちらからすれば、当然中南米じゃん、って思うのだが、本人達はそうは思っていないらしい。やはり移民の国らしく、自分達は「ヨーロッパ」という気持ちが強いらしい。そういう態度が他の中南米人達の神経を逆撫でするのだが、聞いているだけの私からしてみると、なんだかかわいい感じさえもする。まあ、実際一緒に生活していないから、本当はそんなかわいいものではないのかもしれないけれど。 それにしても、やはりいとこの家は国際派一家だな~と思い、改めてトホホを感じた1日であった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 19, 2005 08:38:24 AM
[家族] カテゴリの最新記事
|
|