カテゴリ:会社生活
今日は会社でとてもショックな出来事があった。
私の室では、事務系は私と派遣社員マサヨ、あと新入社員のカオリの3名。今年は新たな契約が幾つか決まる予定らしく、その為に新入社員カオリを採用したらしい。今までマサヨと2人体制でどうにかやってきたのだが、新入社員を鍛えて彼女に私たち2人の仕事を少しずつ分配すれば、新しい契約が来ても余裕でこなせる、と内心ほくほくしていた。 なのに、派遣社員マサヨが突然辞めると言い出した。 7月末までの契約にした、というのだ。 理由は、「周囲がどんどん成長していろんなことを吸収しているのに、自分は全く前進していなくて、置いてきぼりになった気がした」からだそうだ。更に、「渡鬼さんは社員だからいいですけど、私みたいな派遣は何か強みを持っていないとどうしようもないし」という。で、秋頃から短期留学する、とのこと。 マサヨは、カナダからの帰国子女でtoeicが900点以上あるとても英語ができる女性。しかも社交的で明るく面白い。周囲の営業マンとも楽しそうに仕事をしていて、とてもこんな突然辞めると言い出すなんて、思いもよらなかった。 でも、やはり今の職場はほとんど英語を使うこともなく、彼女的には満足いく仕事ではなかったのかもしれない。しかも、新入社員カオリが入ってきたことで、今まで私はマサヨにつきっきりで教えたりしていたのに、あまり構うことができなくなり、一種の「妹が生まれたお姉さん」的状態になってしまったことも要因の一つかもしれない。マサヨは「自分の居場所がない」とも言っていた。 理由はどうであれ、マサヨが辞めることに間違いない。派遣が辞めるというのは、派遣の自由だしそれは仕方の無いことなのだが、昨年1年間、マサヨを手塩にかけて育ててきた私の努力と苦労はどうなるのだ。。。しょうがないことなのだが、やっぱりむなしい。あんなに一生懸命育てたのに、1年数ヶ月で辞められてしまうだなんて。 マサヨは、「辞めるかどうかすごく悩んだけど、どこかで区切りをつけないといけないと思って」と言っていた。辞めることを躊躇したのは、この職場が居心地が良すぎるから、だとも言っていた。 単純な私は相手の裏表があまりわからないので、マサヨが言ったことは全部真に受けている。まあ、その方が幸せってこともあるだろう。いちよう、彼女が今感じているであろう居心地のいい職場のまま、彼女を送りだしてあげよう。 しかし、待ち受けている現実は恐ろしい。マサヨの後任は採用せず、私が彼女の仕事をすべて引き継がなくてはいけないらしい。そして、新入社員カオリへの引継も急ピッチで進めなくてはならない・・・嗚呼、いつになったら残業せずにうきうきOLの生活になれるのだろうか。 篠原涼子主演の「anego」と同じ世界が、渡鬼の現実にも待っている。 あー、こわ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 23, 2005 01:10:25 AM
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