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2024.09.21
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カテゴリ:ドラマ系の感想
“本編”が“本編”なので、

そのダイジェストである“土曜版”が、

“ドラマ”として“本編”を上回ることは、

絶対に有り得ないこと。

ただし、

“本編”が迷走状態ならば、絞り込まれた“土曜版”は、

それなりに、見ることが出来る状態になっている可能性が高い。



さて、前置きは、ともかく。


正直、頭が痛いです。

箇条書きにするのも、嫌になるくらい。

“本編”では、ネタを盛り込みすぎるほど盛り込んでいる。

原因は、いくつもあるが。

原因の一番は、

 作者が盛り込みたいことを盛り込んでいる

でしょう。

ま。そこは、良いです。

何を描こうが、何を盛り込もうが、

そしてそれが、どういう描写であろうが。

映像作品、一種の芸術作品として、否定するつもりは全く無い。

ただし。

それを、面白いと感じるかどうか、楽しめているかどうかは、

人それぞれ。

面白いと思えば、それはそれで良いし。つまらないと思えば、それでいい。

人は、それぞれ違うんだから、感じ方は、人それぞれですから。

だから、どう感じようが、それも、否定しない。

じゃ、何が問題かというと。

 盛り込みたいことを盛り込む

という部分までは良いと思うのだけど。

問題があるのは、

 盛り込むための手段

なのである。


 ドラマでは、何らかのネタを盛り込む場合。

 当然のことだけど、登場人物が関わるのだ。


本来、

 主人公が決まっているならば、主人公に関わらせて描くモノなのである。

ただし、あくまでも、それは基本。

いわゆる、群像劇だと。

 関わるのが主人公では無く、登場人物に変わるため。

 登場人物ごとに、ネタが生まれてくる。


そう。

 ネタ毎に、関わる登場人物が変わる

そういうことである。


さて、今作である。

今作の場合。

 中盤あたりまでは、主人公中心の物語になっていて、

 今作はが“主人公の物語”だった。

のである。

が、終盤に向かうにつれて

 ネタが増え、群像劇化が進んでしまった

おかげで、

 まとまりの感じられない“物語”に成り果てた。

現状は、まさに、その状態である。



脱線しすぎたが。

ここからが、今回の“土曜版”の感想。

正直、残し方が、異様。

ハッキリ言ってしまえば。

 最終週のために仕立て上げた。

そんな感じだ。

おかげで、主人公、ほぼいなくても良い状態だ。


以前から書いているが。

“土曜版”の放送後、BSでは“本編”が連続放送されている。

個人的に、“土曜版”を視聴後、

ほぼほぼ“本編”を見ているのだけど。

で。思ったのだ。


さすがに、端折りすぎでは?って。

そもそも、

最高裁の。。。っていうくだりは、

桂場の部分や、そこに関わる航一、寅子の部分も含めて、

あ。。。朋一のコトも含めて。

主人公の物語であるならば、

これらはナレーションで必要十分なのである


ラストの大法廷へ。。。の記事を残せば良いだけ。

そう。

“主人公の物語”として描くならば、そうあるべきだったのだ。

だが、

今作。“土曜版”にあるように、

どうしても、最高裁。。。。を残したかった。

おかげで、

主人公および関係者が、“桂場の物語”の脇役になっている。

それが、今回の“土曜版”


何度も書いてきたことだが。

主義主張は、好きにすれば良いし、残したければ残せば良い。

でも、

あくまでも“主人公の物語”ならば、

残して強調すべきは、少年法改正ではないのか?

で。どうしても最高裁を。。。っていうならば。

“本編”であった、よねが航一に語る場面は、全残しすべきだろうに。


結局、最終週のために“土曜版”

そして最終週のための、今週だった。

そんな印象である。



モデルだとか、そういうのはあるだろうけど。

これ、轟、よねのところの美位子を、美雪にすれば良いだけだったのでは?

そうすれば、主人公も関われるし。相手は、母でも父でも、祖父でも良いし。

桂場も含めて、登場人物全員が、普通に関われただろうに。

当然、その美雪の年齢次第で、家裁では無く地裁で。そして高裁、最高裁。

そういう“流れ”も作れるし、

寅子も、積極的に関われただろう。

政治家だって、少年法改正だって、

“流れ”があれば、そういう描写に納得感が生まれたのでは?


あくまでも、“ドラマ”なんだから、

こういうのは、御都合主義で良かったのではないのか?

むしろ、良い御都合主義である。

今作、わざわざ分離させて、アレコレと盛り込んだことで。

ドラマとして迷走。

作者の主義主張だけが、浮いて見えてしまっている。


。。。。絞り込みが出来ないなら、

上手く融合させるだけ。。。だったと思います。

そういうのも、取捨選択のひとつ。。。だと思いますよ


架空の物語だから出来るのでは?





もう。。。最終週に、書くことは無いかもしれません。

今回の感想で、そこまで書きましたから。



最後に、もの凄い不安を1つ。

これ、ココまでやってしまうと。

“次”に、単発にしても、1クールモノにしても、

作者の作品。。。不安なのですが?

まぁ、NHKでは、今作の作者に限らず。

1クールなのに???って思うほど、ネタを盛り込みすぎのドラマが、

一部の作者によって、作られていますけどね。どれだとは、書きません。

そういう作品に限って、援護射撃も凄いし。



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Last updated  2024.09.21 09:54:28


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