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2024.11.09
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カテゴリ:ドラマ系の感想
内容
大学病院にいた牧野(松下洸平)は、樫井真琴(三浦綺羅)を診察した。
インフルエンザと診断した牧野だが、薬などをでも良くなっているように思えず。
父・貴之(塚本高史)は、牧野の誤診を疑う。
適切な診断をしたと主張する牧野に高崎医局長(田辺誠一)は、
問題は牧野にあると告げる。

敬称略


脚本、ひかわかよさん

演出、西岡健太郎さん


別に今回のエピソードがダメというわけでは無いし。

“今”から“過去”を思い出すのは、よくあるパターンだ。

だから、不満はないのだが。

少し引っかかったのは、高崎の存在。そして高崎から牧野への指摘などだ。

確かに、“ドラマ”として“正しい”のだけど。

ふと、思ったのである。


原作があるのも分かっているが。

今作を見ていると引っかかるのが。

主人公なのに主人公として見せようとしている感じでは無いことだ。

そう。“ドラマ”“物語”の“主”に見えないのである。

もちろん、大人の事情等もあって、

子役を押し出したいのも分かっているが。

でも。今回のエピソードを見て分かるように。

今回ほど、自ら能動的に動いている印象がないのが、

今作の今までの主人公の描写なのである。ハッキリ言えば受動的な印象が強い。

おかしな言い方だけど。子役も含めた群像劇の一部になっている印象なのだ。

が、今回は、積極的それも能動的に動いた。

まるで“ドラマの主人公”のように。

それは、今回のエピソードで描かれた“主人公の過去”があるからなのだが。

だったら。。。である

だったら、今までのエピソードだって、

もっと、今回のように“ドラマの主人公”であっても、良かったのでは?


で。。。前に戻る。

ふと、思ったのである。

これ、もしも、

今回のエピソードを、初回に持ってきていれば、

ドラマ全体の“流れ”も作りやすかったのでは?

ってことだ。

例えば、保健室の“看板”にしても。

いつでも、どんなエピソードのあとでも、良かったことだよね?

今回のエピソードがあれば。

“学校医”になったことにも、“流れ”が生まれ、“意味”も生まれるし。

それこそ。

“学校医”であっても、学校外の活動にも、納得感が生まれたと思うのである。

これが“連ドラ”というモノである。


何度も書くが。

原作があるのも分かっているが。

多少、前後させたり、微調整したりは、

普通に行われていることだ。

もちろん、原作者サイドの了承も必要だけどね。

でも、“連ドラ”として、違和感を生み出すよりは、

必要だったことと思います。

だから、“連ドラ”でよく書くのが。

時系列通りに。。。。というコト。

過去があるから、今があり、これからの未来に繋がるのである。

前後させる手法自体は否定しませんが。

整合性がとれなくなるなるならば、時系列通りに描けば、

微調整が出来る。。ってコトである。

ま。。。それでも、違和感に気づかない場合もあるけどね(苦笑)



あ。そうそう。

今回のエピソードで、最も良かったのは。

ほぼ全てを学校内で解決していることだ。ま。一部は仕方ないけど。

緊急事態だし。

でもやはり、学校医なのだから。。。出来れば学校内で。

教師たちの場面なども多かったしね。

じゃないと、

いつまで経っても、学校医じゃ無くて。

街に唯一の診療所にいる、人の良いお医者さんになってしまう(笑)


とはいえ。

次回からは、普通に楽しめそうな気がします。

違和感も、モヤモヤも、それほど感じず。ツッコミも少なくて。

それくらい。

初期設定になっている部分。。。。“過去”は、大切なのである。

どこかの“朝ドラ”は、無茶苦茶だけどね。




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Last updated  2024.11.09 21:56:20


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