スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ2 第22話(最終回) 危険な追跡
『危険な追跡』内容メイス・ウィンドゥへの復讐を目論むボバ・フェットは、女賞金稼ぎのオーラ・シングの協力で、抹殺を試みるも失敗。するとオーラは、キリアン提督らを人質にしてメイス・ウィンドゥを誘い出そうとする。だが傷が癒えないメイスとアナキンに代わり、マスター・プロ・クーンとアソーカが、救出へと向かうことを決断するのだった。プロ・クーンは、ジャンゴの仲間だったオーラが加わっていると知り、アンダーワールドのジャンゴが、、よく立ち寄っていた場所へと向かう。一方、オーラは、ホンドーのいる惑星フローラムにいた。ついに、最終回を迎えるseason23部作のラストである。ボバ・フェットの追跡を受け、窮地を切り抜けたメイス・ウィンドゥだが、部下たちが、人質に!!!メイスの代わりに、プロ・クーン&アソーカが奮闘!!ま、そんな物語である。良くも悪くも、スター・ウォーズらしくそして、もっとも“シーズン2”らしいお話だったと思います。たしかに、面白いんですよね。ホンドー“この件に俺がカンでないことを知って欲しくてなこんな、味のあるキャラなんて、他にいませんし!ボバ自身の持つ、心も見え隠れしていますしね。“正義を求めているだけだ 殺したくないんだ まさに、まだまだ。。。。。いい少年である。ただ。ほんと、あれこれやりすぎているんですよね。ここからは総括気味。たとえば、アナキンとウィンドゥとの会話が存在する。救出に行くかどうかのやりとりだ。結局、プロ・クーン&アソーカが行くワケなのだが普通の作品ならば、やりとりがなされれば、その結果を描くのがスジなのだ。だが、、、今作。。。。そういったことは、描かれない。じゃ、なんのためのやりとりだったんだ?と言う疑問が生まれてくる。たしかに、2人のキャラの違いを見せるという意味では成立しているかといって、、その後、“人質”ということばをウィンドゥが口に出すように、人質を気遣っているような態度は、ほぼ見られないのも事実なのだ。そう、シーズン2では、こういった無駄描写が本当に多かった。あえていうなら、“わざわざ、アナキン・スカイウォーカーを登場させている”と言う感じだ。そのため、時間が無駄に割かれてしまい、メインの物語まで中途半端になると言う悪循環。今回など、そこにアソーカの成長物語と、ボバの物語。そのうえ、救出劇まで描いているのだから、終わってみれば、何をメインにしたかったのか、サッパリ分からないという状態だ。30分弱しかない作品で、キャラが、それぞれに際だっているならば、どこかに絞り込まなければ中途半端になると言うのは明らかなのだ。が、、シーズン2。。。。“1”の思い切りの良さに比べて、ほんとうに、物語が散漫だった。極論をいえば、アナキンを毎回登場させる必要なんてないんですよね。。。たとえアナキンが主人公であっても、脇役の時はおとなしくしないと!!メイン物語が潰れてしまっては、TVアニメとして劇場版のサブの物語を描いている意味が全くありません!!本末転倒だよね。。。ほんと。。どうしても何かしたいならば、連作にしてエピソードを減らすのではなく1話1話で、キッチリ決着を付けていけばどうにでもなること。どうも、シーズン2では、いろいろな大人の事情が働いたのが見える感じだ。そして、もう一つ、大きな不満点が存在する。全体を見れば、それなりに満足は出来るのだが連作であるがゆえ、展開が限られてしまうこともあるのだろうが、作られているネタが、似通ったモノが多かったと言う事。スター・ウォーズは、、どれも、、よく似た話があるが、ここまで、ネタが似てしまうと、あまり意味がありませんよね。コレがまた、、、、活躍するのはアナキンばかりだったら、なおさらである。このあたりも“1”のように、様々な角度から作られているのとは全く違う、、、ワンパターンに陥った“シーズン2”だったといえるでしょう。もう一度書かせてもらうが、面白く満足できる部分も多いが、不満点も多数出たシーズンだった。。。と言う事である。それにしても、『1』の方が、圧倒的に出来がよかったですね。。。。これまでの感想第21話 第20話 第19話 第18話 第17話 第16話 第15話 第14話 第13話 第12話 第11話 第10話 第9話 第8話 第7話 第6話 第5話 第4話 第3話 第2話 第1話