テーマ:最近観た映画。(40131)
節分の前日、つまり旧暦の大晦日に 長年の努力などとは無縁に、一気に成功の頂点に到達したことも 反感を買いやすいのだろうけれど、 新陳代謝のやたら速いネット業界ならではの成功事例であって、 Facebookを凌ぐ存在が現れるのは時間の問題。 YahooがGoogleに追い越され、 そして今、GoogleからFacebookに能力ある人が流出していて、 ▼Facebookの行く末とGoogle対決について しばらくすれば、どんどん次の波が押し寄せてくる。 高揚感と空しさが背中合わせの、そんな世界で 大抵の人は、しのぎを削りたいと思わないし、 人に憎まれてまで成功したくもないけれど、 挑戦の本能がうずく人は、犠牲の痛みを覚悟して 周囲を蹴落としてでも頂点を目指すべきだと思う。 そして傍観者は、 やはり安易な批判を控えるべきなのだろう。 2.未完のストーリーだから。 Facebookが生まれたのは、2004年2月。ちょうど7年前。 マークが生まれたのは、その20年前、1984年。 つまり、20才でFacebookを立ち上げ、 現在26才にして個人資産、ざっくりと7000億円。 ミリオネアでなく、ビリオネアですから。 まだまだ若くて、 人間的にすごく未熟な面があるからこそ、 これからその部分が能力レベルに追いついたら、 もっとすごい展開が待ち受けているかもしれない。 前述のグーグルがらみの動画で まばたきせずロボットのように無表情だった彼は、 3年後には、笑顔を交えて受け答えできるようになった。 学習能力は当然ある。 ブレーク直後は「よちよちCEO」と揶揄されていたけれど、 単なる頭の切れるギークでないことを この数年の経営手腕で証明している。 ▼Facebook マーク・ザッカーバーグの経営手腕 ソーシャル革命熱がそのうち冷めて 彼のことが多くの人の記憶から薄れた後も また次の波を作り出す可能性を秘めている。 一度は傲慢なワンマンとして解雇された、Macの生みの親、 スティーブジョブスが、iPodやiPhoneで再び世界を席巻しているように、 長らくWindowsで世界を牛耳る悪者扱いだった ビルゲイツが、その後、世界最大の慈善基金財団を立ち上げたように。 3.シリコンバレーが懐かしいから。 ドットコムのバブル時代の甘い汁を、ほんの少し味わった 青春の思い出が刺激されて、 映画が終わったあと、一瞬マウンテンビューの映画館にいるかと 錯覚に陥るくらい、どっぷり浸かった。 当時の仲間の一部は、その後もIT業界に残り、 数人は、まさにFacebookで勤務中。 去年、一昨年と、ベイエリアに遊びに行ったとき、 会社訪問をさせてもらい、 受付で名前を書いたら、一年前の訪問時の記録を参照し 瞬時にネームタグを印刷してくれたことに感動し、 食堂にも、ミニキッチンにも、 ベジ対応の食事やお菓子があることに浮かれ 私の知っているIT技術者の中では、かなりキレるレベルの彼らが 花形の開発職でなくオペレーションに携わっていることに 時代の流れと、実力&若さ主義のシビアさを感じた。 ▼Facebookの社内開発風景 SNSがここまで取り沙汰される前だったから、 私もFacebookのすごさを全く理解していなかったし、 彼らも日本のことなんて眼中になかったけれど、 急に日本市場の重要性が浮上したらしく、 今年は東京に出張でやってくるらしい。 そんな展開は、日本人として、友達としてやっぱり嬉しいし、 ミーハー心全開で、Facebookを応援したくなる。 とか一人で盛り上がっているうちに、 少し疲弊気味の彼らが、どこか別の会社に転職しちゃったりしてw 以上、夜中に書いた部分が暑苦しいですが、お許しを。 いやはや旧暦2010年を締めくくる、印象的な映画でした。 その他、同テレビ番組で面白かった箇所を抜粋して字幕をつけたので、 よろしかったら、どうぞ。 ▼マーク・ザッカーバーグのインタビュー冒頭 「ここまで成功するとは思っていなかったけれど、 誰かがいずれ作るだろうな(ならば自分が)と思った」 という起業きっかけの普通ぽさが印象的 ▼Facebook の弱点、プライバシーについてマーク・ザッカーバーグを直撃 辛口批評家につっこまれて、 文字通り大汗をかくマークの映像は一見の価値あり。 ▼マーク・ザッカーバーグ、映画を見た感想を述べる 映画を絶対に見ないと言っていたマークだが、 公開初日に気を変えて、全社員で見に行ったそう。 実生活での彼女のことなど、余裕の反論。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.02.07 08:36:23
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