|
テーマ:暮らしを楽しむ(388349)
カテゴリ:プライベート
深夜12時、友人が会社から電話をかけてきた。
明日、オークションで出品する商品を一緒に調達しに行く約束をしているのだが、その確認だ。 しばらく仕事の話しをしていて、そのうち相手がトーンダウン。 実は、何もかもから逃げ出したい気分だ、と友人が言いだした。 大企業の本社で頑張っているものの、社全体の業績が悪く、担当の仕事もうまくいかず、八方ふさがり。 プライベートもうまくまわらず、この前、数年付き合った恋人と別れてしまっている。 頑張って、頑張って、ずっと圧力に耐えて頑張って、見返りを受け取れないまま、闇のなかで戦いを続けている友人というのは結構多い。 競争の激しい場にあって、個人の生活は犠牲にせざるを得ない。 子供の頃からの夢の世界に、努力して到達している人というのも周りではたくさんいる。こういうタイプなら激務で死にそうであったとしても、精神的には救われる。 格好も、世間の評価も、モラルさえも気にせずに、自分で立ち上がる術を彼らはたくさん身につけている。 一方で、多くのふつーの頑張り屋達は、得てして大企業の歯車の1つになって、年齢と役職があがるほどに、いいように人事に振り回される。自分のキャリアプランなど自主的には描けないまま、孤独な戦いを強いられている。 仕事ぶりは数日のうちに数値化され、回覧される。 作業がポイントで換算され、点数によって会社から支給されるサービスやチャンスに明確に差が付けられる世界というのがここにはある。 異常な酒や薬や肉欲に逃げる奴も、競争の厳しい業界には少なくはない。 でも。 寂しくても、頭に来ても、虚しさに包まれても、どうかみんな、逃げないで、自分で高まっていこう。 週末の深夜1時。 友人の多くはまだまだ仕事をしている。 そして、わたしも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.09.30 09:58:41
コメント(0) | コメントを書く
[プライベート] カテゴリの最新記事
|
|