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テーマ:暮らしを楽しむ(388277)
カテゴリ:プライベート
同級生から写真がメールで送られてきた。
最近生まれたばかりの第一子。 元気な男の子が笑っている。 古い土地柄で結婚した彼女である。 ずいぶん厳格なご両親であるが、待望の跡取りの誕生に さぞ大喜びだろうな。 ちなみに、この友人。 学生の頃は夢を一直線に追いかけるタイプで、 自分が描いていた希望に忠実に、海外へホームステイ、留学をし、大学院に進み…と、 決して器用ではない人だが努力をして 自分時間で計画的にスキルアップしていくタイプだった。 その後、自分の能力を最大に発揮できる大組織に就職し、 早々にアメリカの大都市の支店長に抜擢されるなどの活躍ぶり。 それでも、あきたらず、より理想的な仕事や生活に近づけるように転職をし、全国をタフに転々としてきた。 私の友人たちは男女ともにまだまだ皆、独り身だ。 そのなかでも、この友人は最も家庭に遠いようなイメージの人で、 それをネタにお互いずいぶん冗談を言ったりしてきたものだが。 私の予想に反して、彼女は数年前に転勤の多い仕事を離れ、 両親がいる故郷に戻り、あっと言う間にいいパートナーを見つけ、結婚した。 そして、もう、母になった。 ダークホースだったなあ。 この人は、昔から言い訳をしない、覚悟の人。 自分でいちばんの幸せを掴んだんだろうと思う。 そして、つくづく思う。 私の同世代は、この数年が一番大きく動くときなのかも知れない。 進学や、新卒時の就職で経験した以上の転機があるらしい。 つまり、これまでは、10代ならば一様にいい大学を目指し、 20代ならば一様に一流企業を目指し、進んできた。 北に行くか南に行くかの差はあっても、いま思えば大差はなかった。 が、ここにきて生き物としての原点回帰組あり、さらに大きなチャンスを求めて能力アップにかける者あり。 自分の希望や夢とは裏腹に、所属組織から進路変更を迫られる者あり。 周りを見ても、 これまで積み立ててきたキャリアをリセットして、新しい仕事に打ち込む人。 仕事もパートナー探しも暗礁に乗り上げ、将来設計の再構築を迫られている人。 離婚をして、生活も仕事も大きく転換する必要がでてきた人。 世界企業での仕事を捨て、さらに一段上がるために、資格取得、転職と進むことにした人。 世界中を飛び回って仕事をしてきたけれど、いいパートナーと巡り会い、地方都市で家庭人としての生活をスタートさせた人。 みんな、私と同じ歳だ。 一時期、同じ組織で同じ意思をもって過ごした友人たち。 自分で人生のスケジュールを立てることが得意な連中だが。 この一年にあった出来事だけで、こういう風であって、 ほんの数年前には予想してなかった展開ばかり。 これからも長い長い人生。みな大きく変わっていくのだろうなあ。 どんどんと変わりながら、どうなるのだろうなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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