■渋谷区広尾の犬のトレーニング教室を見学
あなたの犬が、CMに出てくるクーちゃんみたいに、愛くるしくてそのうえお行儀が良かったらどうですか?今日は広尾(渋谷区)にある犬のトレーニング教室に行ってきた。で、見た風景が、上記の感じ。これまで、さまざまな犬に出会ってきたし、近年人気の犬種であればとくに国内、国外問わず、たくさん触れ合ってきたわたしなのですが。一般家庭に飼われているチワワで、あそこまでお行儀が良く、愛くるしい犬は見たことがない!!びっくり!良く、本でもテレビでも、犬のトレーニングは中型犬より大きな犬には厳しくしても、小型犬はしょうしょうルーズに。と紹介されているため、はじめから超小型犬については躾をあきらめている飼い主さんは多いと思う。で、部屋でも外でも、初歩の躾さえできなかった場合は、ワンワン、きゃんきゃん鳴いてしまうようになり。外に行っても、飛び出しや走り出しに悩み、それが毎日となると、負担になるケースもおおい。それが。できるのだね。ちゃんと、ルールをもって、トレーニングすれば。何が共同生活の中で嫌がられて、何がOKか分かっている、状態に。そうなれば、飼い主さんとしても、もっともっと自分の犬がかわいらしく感じるし、ほめるし、なでてあげるし、笑いかけるようになるから、ずっと良循環が続くというわけ。そして、もっともっと、犬が機嫌が良く、行儀良く、飼い主の言うことを聴き、明るい性格になるというサイクルが生まれる。すごい。午前と午後に送迎車も出る躾スクール。入校には頭数制限も合って、ちゃんと一匹に一人のトレーナーが責任をもってつく。場所柄もあり、仕事で忙しい人が、留守宅を守る犬の遊び(トレーニング)時間として社会性を考えて半日ほど預けるケースも多いという。犬は、そこで同じく預けられている犬たちと出会い、触れ合いつつも、けんかしたりせずに交流できるよう、しつけがされる。全体として、誉めて才能を伸ばす、というトレーニング方法で、犬にはストレスを感じさせずに、自信をつけさせるという考え。うーん。わたしも、そういう環境で子供時代からしつけてもらいたかった、とこっそり思う。犬は平日ここに通いつつ、休日などは自宅で飼い主とトレーナーと犬とで、学校で習っていることのおさらいをするというパターンが多い。飼い主としては、犬が散歩時に引っ張らなくなり、負担がなくなるため、出かけること自体が楽しくなるし、犬もさまざまなオープンスペースに連れて行ってもらえる可能性が広がり、孤独で抱えるストレスが減る。家庭としても、ぜんたいてきに豊かになるように思える。ともかく。すばらしい成果だった。チワワ、ミニチュアダックス、トイプードルなどの小型犬もみんな、いいこ。大型犬は、小型犬とは違うフロアでトレーニングを受けていた。広尾教室は小型犬が土地柄多いのだが、郊外の教室では大型犬がぐっと増えるそうで、ノウハウは厚い。預ける年齢としては1ヶ月半から半年くらいがベスト、と言っていた。一ヶ月半は早いのでは?ブリーダー宅で親兄弟との社会性をはぐくませるべきと教本ではこれまで書かれているはずだが?と質問したら、ブリーダーが良質ならそれでもよいが、多くはそうではないので、という回答だった。そうだった。そうだった。これまでの取材でも、たくさんの極悪ブリーダーを見たのだった。不潔でトイレトレーニングもしない環境で、生ませっぱなしのブリーダーというのは残念ながら少なくない。ノミ、シラミがいる環境で子猫、子犬をともかく「生産」している業者も実際に見たのだった。まだまだ料金は高いのだが、チャレンジできる人は、試してみてはどうだろう?とくに子犬のトイレトレーニングは、はじめの1週間が勝負という。さまざまな社会性、社交性の開発は生後半年までがベスト。犬だけ、ぽんと預けるのではなく、これを機会に飼い主さんもいっしょに勉強するのだから、長期的に考えて、とてもおすすめである。