クローン肉、アメリカでは既に流通の可能性
中日新聞によると、米紙ワシントン・ポストは、クローン動物の子孫から生産された肉類が既に米国内の市場に出回っている可能性があると報じたそうである。 【中日新聞】http://www.chunichi.co.jp/s/article/2008011601000882.html どうやらソースはここのようだ。 【washingtonpost.com】(無料だが登録が必要)http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2008/01/15/AR2008011501555.html 16日付けのWashingtonPostのRick Weissさんの記事。問題とされているのはこの部分のようである。以下Washington Postより At least one Kansas cattle producer also disclosed yesterday that he has openly sold semen from prize-winning clones to many U.S. meat producers in the past few years, and that he is certain he is not alone. "This is a fairy tale that this technology is not being used and is not already in the food chain," said Donald Coover, a Galesburg cattleman and veterinarian who has a specialty cattle semen business. "Anyone who tells you otherwise either doesn't know what they're talking about, or they're not being honest." 記事中では日本の慎重な消費者にも言及されており、消費者に選択の機会を与えるべきとの議論にも触れた後、事実上混在を許容せざるを得ないのではないかと締めくくっている。 すなわち、「このステーキの父親はクローンだった!このステーキの祖母はクローンだった!このステーキの祖々母はクローンだった!」 などなど・・・「どの時点までまともな話といえるのか?」と。 事実上なし崩し的に、わが国にもクローン牛肉がいずれ混在せざるを得ないのでしょうか・・・。確かに、せめて情報公開と選択の機会を与えてほしいものですが・・・。 まさか、もはや日本でも流通してるのだろうか・・・などと疑心暗鬼になりだすとキリがありません。 食の安全にだけは何とかこだわって欲しいと思うのは僕だけではないと思いますが・・・事実上うやむやのまま流通するのは遠くないのかもしれません。 他方、国産のブランド牛業者の荒い鼻息が聞こえてきそうですが・・・笑。ここでも昨年問題になったような偽装問題とかが起こらないような厳格なシステムが望まれるところではあります。 食の安全の確保とバイオ技術のコントロールの難しさを考えさせられると同時に、「Web First」のすさまじさを実感できたニュースでした。 ~東京に住む・東京で働く・東京で遊ぶ~東京SNS http://tokyo-sns.mysns.tv/