[短歌]の記事一覧 | 登米山の神パソコンを覚えたきゅうりやのばんちゃん　　宮城県登米市

草取り

やわらかき　日ざし満ち満つハウスにて　　　　　　　　　　　草とる今は夢かもしれず

April 16, 2014

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小さく見ゆる背

　溢れ来る思い言葉に紡ぎかね　　　　　　　　　　　吾子のちいさき背を見ている

April 14, 2014

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糸

再びの結び叶わぬ糸なれば　　　　　　　　　　迷うことなく断ち切るもまた

April 13, 2014

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始まり-2

弱きものに厳しき法と知りし夜　　　　　　　　　　　この無力感の捨て場所あらん　　すみません、当分の間コメントの返事を書くことができません。　　落ち着きましたら、ゆっくり日記を書きたいと思います。

April 12, 2014

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始まり

　　　ドラマより　奇なるうつつが　身にかかり　　　　　　　　　　　　　　受け入れがたき　　重き雪降る

April 11, 2014

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短歌

　　　　　　　　　　　　ひと言を発して時に闇を見る　　　　　　　　　　　　　　　　　危うきふちに立てる我かも

October 12, 2012

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熊谷たかよ短歌展

今日の登米市は１日中雨でした。じいちゃんは近所の娘さんの葬儀＆法事。ばんちゃんはハウスの子守＆熊谷流家元・たかよ先生の短歌展の準備。たかよ先生は踊りは家元、短歌も一流、おまけに能筆。腰が低く、だれにも好かれ尊敬されています。言ってみれば登米の美女軍団？ともいわれる私たちの対極にいる人です。それでも、いくらかでもたかよ先生のようになりたいと機会があれば頼まれもしないのに世話を焼きに出張るわたしたち・・・です源治先生とたかよ先生レイアウト思案中私の好きな短歌亡くなられたお母様とお兄様を詠んだ短歌登米祝祭劇場（水の里ホール）においでの際は２階レストラン「連房」を覗いてみてくださいね。

April 27, 2012

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♪ぼくのあだなを知ってるかい？♪

新聞を配る子の背よ　よすがらの風に向かいてひるむともなし今夜も柿むきをしていたら、テレビで（ぼくのあだなを知ってるかい～）と山田太郎が歌っていた。懐かしかった。息子は高校時代新聞配達をしていた。山田太郎の歌の世界そのままだった。大変だろうとは思ったが零細農家で息子が幼稚園のとき、まだ結婚していない弟妹６人を残し他界した舅のあとの生活は大変だった。じいちゃんは３６歳、ばんちゃん３２歳でときどき（これが人間の生活だべが？）思う生活だったので子供たちにもかなり心労をかけていたと思う。息子も心中いろいろあったと思うが泣きごとも言わず、風に向かって自転車で新聞配達にでる息子の背中に涙した日も遠くなった。新聞少年のうたを聞くたび涙もろくなったばんちゃんです。

November 29, 2011

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震災の記憶

震災と真向かい戦う8カ月　君のま白き髪が語りぬ過酷なりし仕事謙虚に語り継ぐ　ひと月風呂に入れぬ日々の友も逝き自らも被災の現実をさておき仕事に没する彼ら今日は震災８カ月目です。おととい来るはずが急な用事ができ、きのう来たともだち。８か月で白髪が多くなっていて驚いた。ひと月お風呂に入っていないと頭でっかちのひげもじゃで現れた４月の炊き出しの日。自らを省みる時間もないまま仕事に追われたであろう８カ月を見た思いです。

November 11, 2011

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やませ？

梅雨時に似合わぬ風の冷たさに　　　恐れつつハウスのきゅうり手入れす梅雨とは思えない今日の風の冷たさ。ハウスの消毒にはちょうどよかったけれど、稲が心配です。梅雨は梅雨らしく、夏は夏らしくあってほしい。きゅうりの手入れをしながら、不安が頭をもたげます。あしたは気仙沼で孫の空手の大会。バドミントンに夢中のとも。練習嫌いのようすけ。あんまり期待はもてないけど応援にいくからね。

July 3, 2010

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ばんちゃんハウスは春のよそおい

いぬふぐり　つくし　たんぽぽ　菜の花も　　　ばんちゃんハウスは春の装い昨日の風に満開の桜はたちまち葉桜になってしまいましたが、ハウスの周りの花たちは今日の暖かい日差しを浴びて春を満喫しています。朝仕事にビニールを片付け終え、じいちゃんは孫とジャガイモ植え。ばんちゃんはトンネルの支柱をはずしました。支柱をはずしたら、きゅうりたちはこんなに大きくなりました。4月１４日５月３日

May 3, 2010

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WWM新春華文字書展へのお誘い

お正月になったら毎日雪が舞って、量は少ないのですが寒いです。今日は私の尊敬する華文字さんのWWM新春華文字書展をご紹介したいと思います。華文字さんはオランダで書塾・書之時を主宰しています。このたび、WWM世界WEB美術館において新春華文字書展を開催しています。おおらかさと繊細さをあわせ持つ華文字ワールドに皆さんぜひ遊びに行ってみてくださいね～（おまけですが、私の日記のような短歌も一首入れていただきました）

January 4, 2010

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歌会始、今年も落選・・・・・

今年も12月25日がやってきました。・・・・・・・・・・・応募総数23,346首。詠進歌の入選者発表の日です。青年爺ちゃんに勧められて3回目の応募でしたが、今年も落選しました。じいちゃんの夢は宝くじで一億あてること。ばんちゃんの夢は歌会始で美智子様にお会いすること。ふたりして、らづもねえ夢を追いかけていますが、念ずれば通ずとか、思い続ければ叶うとか夢を持たせてくれる言葉にも後押しされて今年も応募しました。美智子様にお逢いしてどうこうということはないのですが、平民？から天皇家に嫁がれた最初の方でどんなにかご苦労された・・・とか週刊誌の影響で、美智子様に対して尊敬の念と親近感をもっています。今年も落選しましたが、またお題が発表になるとそわそわ、８月お盆がすぎると習字の練習を始めます（上達はしません・・・・・）じいちゃんが先か、ばんちゃんが先か、落選に気落ちすることなく、年中行事だと思って続けましょう・・・・・

December 25, 2009

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今年も夢を送りました♪

今年も9月が終わろうとしている。詠進歌の締め切りが９月３０日。去年は締め切りの10日前には送った詠進歌ですが、今年は歌が出てきません・・・推敲すればするほど、だんだんおかしくなる結局10年ほど前に亡くなった短歌の先生の「あなたらしい、土の匂いのする歌をつくりなさい」という言葉を思い出し、土の匂いはしませんが、私らしい何の技巧もないストレートな表現の歌にしました青年爺ちゃんのおすすめで始めた詠進歌も今年で3年目。所属していた結社が解散してからも20年程たち、新聞に投稿することもなくなりましたが、9月が近くなると心がそわそわしてきます生きているうちに美智子さまにお逢いすることは９９％むりでしょうが１％の可能性に夢を託して今日発送しました。私の夢が叶いますように、皆さん心の中で応援してくださいね～

September 29, 2009

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幼な日を・・・

天気幼な日を遊び暮らせし友逝きて　酒酌む夫よ君けなしつつじいちゃんの幼友達が逝った。孫と遊んでいる最中突然逝った。苦しむことなく逝った。ずうっと昔のことを「あいつは・・・・・」と何度もけなしつつ一人で飲んだ。

June 14, 2009

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血汐もみじ

小雨が降ったり止んだりの肌寒い一日。きょうは苗代に向けて土あわせです。午前中じいちゃんが土の準備。午後ふたりであわせ方。黙々として語らず・・・・・血汐なる季は過ぎしか　もみじ葉の　みどり彩けし生命の讃歌いつの間にか季節は春はな、花、華

April 17, 2009

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こころ

離り住む子の入院を知りし夜　しんしんとして雪降りつむもしんしんと雪降る夜を　さかり住む子は病院のベッドにひとり親元を離れてながき汝なれば　無理を重ねし日もありぬべししあわせは飯盛るわれにまといつく　小さき三人あの日の笑顔いつのまに離れ行きたる三人のこころか　戻る巣も危うくて声高く語りたきこと胸にあれど　語るべからず痴呆となるもお遍路となりて　御仏守り給う四国の山野にこころ放たむ

March 6, 2009

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雪の暮れ・・・・・

雪の暮れ　選にもれたる歌いだき　応援コメント抱き春待つ

December 26, 2008

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ふたりの夢・宝くじ＆詠進歌

朝、目を覚ましたとたんにテレビを見ていたじいちゃんが「ばあちゃん、今年もだめだ～」と。生きているうちに美智子様をまじかで・・・と、一念発起。去年からはじめた詠進歌。残念ながら去年も×今年も×来年も×だと思いますが「わたしの夢」なので続けたいとおもいます。じいちゃんの夢は宝くじ。一億の使い道を考え楽しんでいる。ふたりで夢に向かってGO！（笑ってはダメよ～）去年の詠進歌（お題・火）看取り終えし　今より吾を生きるべし　胸ぬち深く　埋み火ゆるることしの詠進歌（お題・生）老いてなお　頼らるる身はハウスにて　きゅうり育てつ　孫とし生きる日記のような短歌ですが楽しみに続けたいと思います。

December 25, 2008

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年齢（とし）ゆえに・・・・・

ただいま。今夜は短歌だけにして京都の報告はあしたからにします。

November 21, 2008

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あふれ来る思い・・・

あふれくる　想い伝える勇気なき　遠き日に似て　淡き夕映えゆうやけにふっと心が溶け込むことってありませんか？還暦を過ぎたばんちゃんの青春。意外に思えるかもしれませんが、ばんちゃんにも青春があった！さっき逢った人の名前を思い出せずにしどろもどろしているばんちゃんに！ゆうやけは、そんなばんちゃんも昔に帰してくれます。ひととき、ロマンチックな気分にひたるばんちゃんでした・・・・・

October 18, 2008

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ともの病・・・

　　　　　　　　友の病　胸にしまいて書く日記　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　あれこれ悩み　きょうもペン置く

September 19, 2008

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雨降れば・・・・・

雨ふれば　真っすぐ伸びるきゅうりなり　性なるままに迷うことなし

September 7, 2008

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看取り終えし・・・・・

看取り終えし　今よりわれを生きるべし　胸ぬち深く埋み火ゆるる姑の看取りを終えやっと自分自身を生きられる、と思えたときは５０代半ば。姑がいつも背中を押してくれているような感覚でなんとか今日までこれました。きょうも曇り空。ぱれっとしない、私の心のような空の色、いつまで続くのでしょうか？抜けるような秋の空の青。待ち遠しいです・・・・・「自分を生きる」何十年も胸の奥にくすぶり続けた思いは終の日までにすっきりさせたいものです。

September 4, 2008

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満たされぬ・・・・・

今日も暑い。きゅうりの根切りもはかどっているし、今日は日中用足しをすることに。じいちゃんは午前中佐沼に。ばんちゃんは午後石巻へ。久しぶりに息抜きです。石巻の話はまたあとで、ということで今日は短歌です。満たされぬ想いはどこへ持ちゆかん　夜半のしじまに寝息かそけし人は誰でも満たされない部分を常に持っている。わたしもそのひとりです。お金にしても愛情にしても・・・・・昼間忙しさにまぎれて忘れていることが多いのですが、夜中に目覚めたときなどいろいろ考えてしまう。ほとんどが考えてもどうにもならないことですが、闇の中聞こえる寝息のかそけさが寂しさや孤独感を増幅させる。

July 25, 2007

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一隅を朝日射しそめ・・・

一隅を朝日さしそめたちまちに　風伴いて雲打ち払うハウスから出た隣のおばちゃんが「ちょっと来てみな、青空だよ！」出てみると、さっきまでのざあざあ降りがうそのような青空が雲の合間に見える。風が出て陽も射し、これは！と期待したがそれもいっとき。一日中しとしと雨となった。きょうは台木のかぼちゃ８畝分播種。

July 5, 2007

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鍛えられし・・・

鍛えられし肌はシャワーの水はじき　　自慢げに筋肉うごくその背（せな）遠き日を想いつつ今はその背に　湿布貼りやる齢（よわい）となりぬすみません、勝手ながら今日はコメントに返事は控えさせていただきます。

July 2, 2007

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単純なばんちゃん

ディーゼルのエンジン一発でかかりたり　還暦吾に自信復活おもわずにっこり。このごろ、他愛のないことで喜ぶ。いつも３回目ぐらいでやっとかかるエンジンが今日は一回でかかった。３回目でかかったときは「歳だなあ」と思い、きょうは、「まだいけるな」などと思う単純なばんちゃん。今日も隣のおばちゃんにきゅうりもぎをてつだって貰い畑の草取り。なす、すいか、かぶ、ピーマン、とうもろこし、いものこ、にんじん、大根、いんげん、ネギ・・・草をとってやっとすっきりした。あと２－３日でおわりそう。がんばるぞ！

June 24, 2007

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愛しあいし昔は・・・・・

愛しあいし　昔はいずこ　縄張りを決めて　てんでのハウス手入れす文字にして可笑しくなってしまったけど、これも真実。おたがいにめんこがるものが無くなった二人。今はハウスの縄張りを決めて、自分のハウスをめんこがっている。もぐのも、手入れするのも自分のハウス。早く終わったときには、お互いに「手伝い」に行く。そのときは「手伝いに来たよ」と声をかける。１１時の出荷時間まで余裕があるときは「手伝いは入りません」と断るときもある。ヘンなふたりです。今日は６年の学年Ｐ．母親が午後から休みを取ったので、お昼の「親子給食」に参加してくれとうれしいお願い。１１時にきゅうりをもぎ終え、若いお母さんたちの中に入れてもらうのだからと厚手にメッキ。喜んで学校に行った。が、おばあさんは私一人。ま、いいか。誰とでも仲良くなれるのがばんちゃんの特技。子供たちが給食の準備中です。今日のメニュー食後は楽器演奏。みんな感動しました。お母さんたちに気を使って後ろで指揮する先生。お母さんたちにコーヒーを入れてもらって、コーヒーを飲みながらの演奏会。子供たちもりっぱになりました。ばんちゃんが年をとるわけです・・・・

June 15, 2007

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身をほろき糧得し日々は・・・・・

　身をほろき糧得し日々は今もつづく　農の生涯うちなる誇り今日、大臣が亡くなられました。心よりお悔やみ申し上げます。ご遺族にも、国民の皆さんにも、いろいろおもうところがおありでしょうが、ふっと浮かんだ短歌です。百姓には百姓の誇り、大臣には大臣の誇り。百姓の一生は身をほろくこと。汚職などと関わりなく、ひたすら身をほろく。父も祖父もその祖(おや）も何代も何代も・・・・・それが百姓のほこり。

May 28, 2007

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見あぐれば葉ずれやさしも・・・・・

見あぐれば葉ずれやさしも　けやき木のうたうがごとく風のままなる（うたうがごとく、のかわり、何かないかなあ・・・バランスが・・・）青空にけやき若葉が美しく映え、ここちよい風に誘われ木々がさやぐ。　娘の家の新築記念に植えた八重桜がやっと咲いた。　柿若葉もセコイヤ杉も青空をバックに美しい。　セコイヤ杉の根元には朴の木、もみじ。畑にはさやえんどうの花が咲く。ようやく春です。

May 8, 2007

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その新芽・・・・・

その新芽　紅く妖しく萌えたちぬ　血汐もみじの名をほしいままふっと浮かんだむかしのうたに春とはいえ心の弾みはない。じいちゃんが結婚式に出かけた後じいちゃんのおばさんとお茶をした。結婚式のときわたしの子供たちの写真を持て来るように言われて夕べまで探したけど、見つからない（まだ全部はみていませんが・・・）このごろやっと写真など撮り歩いているけど昔の写真はあまりない。何度も書いているようですが、私が嫁いだころ農家の嫁に「遊ぶ」などということは禁句でした。農家の嫁は「家督を産むこと」「働くこと」のため「貰われ」、その又昔は「子なきは去れ」と言われた時代もありました。おばさんと娘でそんな話題で半日お茶をしましたが今はほんとうにありがたい時代です。それでも農家の女性は、生き物が相手のため思うように遊びに出ることはありません。そう考えるとITは、特にブログは農家の女性にこそ普及してほしいと思うのです。農家の女性、年寄り、県境。ITとは無縁に思われがちな人たちですがその３つとも当てはまるばんちゃんが不思議なご縁でブログを始め都会の人や、若い人にもお付き合いいただいて充実した毎日をすごさせてもらっています。年をとって、何回も同じことを繰り返してしまいますがこの幸せをおおぜいの皆さんといっしょに味わいたいと思います。

April 22, 2007

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選挙にいってきました。

候補者の連呼も絶えし　投票日の朝の狭庭に鳥の声聞く今日は県議会議員選挙の日です。お天気もよく、ハウスを開けてからじいちゃんと娘と投票所に行ってきました。9時半ころ行ったのですが、出足はいまいちでした。ウグイス嬢の連呼もなく、今日はしずかに仕事ができそうです。

April 8, 2007

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ふれし手の・・・・・

今日も一日きゅうりの根きりです。ハウスの中はいいあんばいに暖かく居眠りが出ます。一人でとろとろ働きながら昔の仲睦ましいころの短歌を思い出しました。「ふれし手の　冷たささえも気づかずに　夫（つま）は眠れり　稲こき終えて」私が嫁いだころ、わがやはまだ手で稲刈りをしていました。田植えと稲刈りは農家の仕事の中で一番きつかったですね。夕ご飯が済むとじいちゃんはお風呂に入ってたちまち寝てしまいます。わたしが後片付けを終えて布団に入っても、冷たい手を押し付けても気づくものではありません。１０人家族のみんながお風呂に入り終えるのは１０時を過ぎていました。（今は４人家族でもなかなかお風呂に入りません）

March 24, 2007

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された風呂敷からでてきたもの。

確かここに置いたはず・・・そう思ってロフトを探したら、出てきました。「された風呂敷」に包まれた習字道具。写経のお手本。３０年前「自分の短歌を自分の字で書いて町の秋祭りに出品しよう」そういう話が出てびっくり。私は字が下手です。毛筆なんてもってのほかです（パソコンはありがたい・・・）でも決められたことなので練習練習でなんとか出品しました。そのときの習字道具なので、化繊の風呂敷はあじゃらに扱うとすぐ裂けてしまう。今回思い切って毛筆を練習しようと思っている。わたしにはブログには出てこない息子がいます。いろいろ訳があってブログには出せません。「子を想う親の心は　子を持てる親のみぞ知る　あたりまえのこと」このうたを載せるのが今のわたしにできる精一杯です。きゅうりをやめたら、写経をしよう。お遍路さんもしよう。そう思いましたが、きゅうりをやめたら、ではいつになるかわかりません。できることから始めようと思います。そこで、お習字。毎日できなくてもすこしづつ。孫の習字教室のお手本で・・・こうして、みなさんに宣言すれば続くような気が・・・・・

March 23, 2007

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ははもそぼも・・・・・

このごろさびしい・・・こころがさびしい・・・・・子らのため　いつか役立つ日のあらむ　掛け声掛けつつ稲架起こし行くむかし、湿地にあった田んぼは雨が降ると稲刈りが大変だった。水の中に稲が倒れ、機械も入らず、水も引かず、手で刈る以外になかった。たった2反歩のたんぼを1週間もかけて稲刈りをした。その挙句台風が来て、棒がけの稲（稲架）が倒される。このたんぼ、いつか子供たちの役に立つ日があるのだろうか？きっとあるに違いない。そう思って頑張ったたんぼは、今減反で草地になっている・・・・・姑も祖母も　労わりにつつ来たりしか　黒く光れる板戸親しも私が嫁いできたころ、わがやは萱葺の屋根だった。家の中にはいろりが2箇所あり、ごはんは土間で「くど」で炊くのだった。囲炉裏の正面におっぴさんが座り、嫁のわたしが座るのは「きじり」という、おっぴさんの反対側の場所だった。おっぴさんの後ろには板戸があり、それを磨くのは嫁の仕事だった。毎日磨いていると板戸は何か塗ったようにピカピカ黒光りし、3日もサボると光を失った。「そうか、おばあさんもおっぴさんも、こうして毎日忙しい中板戸を磨いてきたのだ」そう思うとやっと自分も家族の一員になれたことを自覚した。昔が懐かしいのか、昔の心が懐かしいのか年々老いてゆく自分も寂しい。

March 16, 2007

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子供が小さいころ・・・・・

このごろ物忘れが多い。今日はこれを書こうと思ってパソコンを開き、よそ様のところにお邪魔してなるほど、うんうん・・とやっているうちに今日書こうと思っていたことを忘れてしまう。ほんとうに情けないなあ・・・・・・・・・・・・・・・・今日は同居の方のところにお邪魔したので、若いころの短歌から入ろうと思います。野良に出る吾を追うこともなくおさなごは　　　　　　　義母（はは）の手にゐてバイバイといふ姑の手にありて吾を追うおさなごの　　　　　　バックミラーにまだ映りゐる先生の短歌何一つ己がものとは思われず　　　　　夜半に目覚めて吾子を抱きぬ

February 19, 2007

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夜の更けを　キーボード打つ吾の指

夜の更けを　キーボード打つ吾の指　　　　　　　昼は畑に草引き入るもブログを覚えてから夜更けまでキーボードを打つことが多い。昼間はきゅうりをもいだり、草むしりしているばんちゃんが、と思うと一人で可笑しい。

February 6, 2007

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子らの声今はきこえず・・・・・

子らの声　今はきこえず　夕暮れの　　　　　　屋根に残るる　マリと竹ざお畑からあがってくると「さっかけ」の低い庇の上に（昔、茅ぶきの作業場には「さっかけ」と言ってトタンや杉皮ぶきの下屋がありました）まりと竹ざおがのっかっていました。遊んでいるうちにのっかったマリを竹ざおで取ろうとしたのでしょうか？子供たちの居なくなった夕暮れの庭。かやぶきの屋根はまだ夕映えの中にありました。ここ数日平穏に過ぎて、「あら、今日は何をしたんだろう？」と考えてしまう。雪が降ればじいちゃんと、テレビを見たりお客さんが来ればいっしょにお茶を飲んだり、孫の宿題をみたり・・・

February 4, 2007

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やくそくの寿司つくりゐしこのゆうべ・・・・・

やくそくのすしつくりゐしこのゆうべ　　　　　　　　子ら入れ替わり厨のぞきぬ子育てのころ、炊事の中心は姑だった。嫁は天気のいい日は山林苗の畑の手入れ、雨が降れば繕い物。雨が降り、夕食は前々から子供と約束していた寿司をつくることになっていた。ゆうがた、早々と台所にたっている私のそばに子供たちがまつわりつく。「お寿司できた？」「あと、どれくらいかかる？」ちょっと忙しいけど幸せを感じた時間でした。

February 3, 2007

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久しぶりに・・・・・

ちょうど３０年前、近所のおばあさんに誘われて歌会に行った。「今度うちの嫁が仙台から帰ってきたんだけどまだ友達がいないの。歌会があるから遊びに来てやって」そこから１０年ぐらい短歌を教えてもらいました。１歩２歩　歩いては笑み振り返り　転びつ起きつ　パパの手は遠し初めてつくった短歌は字余りだけど次女が歩き始めたばかりでうれしさがいっぱい溢れていた。そこから子をおもふ　親の心は子を持てる　親のみぞ知る　あたりまえのことまでを少しづつ書いていきたいとおもいます。

February 1, 2007

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