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カテゴリ:摩訶不思議フィリピン!
熱気と排気ガスでいつでもムンムンとする南の島国フィリピン。
ここでは目的もなく街を歩いていると、日に焼けた色黒のおじさんが色んな物を売りに来る。 日本では見かけない光景のせいか最初は戸惑うが、これが結構便利だ。 暑いときには、「ミネラルウオーター」を持っている。 眩しいときには、「サングラス」はいかが?とやってくる。 そして、一服したいときには、ばら売りの「タバコ」だ。吸わない人には、キャンディーもある。 これだけなら、「よく考えてるなー」と関心してしまうが、やっぱりここは摩訶不思議の国フィリピン。これでは終わりません。 たまに意味不明なものまで売りに来ます。 そこで今まで道端で出くわした、数ある意外な商品の中で、特に印象に残ったトップ3を紹介したいと思います。 今日から3回にわたる特別企画です! PART 1 ある晴れた日の午後。私はATMで現金を引き出すため、長蛇の列に並んでいた。 どんな時でも、やたらと長いフィリピンの待ち時間。 20分は待っただろうか。私は暑さでフラフラとしかけていた。 そんな意識がモウロウとする中だった。その男が姿を現したのは。 左手に6つ、右手に1つ。何か引き金のようなものがついたものを持っている。 私はそれが何だかよくわからなかったこともあり、好奇心からまじまじと見ていた。 男は私が興味を持っていると悟ると、すかさず前までやってきた。 「シュ!!シュ!!」男は急に液体を吹き掛けてきた。思いのほか、液体は冷たく涼しい。 「ほらいい代物だろう?安くするよ!1つどうだ?」 彼はなんと実演つきで、巧みにそれを販売促進してくるではないか! 「そうか!右手に1つしか持っていなかったのは、実演のためだったんだ・・・!」 変なところに関心してしまった私だが、確かにそれはきめの細かい霧を出す、良い「きりふき」だった。 が、そこはATM前。これからお金を引き出そうとする人々には、どう考えても必要ない。というより通常、道端で買うものではない。いくら暑い国とはいえ、体に吹き掛けるための道具でもない。 ただ、彼の優れた点は、炎天下で冷たい霧を吹きかけ「実演販売」をすることで、顧客に興味を持たせることを意識していたことだ。 しかし、私の口から出た言葉は「ノーサンキュー」。 断るや否や、彼は特にガッカリした様子もなく、足早に次のターゲットを探しに去って行った。 路上売りの奇怪な商品 1 「霧吹き」 続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Dec 28, 2004 01:45:19 PM
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