そよ風のように☆

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• 朝バナナ9日目

  あ～バナナ何処探してもない～＞＜。ああああ。ついに断念か？！と思っていたら、最後に行ったコンビニにありました。あああ。こりゃ、まだ続けなさいって事か(笑)体重の変化ありません。お通じは相変らずいいっすけどもｗｗ体重減らないってｗｗｗ私だけか？？好きに食べていた昼と夜ご飯を見直すことに。少しだけ野菜生活へ変化しようかと。旦那さんもメタボ一歩手前だし、体にもいいだろうと。キャベツを買いました。朝バナナ一本。昼ご飯。キャベツの千切り。焼き秋刀魚。晩しらすのスクランブルエッグとキャベツの千切り。味噌汁。豆ご飯。やっぱり、和食かなと。明日は、仕事だけども。昼は弁当作る予定。では、皆さんおやすみなさい。

  2008/10/12

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• 携帯どれにしよう？

  本当にヤバイ状態の私の携帯 そろそろ買い替えなきゃと言いつつ、時はさってしまって今日に至るわけです。 昨日重い腰を上げてから携帯を見に行ったら、高い。 昔なら３万円とか最新機種だけで、１～２万あれば大体買えたような気がする。 いいなと思うのは、５万７千円くらい(-.-;) あ～なんでこんなに高いのかしら(T_T) 機能もいろいろありすぎて、よく分からん。 海外旅行行ってもエリアによっては使えるらしい。 どれにするかな～f^_^; ー朝バナナ４、５日目 ４日目最初に比べると２キロ減 ５日目変わらず…。 ３日目から変わってないよ(>_<) あ～くじけそうだよ。 とりあえずお腹空いたよ。 明日からバナナ２本かな(－_－メ)

  2008/10/08

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• 朝バナナ３日目

  う～ん。お腹空くなぁ（笑） なんとか我慢した。 私の場合、朝にバナナ食べるだけ。 夜は普通に遅くても。食べちゃう。 体重は－０．４キロ。 今日の朝から血祭り(>_<) ヤバイ、このまだと旅行も血祭りだぁ～(ノ＞＜)ノ それは嫌かも(;_;) 血祭りだから、体調不良だったのかなぁ。。。 終わったら２キロは減るだろう。

  2008/10/06

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• 朝バナナ２日目

  一日目は何故か２キロ増し(>_<) あ～多分マックリブセットを一人で夜食べたからかな。 ２日目 朝起きて体重計ったら１キロ減 朝バナナ一本。 夜計ったら１キロ増。 まだ変化なし…。 夜食べ過ぎなのかな？ それにしても、夜バナナ買おうとしたら完売だったよ～。 明日は買い物しなきゃ(>_<) みんなバナナダイエットやってるのかしら（笑）

  2008/10/04

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• 来月は海外旅行♪

  (*^.^*)楽しみです。 大親友と一緒に行く予定っす。 来月の中旬くらいを予定してます。 今日からチャージ料金上がったらしい(>_<) 私が旅行に行くのは何処でしょうか？！

  2008/10/01

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• 東京芸能教育アカデミー出身

  劇微小集団　ふわっとりんどばぁぐという劇団の舞台があるそうです。私も過去にいた、東京芸能教育アカデミーで一緒にお芝居を稽古していたとメンバーがいました。それと、いろいろ教えていただいた方もいました。なんかホント嬉しい。ただ、もう仕事で行けないのが残念。もっと早くに見つけていたらと思うと残念です。次回は絶対観に行く！！ほんとに私も舞台がやりたくなってきちゃいましたｗ

  2008/09/27

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• 限界だろうな

  生きてれば、いろいろある。 楽しい事もあれば、つらいこともある。 悲しいこともあれば、嬉しい事もある まるでオセロみたいに、ころころとかわる 今はからっぽの体だけ取り残されている 心はどこへやら行ったようで、怒りさえも起こらない そろそろ仕事は潮時かな ま、会社の為にも言いたい事は言わせて頂きますけどね。 一方でやりたい事をやれるチャンスかもしれないという考えが巡る 少し時間たった今は、そう思える

  2008/09/26

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• お久しぶりです！

  トミーの近況です。 少し前になるのですが、舞台を見てきました。 Smile Vacationという名古屋で活動している劇団です。 たまたま知人が出演すると聞いて、久しぶりに舞台に触れました。 私も同じように舞台で芝居をしていたのかと思うと、なんか不思議です。 急に胸に熱いものが込み上がってきちゃいました。 迫力もあり、皆が生き生きと楽しそうにお芝居する姿に鳥肌が立ち、感動しちゃいました。 私もまた、お芝居やりたいなという気持ちが芽生え始めてます。 小説は小説で書き続けたい。 小説のイメージ写真もとりたい。（↑誰か下さい！って違うか） もう少しで修正も終わります。 新たな話を書けるかが問題ですが、来月の中旬くらいに書き上げる予定です。 でも、やり甲斐のある仕事もしたい。 子供もほしい（笑） やりたい事だらけです。 皆さんは、いかがお過しですか？

  2008/09/23

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• 新しい相棒

  ついに電子辞書を買った。 先日のハンズメッセで安かったから。 しかもSHARPだし、広辞苑や英会話辞典や和英辞典など22種類のものが入って10800円で即買い。 旦那には衝動買いと言われたが、いいのだ使えばね。 また小説を書く時に使おう。 多分探せば、最高性能な辞書もあるだろう。 英会話を発生するのなんかも探せばあるけど、今使わない機能だ。 だから、本当にいるものだけ入ってればいい。 小説を読みながら知らない言葉を探す楽しみが増えた。

  2008/09/11

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• 休日

  先日の集中豪雨御心配おかけしました。 お蔭さまで、こちらは何の被害もなく無事に過ごせました。 ただ一人の時は心細いですね。 また、昨日から旦那さんは出張ですよ。日曜日には帰って来るみたいです。 そんな私の休日は、買い物三昧。 すでに買い過ぎなんですけど…(´Д`) 本棚とか洋服ケース？とか、いろいろです。 ついでに料理の勉強でもと、モッツァレラチーズとアスパラのトマト風味パスタ？を作ってみました。 ぼちぼちな味です。 旦那さんにも上手く出来たら食べさせようかな？ 小説次回はラブコメ系にしようかと思ってます。 ミステリーとかは書けないからな～f^_^; また大二シーズンが始まるので、次回応募に向けて頑張ろうかなって感じですよ。 秋は１番痩せやすい時期と聞いたので、ダイエットも頑張ろう。 では、また！

  2008/09/05

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• 洪水怖いよ～(:_;)

  またまた旦那さんは出張なんだ。名古屋地区に避難勧告出てるの！ 私のすんでるとこは微妙に入ってないけど、海岸通だからな。 淡路大震災の時はすぐに浸水したって話だし…。 ほんまに大丈夫か？ 怖いよ(:_;) 寝たいけど寝れない…(T_T) まだまだ今から降るみたいなのよね～。 追伸 小説の投票もうすぐ締め切りです。ありがとうございました！ 今回もランク外決定的です。 もっと繊細な文を書けるように、頑張りたいと思います！

  2008/08/29

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• ケーキバイキング～！！

  初ケーキバイキング～う楽しかった～メンバーは同じ百貨店で働くメンバーでほとんどが顔見知りだった人見知りの激しい私にとっては、少しホッとしたよ生まれて初めてケーキバイキングに行ったそれは、名古屋ヒルトンヒルトンも御初でしたすげ～と心で呟きながらｗグラスに入ったフルーツデザート達を惜しみなく、堪能した私達です。味はもちろん美味！！生演奏にほくそ笑みながら、デザートを食べ、飲茶を食べ、デザートを食べ、アイスを食べ、かき氷を食べ～の、とつぎ～の？！って違うかｗいやいや上手いほんとどんだけ食べた事か(笑)ｗ近くでは生演奏、生歌でリラックスｗ途中めっちゃ外人の男の人に見られていましたがｗｗｗ『狙われてる』と私に言われましたがｗｗｗそんなに勘違いされるほど見られていたので、なんだか私が恥ずかしくなってしまったｗ私達が騒ぎすぎてたからじゃないかなと思うんだけどな？？それにしても楽しいひと時は、あっという間でしたまた連れて行ってくださいな

  2008/08/21

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• 坦々麺

  大好きな坦々麺に、また友達を連れて行きました！！なんか常連らしく、すぐに店長さん？が『おっいらっしゃいませ』と笑顔で気さくに話してくれます！私はお馴染みなメニューを頼むのです。ラストは杏仁豆腐でしめる。ただ、今回は二人の仕事の悩み？を打ち明けあっていたので冷めた坦々麺になってしまった。ごめんなさい～m(__)m私と１０も離れてるのだけど、話しやすい。私の精神年齢が、低いせいかな？（笑）今度はケーキバイキングに行くらしいで東京にも行く予定？！思い立ったら吉日なんで、神出鬼没な私は何処吹く風。 そよ風のように通りすぎます。

  2008/08/19

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• ブルータワー

  石田衣良さんの作品です！東野圭吾さんも好きだけど､石田さんのも好き｡二人は対象的な作家さん｡（だと思う）東野圭吾さんの作品は読み終わった後の何とも言い難いﾀﾞｰｸな感情が突き刺さり、石田さんの作品は､読み終わった後の爽快さに救われる｡ただ､どちらの作家さんも読み終わった後に何でこんな風に構成出来るんだろうと尊敬してしまう｡今回は石田さんの『ﾌﾞﾙｰﾀﾜｰ』を読んだ｡皆さんも覚えているかもしれない｡あの9･11事件｡ﾂｲﾝﾀﾜｰの崩壊｡この事件を題材に書かれたSF物語｡主人公､瀬野周二が脳の腫瘍癌で死の宣告を受けて残り僅かな人生に生き甲斐を無くしてしまった所から始まる｡また意識を失うほどの頭痛に襲われた時､精神のみが200年後な世界へ飛ぶ。200年後の世界には、今では考えられない高度な文明が発達している。生物戦争を避けるように作られたタワー。その中でも平和を願う主人公が次々と抱えきれないほどの重みの使命を与えられる。未来は救われるのだろうかとハラハラしながら読みました。ただの小説ではないな。いろんな事を考えさせられる作品です。是非読んでみて下さい！追伸昨日の怖い話をテレビでやっていたけど（ナイナイの）、私あれから体調不良なったよ…。あれは本物だった。丸印以外にもいたよ！頭と肩が重くて、息がしにくかった。夏は怖い話多くて嫌！怖い話なら実体験の話を小説に出来そうだよ(-.-;)

  2008/08/11

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• マジ怖い話

  今日の朝方の話。いつもと同じように旦那さんと並んで寝てました。旦那さんは、超暑がりなんでゴロゴロと寝苦しいみたいで何回も無意識に起きては位置を変えて寝てました。ついには私の足元に旦那さんの頭があって私が寝返り出来ない状況に！耐え切れず、隣のソファーに私だけ寝ることに。ここまでは怖くないの。怖いのは、これから！！私もようやく寝れるなと思って眠りにつこうとした時、どこから私の頭の辺りに男の人が立っていた。スポーツ刈で眼鏡かけた人。旦那さんとは少し雰囲気が違う。それに吐息が隣の部屋から漏れていた。声を出したくても、何かに押さえられているように出ない。気付いたら朝だった。今冷静に考えてみたら、昔付き合ってた人に似てる！酷いふられかたしたのに、生き霊か？幽霊か？どっちでも嫌だ～

  2008/08/08

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• 完全復活！

  毎度お騒がせしてるトミーです！ 先日かなり悩んでいた問題が呆気なく解決されました。 といっても私の勘違いでした（笑） サイトを荒らしたのは私ではなかったらしいです。 他の人が荒らしたみたいですね。 最近いろいろありすぎたせいかナーバスになってて、マイナスに受け止めてしまったようです。 なので晴れて宣伝活動を開始出来ます。 メッセージまで頂いて、ご心配おかけしてしまって本当にすみませんでした。 もうへっちゃらです(^0^)/ 皆さん、お騒がせいたしました。

  2008/08/06

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• すっかり晴れ日和

  いろいろ最近ありすぎた。 離婚の危機やら、サイト荒らしと言われたり、仕事での人間関係、叔父さんの死、おばあさんの入院…。 数え切れない次々のトラブルや出来事に気持ちが押し潰されたこともあった。 そんな時に、私を救ったのは楽天の友達やリアル友達の言葉だった。 一昨日何気なく友達の働いてる場所に行った私。 勿論連絡せずに、偶然に出会うことが出来て、いろいろくだらない話をした。 デモ、それだけでも気分が晴れる。 人間関係に疲れても、結局人の繋がりによって助けられてるのだなと実感したよ。 やっぱり友達っていいね。 みんな、ありがとう！ もう大丈夫。

  2008/08/04

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• 宣伝活動を自粛

  せっかく応援して頂いたのに、 申し訳ありません。 私は荒らしたつもりはなかったのですが、コメントに荒らし対策 の為コメントを削除しますと残されてました。 自身で荒らし・中傷したつもりはないとは言え、その人にとっては迷惑に受け取られた事には間違えない訳です。 正直なコメントで他人を傷つける事は、やってはいけない。 きっと今までも、私の未熟な言葉により上手く伝えられずに傷つけた事があるのでしょうね。 たまたま今回は直接言って頂いたから、気付く事が出来ました。 本当はサイトも閉めてしまおうかとも考えましたが、それは応援して頂いてる方々に申し訳ありません。 一時宣伝活動を自粛したいと思います。 本当に申し訳ありませんでした。

  2008/08/02

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• なんか理不尽だ

  人の足を引っ張ってまで守りたいものは何か？ 伝えたことを素知らぬふりして聞いてないという 揚句に上司から仕事出来ないと罵声が飛ぶ…。 こんなにギスギスした女くさいところでは働けない 言ったこともないことになるくらいなら、どうしようも出来ない。 言った証拠もないから。 もうここに思い残すことはないだろう。 次の仕事は何をしようかな…。

  2008/08/01

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• おっぱいバレー

  って知ってますか？ わりと小説もヒットしたらしいけど。 タイトルがふざけてるとか思ったりもしたけど、笑いあり泣きありらしいですよ。 それが、映画化になるという話。 っていうか、もうなってるのかな？ なんとロケ現場に私の母校が出てるらしいんです。 誰かご存知？ それだけで映画見てもいいかなと思えた（笑）。 綾瀬はるかちゃんが 南中に来たなんて、光栄ですね。 私も生はるかを見たかった(>_<)←ミーハーなんでw かわいいもんねo(＞ω＜)o 直方（のうがた）でエキストラ募集って！今年の話なら８月１２日～みたいですね。

  2008/07/31

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• 宣伝活動中

  ただいま宣伝活動中です。 いろんなかたの小説を読んでレビューを書くのが１番早道なんで… たくさんのかたの小説を読んでレビューかいてます(>_<) 本当なら、そんな面倒なことするの嫌だし、自分で売込むのも違う気もする。 でも、何もしないで待つなんていうのは１番嫌で（笑） 今年も厳しい戦いになりそう。 ま、一ヶ月頑張ってみます。 どうせなら挿絵とか写真とか混ぜれば良かったな。 今は編集出来ないけど、大賞終わったら誰か下さいw（←違うかw） いつでも待ってますo(^-^)o

  2008/07/29

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• 応援お願いします＾＾

  ｼｰｽﾞﾝ1投票方法 -------投票は7/28(月)13時ｽﾀｰﾄ!お楽しみに☆ 【投票期間】2008年7月28日(月)13時～2008年9月1日(月)13時【投票方法】7月28日(月)13時以降、応募作品のBOOK最終ﾍﾟｰｼﾞに投票ﾊﾞﾅｰが表示されます。　↓投票したいBOOKの最終ﾍﾟｰｼﾞから、投票ﾊﾞﾅｰをｸﾘｯｸします。　↓あなたのﾊﾝﾄﾞﾙﾈｰﾑと投票理由を入力して、投票してください。★注意★■投票は1作品につき1回限りです。■複数作品への投票は可能です。　お気に入りの作品をいっぱい見つけて応援してください！■投票は携帯からのみとなります。　PCからの投票はできません。■不正な投票は無効とします。ということらしいので、皆様でも投票は可能です。ご面倒ではありますが、投票してくださると嬉しいです私は宣伝活動を頑張っていきます。よろしくお願いします(^_-)-☆

  2008/07/25

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• ７／２８～ユーザー投票開始

  どもどもトミーです長い戦いが終わったかと思えば、次は宣伝活動が待っています！今回は期間ギリギリで仕上げたから、全く文章の修正が出来なかった。審査が終わるまでは、修正不可応募したのは、次の作品。『初恋』←修正しました。『キンモクセイ』←遺言でアップしたことあり。『君に恋した夏』新作！未修正のまま提出今回見送れば良かったかな？とか考えもしたけど…。今年から年に３回もｉランド大賞が選ばれるらしい。だから、次回は修正に時間が持てそう。今から９月までに新作を書くか？修正を考えといて、一気に修正をやるかは悩むところ。加えて日本語も勉強し直さないと課題は今回もたくさんある。昔のblogを読み返して、自分のコメントに言葉が刺さった。自分でボーダーラインを引かない。そう書いてあった。出来ないと決めつけないこと。そうだったね。今日から、また頑張ろう

  2008/07/23

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• 名古屋にてセッ○○

  どもトミーっす。 お元気ですか？ 今日も暑いですねf^_^; 実は今日きゃらめるさんと名古屋にて再開致しました☆ 最初は緊張しちゃった私です（笑） 私の行きつけのお店でランチしました！ マジで美味しい中華料理屋さん〓 そこで私のオススメの坦々麺、杏仁豆腐をo(^-^)o そして、誕生日プレゼントまで頂いて、逆に接待して頂きました♪ その後は、近くのカラオケで（ハート） カラオケって楽しいですね。 きゃらめるさんの美声や歌のうまさに酔いしれました。 噂通りの歌声です！！ 楽しい時間は、本当にあっという間でしたね。 ぜひまた遊んで下さい（笑） たくさん書きたいことはあるのに言葉にならないですw 本当にありがとうございました！ 今度みんなと一緒にもカラオケのオフ会やりましょう（ハート） きゃらめるさんと一緒に過ごせて、癒されました♪ 二人の天然ぶりも面白かったですねo(＞ω＜)o マジ感謝です☆

  2008/07/22

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• 君に恋した夏（４５、エピローグ)

  俺は、あの日どうして君に夏帆のことを知ってほしかったのか考えていたんだ。本当に大事なものは亡くなって気付くなんてよく言うけれど、まさしくその通りだった。夏帆に恋したときは、もうこちらの人間じゃなかったから、亡くすという表現があっているのか分からない。でも、俺の中ではしっかりと生きていると感じた君が焼きついて離れてくれなかった。君が突然消えたあの日から、俺はずっと動けずにいたんだ。いろんな女とも付き合ったが、君を超えられる人は誰もいなかった。そう、凛と出会うまでは・・・。君の意思を告いでるかのように、俺に君への想いを浄化させてくれた。人は、出会い別れを繰り返しながら生きている。君がいつか言った言葉”偶然はこの世にはない。あるのは必然だけなんだ”と言ってくれたのを思い出す。まるで、パズルのように偶然からなりたったピースは一枚ずつ埋められて、過去、現在、未来と階段を進めていく。偶然が重なる事で、必然となり、君へ再会するという奇跡を手に入れることが出来た。君と一緒に過ごした時間は、今も心の引き出しにきっちりと整理されている。いつでも、引き出せるように。君の話をいくつも凛から聞いた。君が事故にあった時俺に告白するつもりで、代々木にきていたことも。君が体をはって凛を守ってくれた事も。君が凛の意識を繋ぎとめていた事も。全てが偶然ではなく、必然だった。俺に出会うために、必要だったと思う。君はどんな形でも俺の側に居たかったんだって知った。もし来世で会えたなら、どんな関係であっても一緒に同じ時代を生きていこう。初めて愛する事をしった。無くす悲しみをしった。人の為に一生懸命になる事をしった。まっすぐに思い続ける凄さをしった。好き過ぎて不安になることをしった。信じる大切さをしった。数え切れないくらいたくさんの事を学んだ。今なら素直にありがとうって言える。君に会えて良かった。半年後。鈴木と澤谷との間に、3200グラムの赤ちゃんが生まれた。鈴木に似ているから、多分持てるだろうな？将来が楽しみだなと言う俺に、嫁には出さんと一点張りの鈴木がいた。澤谷に怒られていたようだが、この分だと先が思いやられるわと澤谷が愚痴をもらしていたのがおかしかった。娘が嫁に出たら、泣くタイプだな、きっと。「今日は、奥さんと一緒じゃないの？」「ああ、今うちにいるよ。今日はつわりが激しいらしい。」鈴木と澤谷が目を合わせて、「おめでとう」「水臭いな、早く教えろよ、そんなことは」と言われた。「言ってなかったか？」「聞いてない」と二人から怒られた。今更だが、似たもの夫婦とはこいつらのことかもしれないな。「竹中君も奥さんに隠れて、浮気しないようにね。」って釘を刺された。鈴木は、そ知らぬ顔をしていたが・・・何かあったんだろうか？澤谷の目には凄みが表れていたから。ま、男と女は夫婦になってもゴールじゃないからいろいろあるのかもしれない。6月のジメジメした梅雨の時期は、湿気が多くて体のリズムが狂う。普通のおれでさえ、しんどいんだから妊婦の凛が余計につらいだろう。「お帰り。」遠くで声がする。玄関を開けて、リビングへ進む。黒のソファにもたれている凛がいた。「つわりは、大丈夫か？」「うん。今は大丈夫みたい。それに、さっきまでお父さんと御母さんが来てくれてたの。なんかね、いろいろ買ってくれてたのよ。」見るとデパートの袋やらおもちゃなどが乱雑に置かれていた。流石に、苦い笑いの二人だ。「仕方ないさ。初孫なんだから」「そうだけど、気が早くない？このおもちゃなんて2歳以上が対象だよ」指差した方向には、電話みたいな形をしたおもちゃにコードが付いていたり、ティッシュが付いていたりと様々な機能が付いていた。俺は凛のふくれっつらを見ながら、横に腰を落ち着けた。頭に手を置いてくしゃくしゃと触る。「もう子供扱いしないでよ」ま、いいじゃないか。2人供嬉しいんだよ」「そうね」渋々だが頷き、笑顔になってくれた。「それはそうと、どうだったの？」「鈴木に似てたよ。嫁には出さないって言ってたけどな。」「何それ」ふふと笑い声が漏れた。「健も、そうなるのかな？」「どうかな？」「今度の検診っていつだっけ？」「えっと来週の火曜日かな。どうして？」「たまには、俺も一緒について行こうかと思って。」「ふう～ん。」凛から俺の腕に腕を絡めた。買ってきたお茶のペットボトルの開けて口に運んだ。「健は、浮気しない？」思わずむせていた。少しお茶を吹いてしまった。「しない。」「絶対？」「うん、絶対。」浮かない顔をしていた。「いきなり、どうしたんだよ？」「だって、望が妊娠の時期が一番男の人が浮気するって言うんだもん」まったく、どいつも、こいつも。「澤谷にも釘を刺されたよ。」「そうなの？悠一さんも浮気したのかな？」「さあね」ここは鈴木のためにも濁しておいた。俺は凛の腰に手を回して、おでことおでこをくっつけた。「心配するな、そんなこと。」「うん。」目を閉じて口付けをした。6月のジメジメした梅雨が終わり、今年も夏帆と過ごした夏が来た。今年の夏は、辛くなかった。相変らず、異常気象で40度を超える日も珍しくない。季節が又変わり、半袖だと肌寒い秋がやってきた。１０月に入ると、凛のお腹も大分大きくなってきた。今月の15日が予定日だ。一週間後に控えていた。「なんで、性別聞かなかったんだ？」「だって、それも楽しみにしておきたかったんだもん。」「健はどっちがいい？」「俺は元気な赤ちゃんなら、どっちでもいいよ」「私も。」俺達は、日々生まれてくる赤ん坊の事について、あれこれと妄想を膨らませていた。「名前どうしようね？」「そうだな。」女の子の場合は、もう凛が妊娠が分かった時には決めていた。男の場合は、どうしようかな？それから無事子供が生まれた。２８００グラム。少し小さい。きっと凛に似たんだな。目元は俺に似ていると皆が言う。ーそれから2年ー毎日が新しい事ばっかりだった。子育てが、こんなに大変でこんなにも人を育てるとは思わなかった。子供から親も同じように学ぶ事がある。よく言う、親になると親のありがたみが分かると言う意味も理解できた。「ねぇ、見てみて。」凛が興奮気味に片手にビデオカメラを持って言った。「夏帆がね。」そういいかけた時、「ママ～。パパ～。」とうわ～んと泣き出した夏帆がいた。「あっ起こしちゃった。」「こら」とでこピンを凛にしたら、ペロッと舌を出した。「えへへ、ごめん。」それにしても、子供の成長っ早いよな。この前生まれて、一人でご飯すら食べれなかったのに、いつの間にか一人で不器用に食べれるようになり、はいはいから、ヨチヨチ歩きになる。おぎゃーとしか泣かなかった子が、「パパ、ママ」と言葉を一つずつ覚えていく。ただただ、毎日発見のめまぐるしい子供の成長。俺は、忙しくて中々子供と接する機会の無いそんな俺に、凛がビデオカメラで撮影してくれて、俺はそれを見て間接的に知る。そして、ある時、凄い事を知った。それは、俺が仕事がオフで家にいて、久々の家族団らんでいた昼の事。凛はいつものように、昼ごはんを作っていた。「夏帆ね。」夏帆は自分のことを夏帆と呼ぶ。「ん？なんだ？」ソファーでくつろいでいる俺のひざの上に、夏帆が乗ってきた。「健、大好き」初めて、俺のことをパパでなく健と呼んだ。俺はというと、目じりが下がる。「凛、いつの間に俺のことを健と呼ばせてるんだよ？」と台所でキャベツを千切りしている凛の背中に問いかけた。凛の体が固まったように見えた。急いで、出来立てのチャーハンとサラダが食卓に並ぶ。「え？教えてないけど？健って呼んだの？」「凛、大好き。」二人の目が大きくなる。「えっ、それも教えてないけど？」「ありがとう。覚えてくれて」にっこり笑って夏帆がいた。「え～～～～～～？？」大袈裟に驚いた二人は半分叫び声のようになった。笑顔のまま、夏帆はまた眠りに付いた。「どういう事？」「さあ？」それっきり、俺達の目の前に、あの夏帆がやってくる事はなかった。運命の悪戯か？夏帆の執念が勝ったのか？今ここにいる夏帆は、俺達の子供として新たな人生をスタートしていた。遠い昔に聞いたことのある話では、2歳までは前世の記憶を覚えているそうだ。純粋無垢な子供には、邪心がないからだとか。君に恋した夏を俺は忘れない。君に助けてもらったあの夏を凛も忘れない。今年もまた、君に恋したあの夏がやってくる。必然と言う形で俺達は再び出合った。いつか大きくなったら、君の話を聞かせてあげるよ。俺が君に恋した夏の話を・・・・。　　　　　　　　　　　　　　ー完ー

  2008/07/21

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• 君に恋した夏(44、エンゲージリング)

  あの日から俺達はそれぞれの道を歩み出した。鈴木と澤谷だが、めでたくゴールｲﾝを決め、来年の６月には赤ちゃんも生まれてくるそうだ。すっかり鈴木は、澤谷の尻に引かれてる様子。本人もまんざらでもなさ気なんで、よしとしよう。プロポーズの言葉は、澤谷からだと聞いて、同級生のみんなも納得だった。ー１２月２４日ー４ヶ月になる澤谷は少しお腹が出てきたそうだ。元が細いから、全然分からないと凛はため息をつく。真っ白なドレスに包まれた澤谷と、白のタキシードの似合う鈴木が教会で身内と友達を少し呼んだ式を挙げた。さすが長身の二人が並ぶと何処のブライダルショーを見ているようだ。外に出ると、肩を出したワンピースをきた凛は、寒そうに身を震わせる。肩にコートをかけると、周りから野次が飛ぶ。昼１３時からの式は、終わり１５時からは披露だった。何故だか俺達が受付に選ばれる。慣れない様子の凛は緊張しながら、受付の台帳に名前、住所、メッセージを書き込んで貰う。終わったら、座席表とプログラムを渡す。それの繰り返しだ。ホテルのスタッフがそろそろ中へと促すので、ロッカーにお祝い金と台帳を預けて、担当者に鍵を預けた。俺達は入口から近いＤ席に腰を落ち付けた。なかなか凝った演出で、シャボン玉が飛び込む中。彼らは現れた。『綺麗』ボソッと隣で呟きが聞こえる、周りから拍手やお祝いの言葉に、掻き消された。二人はゆっくりと高砂席に着くと、親交係が次々と話を進ませる。恒例のケーキカットやキャンドルではフラッシュが飛び交う。お色直しも３回もやっていた。こういう日は、まるで主人公は花嫁で新郎はおまけみたいだな。澤谷は妊娠して、顔が優しくなった気がする。独身女性の恒例の行事、ブーケトスだ。昔は、教会などで花嫁が後を向いてブーケトスというのが主流だったようだが、今は少し違うやり方もあるようだ。まず、独身女性が何人か呼ばれ花嫁の近くに行く。ブーケから何本かの糸が足れていて、そのうちの一つがブーケに繋がっている。誰かがその糸な先に付いたブーケが貰える仕組みらしい。俺、個人的な意見だがブーケトスとは呼べない気がする。見事引き当てたのは、凛だった。はにかんだ笑顔で戻ってきた。『次は凛さんの番ですね。ご予定は？』余計な親交係の質問に、タジタジで俺の顔を見ながら『まだです』と答えた。頑張れよ、竹中と鈴木からの激励に周りがどっと笑いにかわる。勘弁してくれと答えた俺の足が蹴られたのは内緒にしておこう。その帰り、手には引き出物をぶら下げた俺と凛は駅まで歩くことにした。ブーケを嬉しそうに眺める凛に『夜、美味しいもの食べに行こう。予約しておいたから』と話す。『はい、竹中部長』と満足そうに微笑む。『二人の時は名前で呼べって、言ってるだろ』俺は浅野から凛へ呼び方が変わった。凛は、どうしても仕事の癖で竹中部長と呼ぶ。『…けん…さん』耳まで真っ赤にして言う凛が可愛く見えて、頭を撫でた。『あ～ダメですって、せっかく綺麗にセットして貰ったのに』普段は肩より少し長いくらいの髪を美容院で、一時間かけてセットして貰ったらしい。『俺は、普段のほうが好きだけど』『そうなんですか？なんか複雑。』頭を傾げる凛の手を引っ張る。黄信号が点滅しだしたが、横断歩道を走り出す。『えっ渡るんですか。ちょっと…待って下さいよ』肩で息をきりながら、凛が追いかける。仕方ないから荷物を塞がってないもう片方の手で、奪う。『もう少しだ。頑張れ』『はい。』渡りきると、凛は立ち止まる。『今日はヒール掃いてるんですから、ﾊｧ…走れませんて』ようやく駅まで着いた時には、寒いはずの空気でさえ心地よく感じた。それから電車に揺られて、一時間。鈴木が一度訪れたという予約でしか来れない、お洒落なお店に凛を連れて行った。『竹中様ですね、お待ちしておりました。』一人のボーイが答え、俺は予約席におちつく。『ここ雑誌に載ってて、望と行きたいねって言ってたんですよね』女の子は、こういうお店に憧れるもんよと澤谷が言って教えてくれた。最上階だけあって、眼下に広がるネオンは最高の眺めだ。夜景を見ながらフレンチ料理に舌鼓をうつ。少しお酒も入り、上機嫌の凛は何でも美味しいと言っては目をキラキラと輝かせていた。終盤のデザートが運ばれてきて、俺は覚悟を決める。『手を出して』四角い白い箱に赤いリボンがついたものをポケットから取り出し、凛の手のひらにのせた。俺と箱を見比べて『え～何ですか？』嬉しそうに聞いてくる。『開けてみて』『はい』丁寧に赤いリボンを外し、白い箱のふたを開けるとシルバーのリングが二つ並んでいた。『ぇっ。』『ずっと一緒にいよう』『それって…』どういう意味だと聞きそうだから、最後の言葉を告げる。『結婚しようか、俺達』最後の言葉を告げなくても、分かっている風だった。大きく頭が上下に揺れる。大粒の涙が零れ落ちる。「はい」「左手かして」素直に差し出した君の手にシルバーの指輪を入れる。「あっ」ぶかぶかの指輪は薬指にぶら下がっている。「ごめん、サイズ少し大きかったな。貸してサイズ調節してもらうよ」頭をぽりぽり掻く。「いいの、これで。」「えっでも。」「今度一緒についてきてね」と、ウインクした凛。「俺、ダサいな」ふふと笑った凛は頭を左右に振りながら、ありがとうと照れながら言った。

  2008/07/21

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• 君に恋した夏(４３、決心パート３)

  悠一side竹中と別れて、赤いスポーツカーでたどり着いた先には、お馴染みのＡob。俺達はその店の前に佇む。地下に降りて、カランとドアを開けた。いつものようにマスターが、いらっしゃいと出迎える。お馴染みの風景。『ﾋｭー。今日はお二人で？！ついに付き合う事になったの？』口笛を吹いて、ご機嫌に聞いてきた。何が違うかと言えば、いつもは美華が先に来て酔い潰れ、俺が送るというパターンなんだ。さすが、鋭いマスターが気付かない訳がなかった。『そうよ』と、サラっと美華が答える。俺は美華を直視していた。何サラっと言ってるんだよ。『今日は姫スペシャルでお祝いしなきゃな～』と、やたらご満悦なマスターが俺達の為に三層になったカクテルを作ってくれた。中にチェリーがはいっている。一番下には濃いブルーに真ん中は乳白色で一番上には淡いピンク。マスターいわく姫スペシャルらしい。俺はカクテルには詳しくないから、本当の名前は知らない。『これは俺の奢り』『さすがマスター、ありがとう。うわぁ～めっちゃ美味しそう。』 カウンターに仲良く並んだカクテルは、俺から見ても美味しそうだ。美華は、一気にテンションが上がり、飲むのを躊躇うように眺めてから、グラスを持った。俺に目配せして、乾杯を急かす。『ありがとうございます！』この前あった時は、マスターに嵌められたおれだが。結局、マスターが居なかったら俺達は同道巡りだった。不本意だが、感謝はしなきゃな。『乾杯』小さく音を鳴らして、俺達はカクテルの味を堪能した。『美味しいっ！やっぱりマスターの作るカクテルは最高だね』と、美華がウインクした。『クックッ。この前は、なかなかいいものを見せて貰ったね。』適度に冷房が効いてるにも関わらず、冷や汗が吹きでそう。飲みかけていたら、口からの大噴出はまのがれなかったに違いない。『マスターっ！！その話はいいだろ』前言撤回だ。ぜってぇー感謝しねぇー。『何、何、この前って。なんの話？気になる。』『ねぇ～』二人揃って、悪ふざけをしてくる。この前、美華は寝てたから俺達のバトルを知らない。恥ずかしくて完敗に終わったなんて言えるかよっ！！『美華ちゃんが寝てる時ね。』『うわぁ～辞めてくれ！』俺の叫び声は、美華による肘の攻撃が、呆気なく俺の脇腹に入る。あまりの痛みに絶句。『何、この前って？』マスターは面白おかしい表現で美華に話す。俺はなすすべなく、二人のやり取りを睨みをきかせ見守るしかなかった。美華の第一声は『悠ちゃん、かわいい』だ。馬鹿にするにもほどがある。男がかわいいと言われるほど嫌な言葉はない、と俺は思う。いろんな奴がいるから、それで満足する奴もいるだろうが。暫く、美華とマスターのからかいが続けている。白けた顔で嵐が過ぎ去るのをジーッと待つ。あ～面白くねぇ。『まぁ、まぁ。そんなに怒らないでよ。俺のお陰で上手くいった訳だろ？もっと感謝して欲しいな～。』『そうだよね？』『普通、そう言うことは本人が言うことかよ。株が下がるぞ』『いいの。いいの。男に株が下がっても』『ねぇ～』またまた二人で、頷く。『はいはい。分かりましたよ。じゃ、そろそろ帰るよ』仏頂面の美華が『え～早いよ。まだ、飲む』全く、竹中のこと吹っ切れても飲むんかい。今日は、どっちにしろ。車は置いて帰る予定だった。どうにか店を後にして、すっかり暗くなった東京の夜。『ねぇ、東京タワー行ってみない？』美華がご機嫌を取るように上目使いで、俺の顔を覗く。そんな顔で見られたら、断れるはずがない。俺達はタクシーで東京タワーまで向かう。自然と手を握ったまま、二人黙り込む。東京タワーの存在は知っているが、地元の人間にとっては特別なものではなく、行ったことのない人間のほうが多い。どれくらい乗っていただろうか？一際目立つ東京タワーの前で降り立つ。間近で見ると、それなりの迫力に圧倒された。仲良く展望台までエレベーターで登った。『私、今まで東京に住んでたけど…。東京タワーに来たのは初めて！』今までの中で一番優しい笑顔になる美華につられて、俺まで笑顔になる。『俺も。しょぼいかと思ってたけど、案外デカイな』『ﾌﾌ。本当ね。』エレベーターが開くと、きらびやかな東京のネオンが輝いていた。しっかり地に足をつけていないと、吸い込まれそうな東京。俺達は、ゆっくりと一周した。何だか勿体なくて、一番いい場所に二人で佇む。美華の頭が俺の肩に寄りかかる。『綺麗』うっとりと眺めている美華のほうがもっと…。『ねぇ』妙に甘えた声が、俺を刺激する。『ん？』それだけで、先を促す。明るい口調で、東京のネオンをみながら『結婚しない？』と言って、俺に微笑んだ。思ってもない言葉に、喉をゴクリと鳴らす。美華side『結婚しよっか？』悠ちゃんとなら、上手くやっていける気がする。誰よりも私の一番の理解者だから。それに、いつの間にか悠ちゃんの存在は私の中で大きく根付いていた。繋いでいた手を更に力強く握り返される。『お前、それ本気？』見開いた瞳が私を写す。私はどっちにも取れるように、否定も肯定もしなかった。それからは、悠ちゃんも何も聞いてこない。眠らない街。この東京で、たくさんの出会い、別れを繰り返しているのだろう。体が通じるだけでは、満たされない。心が通うだけでは、物足りなくなる。形がないだけに不透明なものは、不安が纏わり付く。愛は計れないから、どんどん欲張りになる。底無し沼にはまったように、どっぷりと捕まって逃れない。『ねぇ。悠ちゃんは、いつから私のこと好きだったの？』何でもないことが気になって仕方がない。『自覚したのは、美華が竹中を好きだと知った日かな』私はかばんから小さい写真を取り出した。『これ、見て。』『美華、これって？もしかして…』『私達の赤ちゃん。』最初に抱かれた夜に新しい命を宿す。『産んでいい？』『当たり前だろ』何が当たり前か分からなかった。『いつ分かったの？』『先週の休みの日に病院に行ってきたの。生理が１週間以上遅れてたから。そしたら、妊娠だって』私は出来るだけ重くならないように明るくつとめた。『うん。そうか。俺達の赤ちゃんが…。』一瞬驚いているように見えたけど、目尻が下がってる。『ご両親に挨拶行かないとな』『なんで？』『娘さんを下さいってね』とウインクして言われた。『ねぇ、本当に私でいいの？』『お前しかいないだろ』サラっと赤面する言葉を吐いてくれる。『ありがとう』そっと後ろから抱きすくめられた。『ちょっと人前で、そんなこと…』『大丈夫誰も見てないから。』耳元で囁くような甘い声で『結婚しよう。美華とおなかの中の子供を幸せにしてやるから。』背中越しの体温に包まれて、彼の愛用のサムライの香がする。私は大きく頷いた。安心したら、景色が滲んでぼやけて見える。ポタポタと頬を伝う嬉し涙を流し、幸せを噛み締めた。本当は、不安だった。こんな中途半端な流れで、一緒にいることに。もし、拒否されたら、一人で産んで育てようかって。『愛してる』『私も』

  2008/07/21

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• 君に恋した夏(４３決心パート２)

  望side今朝、凜の両親から電話を貰う。何故だか竹中部長も一緒にいて、事故にあったみたい。命には別状がないという話だった。もう一人からも連絡が…。ご無沙汰だった上原から。私は全く気付いてなかったけど、一緒の面接を受けていたとはね。昔なんか私よりも小さくていつもいじめっ子達に泣かされていたっけ。気が強かった私は、いつもいじめっ子と戦ったな～。そんな懐かしい情景を思い出していた。そんな彼から、『昨日、浅野が事故にあったって本当？』って連絡があった。昔から、凜の事が好きだったはず…。『私は明日休みだから病院に行く予定だけど、今日休みなら一緒に行く？』昼まで用事があるから、終わったら連絡をくれる手筈になっている。一人で行けば、二人っきりになれるチャンスもあると思うのにな。まぁ、いいや。確か凜もまだ彼氏とか好きな人がいるって話聞いたことないし、ちょうどいいかも。望さんが一肌脱ぎましょうかね。ところで、竹中部長はまだいるのかな？そんな話をしたら、何故か無言になった。変なやつ。さては初日から怒られるようなことをしたのかな。適当に話を終わらせて、電話を切った。結局、夕方に合流した。昔を思い描いていた私は軽くショックをうけた。いつのまにか私よりも身長も伸び、眼鏡かけて爽やかで、少年時代が幻のようなばけっぷり。ご飯食べてからにしようと思ったんだけど、面会時間があるから先に行くことにした。『それにしても、随分変わったね。全然分からないよ。何で、私だって分かったのよ』『ああ。だって変わらないから。いつも浅野と一緒だったし』悪びれる様子もなく、痛いところを付いてくる。『確かに、あんまりかわってないかもしれないけどさ。レディーに失礼じゃない？』まあ、どうせ凜のことしか見てないんだろうけどってことは言わずに。『悪い。そういうつもりじゃなかったんだけど』『もういいよ。凜しか見てないんだから』『えっ？何で俺が浅野のことしか見てないの？』何いまさら照れてるのかしら？『分かった分かった。そんなに照れない。』『おい。あのさー』ごちゃごちゃ言い訳しそうだから、手で制した。受付の看護婦さんに『浅野凜さんの病室教えて頂けませんか？』『失礼ですが、どういったご関係ですか？』今はプライベートの問題とかあるから素直に教えてはくれないのか『親友です。』『東棟の503です』『ありがとうございます。』病室につくまで何やらごちゃごちゃと言い訳をしている。『あっ、ここじゃない？』『お前人の話は最後まで聞こうよ』『もういいって、何でそんなに隠したいのかしらんけど、凜には内緒にしといてやるからさ』『だ～か～ら』私は勢いよく開けて、『凜…だい…じょ…うぶ』って言いかけて私は立ち止まる。『いてっ。何で止まってるんだよ』しばらく放心状態の私と横から中を覗く上原が見たものは…凜と竹中部長のラブシーンだった。凜が竹中部長の腰に腕を回しキスをしている。どうして？私達に気付いて、勢いよく離れた二人は照れているようにも見えた。『帰るよ。失礼しました。』私は上原の腕を掴み出ていく。『待って、望！』凜の辛そうな声が響く。『私、別に気にしてないから。竹中部長は憧れで好きとは違うから安心して。』淡々と話す私は感情がこもらなかった。竹中部長を見てから、『凜のこと、よろしくお願いします。』とだけ言って、病室から飛び出した。これ以上は限界だ。病室からはすすり泣きが聞こえてきた。凜だと分かっていても、慰める気分には、これっぽっちもならない。ごめんね。今日は、おめでとうは言わないよ。気付いた時にはスタスタ歩いて病院の外へ。『おい。待てよ。足早いな。』すっかり上原のこと忘れてた。『ごめんね。凜と竹中部長が出来ていたなんて知らなかったからさ。』それに対しては無返答で、『何か勘違いしてない？』 まだ言ってるよ。『俺は本当に浅野のこと、どうも思ってないから。』呆れ顔の私に鋭い一言が突き刺さる。『お前はどうなんだよ。本当は竹中部長のこと好きなんじゃないのか？あんなにあっさりと身を引いて良かったのかよ？！』彼の言葉が体に重くのしかかる。『上原の言う通りよ。竹中部長のこと、本当は大好きだったよ。短い期間で恋するなんて馬鹿だと思うかも知れないけどさ』彼は私の言葉をじっくりと受け止めて聞いてくれていた。『でもね。凜は、ずっとずっと一緒で大好きな親友なの！あんな二人見たら、何処にも私の入る隙間はないじゃない。私が身を引けば、少なくとも凜とは親友でいれるじゃない。そのほうがカッコイイじゃん、私。』視界が涙で滲んでぼやけてきた。『いますぐは仲直り出来ないかも知れないけどさ。そういう訳だから気にしないで』何かが勢いよく体を傾けさせた。『お前、馬鹿だよ』上原が私を抱きしめて離そうとしてくれなかった。なんで、そんなこと？『…。上原だって、良かったの？凜のこと？まだ何も言ってないじゃん。今日二人っきりにさせてあげようと思ってたのに協力してあげれなくて、ごめんね。』凜に振られたショックが大きかったのだろう。この時の私は、そう解釈した。次の意外な言葉を聞くまでは…。上原side『何でさっきから俺が違うって言っても、浅野が好きなことになるだよ。全く頑固にも、ほどがあるよ。』更にきつく抱きしめる。『ちょっと痛いし、何よ？まだ照れてるわけ？』『鈍感』望に目掛けて怒りの言葉を放つ。『はぁ～、誰がよ？もうやだ。いい加減に離してよ、意味分からん』『嫌だ、離さない』余計に仏頂面で見上げてくる。『なんで分からないんだよ、お前は。昔っから。そうなんだ。』『何よ。いじめっ子達に泣かされてたのは誰よ。いつも助けてやったじゃん』『感謝はしてるよ。今は、関係ないだろ？』昔の話を持ち出されるのは予想外だった。全くいつの話を掘り出すんだよ。それにしても、中々敵は手強いな。まだ、勘違いしてるんだろ？勘弁して欲しいよ。このまま勘違いされたままでは拉致があかない。くそっ。こんな形で言いたくないんだけどな。考えているうちに体が離れた。『ふふ～ん。大人になっても私のほうが力あるようね』満足そうに微笑む望。まるで子供みたいだ。『お前、子供みたいだな』『誰がよ。本当失礼なやつ。女心も分からないから、振られるのよ』あっしまったといいたそうな表情だ。『ちゃんと人の話は聞けよ。学校で習わなかったか？』『今度は説教？うざい。』『馬鹿か。人の気持ちも知らないで。』『だ～か～ら凜が好きなんでしょ。そろそろ認めなさいよ』『違うっていってるだろう！くどいっぞ。』掴みあいになりそうな距離で言い合ってる。『俺はな、ずっとお前の事が好きなんだよ！気付けよ、いい加減。』 見開いた目はこちらを直視している。一気に回りの空気が変わった気がした。『何それ？新しい冗談？馬鹿にしないでよ。』『冗談でこんなに恥ずかしい事が言えるか！』真っ赤になった顔で、すっかり闘争心が消えた望はコンクリートの地面を見つめていた。『好きなんだ。付き合って欲しい』ビクンと体が反応する。『いきなり、そんな事言われても…』『返事は今でなくていい。考えといて。じゃあな』捨て台詞のように、それだけ言って俺は家に帰った。それにしても何で俺が浅野の事が好きだと思ったんだろう？謎だ。少し後悔しているあんな形で告白をしたことに…。本当…鈍感な女。

  2008/07/21

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• 君に恋した夏(４３、決心)

  （凜side）私は、あれから長い長い夢を見ている。あなたが一大決心をしたことなんて予想も出来なかった。夏帆さんがどうやって、あなたと出会って、あなたに恋して、私のせいで事故にあったのか。そして、どうして私の中で一緒に生きてきたのか。私は夏帆さんのベールに包まれていた全ての事を知る。不思議な体験だった。私が死にかけて、わざわざ助けに来てくれた。ねぇ、どうしてなんだろうね。あのまんまにしとけば、私の変わりにあなたの魂は私の体を手にして、生きていられたのに。私はあなたに、助けられてばっかりだね。結局、何も返せなかった。彼女は、１６歳の頃のまま。私は、何故あなたに竹中部長が恋をしたか分かった気がする。彼女が最後に言った言葉は私に突き刺さり、私に生きる希望を与えてくれた。『彼は、私じゃなくて凜さんを待ってるのよ。早く帰ってあげて。』『あなたは、どうするの？また、私の中で生きていくんでしょ』『もう、そっちには戻れない。建には最後のお別れを済ませたから。一つお願いがあるの。』『戻れないって、そんな。竹中部長は、まだあなたの事が好きなのよ』『また、そんな事を言ってる。死んだものが生きてる人間に言葉を伝えたら、もうこの世には残れない。そういう決まりなの。あなたの中にいたことも本来は、ご法度なのよ。』『えっ。』『そんな事…。じゃあ、これから夏帆さんはどうなるの？』『さぁ？どうなるのかは分からないわ。それより時間がないの。一つだけお願いがあるの』もう私が何を言っても無理なんだと。最後に私のお願いって…。『何ですか？お願いって。』『私の事を忘れないで。あなたに私のことを覚えていて欲しいの。時間がたてばみんな忘れていく、私のことを。せめて、あなたが生きてる間は、私の事忘れないで欲しいの。』真剣な眼差しがくっきり焼き付いて離れない。忘れないよ、夏帆さんのことを絶対に！夏帆さんが助けてくれた分まで、私は生きるから。だから、せめて安らかに眠って欲しい。竹中部長だって、きっと忘れないよ。『ありがとう』それだけ言って、光りが指す方向に消えていった。私は決めたんだ。何かあるごとに、あなたを思い出してあなたに報告するね。竹中部長が私を好きかは分からない。でも、私は何があってもやっぱり竹中部長が、好きなんだな。今度会ったら、ちゃんと後悔しないように言おう。受け入れられなくても、気持ちを伝えたい。そして、望にちゃんと謝ろう。『浅野…』遠くで愛しい声が聞こえる。『俺…お前のこと…すき』えっ？何？起きるタイミングを逃す。今、いま…すきって言ったよね？あのクールな竹中部長が…わたしに…うそみたい。どんな顔して言ってるのか気になって仕方がない。目を細くして覗いてみる。縦長のシルエットで細身な男の人。何度も何度も見続けてた大好きな人だ。間違いなく、竹中部長がそこにいた。急に加速していく心臓が壊れてしまいそう。私は決心して、目を開けたら…視界は遮られて何かが唇に落ちてきた。私は何が起きたのか認識するまでに数秒かかった。わたし竹中部長とキスしてるんだ。 思わず布製の物を掴んでしまった。後で分かったんだけど、竹中部長のＴシャツの裾を握っていたんだ、私は。ビクッと体を起こしたのは竹中部長。『起こしたのか？ごめん。』何でこんなに冷静なんだろう？ごめんて何に対してだろうか？私は驚いた顔をしていたと思う。自分の唇を押さえたまま、しばらく竹中部長と目を絡める。『わたしも』もう二人に言葉は必要ない。お互いを確かめるように、再び長いキスを…。（建side）鈴木と澤谷と別れた後、一人になって考えてみた。澤谷の言う通りだ。昔から、鋭いところを付いてくる女だな。鈴木と上手くやってるようで、俺も安心した。何かと言えば、澤谷のことばかり気にしてたからな、鈴木は。俺も自分の気持ちと向き合う必要があるよな。白い建物が見えてきた。今日も30度を越える。外で５分歩くだけでも汗が滲むようだ。俺は、もう自分の気持ちを偽らない、と。寝不足にも関わらず全く眠くなかった。自動ドアが開くと、ひんやりした風が流れてきた。暑いほってった体には、ちょうどいい。もう後悔しないように、俺はゆっくりと君が待つ病室へ向かう。君の病室へ入ると、ご両親が待っていた。『あっ部長さん、また来て下さったんですか？』『あの、お話があります』『えっ？はい』二人顔を見合わせて、言った。『どういう話でしょうか？』『娘さんと結婚を前提とした、お付き合いをさせて下さい。』二人共言葉をなくして、しばらく沈黙だった。『お父さん』浅野の母親は、父親のポロシャツを引っ張った。『あ～分かってる。』 このとき、殴られることを覚悟した。ぐっと力を込める。『娘をよろしく頼む』 父親は悔しそうな顔をしたまま、俺によろしくと確かに言ってくれた。それを見ていた、母親は目尻を細くして言った。『あなた』『俺達は今日は帰ります。こいつも体調がよくないんだ。後は頼む』無愛想にそういい残して、病室を去った。遅れて、母親も出ていく。入口でこちらを見てお辞儀されて『よろしくお願いします』と言われた。『はい。』俺もお辞儀をして見送る。正直、こんなにあっさりと認めて貰えるなんて思わなかった。それだけに、少し拍子抜けした俺だ。あとは、本人に伝えたるのみ。順番が逆になったけどな。ゆっくり、浅野の隣の椅子に腰を降ろす。『浅野…』起きる様子のない、浅野に『浅野…俺…お前のこと好き』素直に自分の気持ちを伝えた。伝えた事にならないかも知れないが、言わずにはいれなかった。そして、寝てる君に俺はキスを。何かを引っ張っられて、体を起こすと、浅野は驚いた顔をして俺のＴシャツの裾を掴んでいる。『起こしたか？ごめんな』浅野は唇を押さえたまま固まる。『私も』今目の前にいるのは、間違いなく浅野だ。どちらともなく唇を合わせた。『ごめんな、俺のせいで事故に合わせてしまった』 浅野は左右に力任せに首を振った。『まだ、そんなに首動かさないほうがいい。お前、車に飛ばされたんだぞ。幸い、無傷にすんで安心した。』固まったまま動けない浅野を見つめた。『はい』何の返事なのか分からないが、まだ理解できないみたいだ。『あとは頭も打ったらしいから、少し精密検査しなければいけないから』『はい。…あれから私どれくらい寝てたんでしょうか？』『そうだな。半日くらいじゃないかな？俺、先生とご両親に連絡してくるから』腰を上げたと同時に、俺の腕が引っ張られる。『待って。待って下さい。私ちゃんと竹中部長に伝えたいことがあるんです』浅野に体を向けて『何だ』と聞いた。『私…あの。寝ている間にいろいろ知りました。夏帆さんの事故のことも。何で私の中にいたのかも。私の気持ちも』浅野の口を塞いだ。２度目のキスをする。『結婚を前提として、付き合わないか？ご両親には許可済みだ』『え～え～～！！！』浅野はいろんな顔をしながら、『はい』 っと答えてくれた。思わず、笑ってしまった俺だった。『何がおかしいんですか？』不服そうに仏頂面になっている。『フッ百面相みたいだな』『誰がですか。』今度は、怒りながら泣いている。器用なもんだ。そう思っていたら、泣きながら腰に腕を絡ませてきたから、３度目のキスを…交わす。

  2008/07/21

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• 君に恋した夏(４２、君の存在後編)

  俺達は、足早にその席に座った。『悪い、遅くなってすまん。』『いや、いいんだ。悪いな、忙しいのに』微かに胸の奥がチクりと刺さった。隣に座った美華も、申し訳なさそうにしている。明らかに俺を見る目は、「ほら、言ったじゃん」と語っている。それを尻目に、すぐ本題に入った。『で、どういう事なんだ？夏帆ちゃんの生まれ代わりって？！』質問したいことは、たくさんあったが最初に抱いた疑問からぶつけた。竹中は、ゆっくりと語り出した。『俺も何から話していいか分からない。なんで核心したかというと、夏帆の話は竹中と澤谷に七瀬さんしか俺は話していない。』『それで？』『昨日、新入社員が俺の会社に入ってきたんだ。そのうちの一人が、バイヤー志望だった。それで、仕事の話をするだけのつもりだった。すると、その子がいきなり夏帆って自分が呼ばれていたと告白し、その彼氏が俺に似ていると。名前も同じ建だった。勿論、その子は夢だと思ってたから俺に話してくれたんだけど』しばし俺と美華は言葉を失った。電話で生まれ代わりにあったという話は聞いたが、いざ本人を目の前にしてリアルに耳に入ると、複雑な心境になる。夏帆の生まれ変わりのような存在の子の名は、浅野凛と言った。俺達の理解を軽く越えていた。それからゆっくりと竹中が話す。　俺達以外で夏帆のことを知ってる人間がいるのが純粋に嬉しかったんだ。俺にとっては、夏帆の生まれ代わりだろうが、無かろうが関係なかった。それから中目黒の奈津子さんの団地の前と夏帆が眠ってる墓に行き、あの例の代々木の交差点で事故に巻き込まれた。その時、体は浅野なのに、魂は夏帆だった。浅野は19年前、同じ場所で事故に合っている。コレは、浅野の母親から聞いたことだ。突然飛び出した浅野を夏帆が助けようとして、夏帆は命を落とした。浅野は生死を彷徨い、意識がなかなか戻らなかったと言う。その時、夏帆の魂が浅野の意識を繋ぎとめるように居座った。事故や俺との出会いによって、触発されたんではないかと思うんだ。最後のは俺の推測だが・・・。全てを話しきった竹中は少しずつ精神が落ち着いてきてるように感じた。俺たちに話すことによって頭の中も一緒に整理できたのかもしれないな。竹中と対照的に、俺達はコレまでの経緯が展開が速すぎてついていけてなかった。「ちょっと待ってくれ。次目がさめたら、どっちになってるんだ？」竹中もそれに関しては首をふるしかなかった。「それは、どっちだろうな。ただ、一瞬目が合った時は浅野のほうだと俺は思ったがな。」「なんで？」これまで黙っていた美華が口を開いた。「なんで・・・だろうな？ただの勘だよ。夏帆の時は鋭い視線になっている気がする。浅野のとは、雰囲気がこう・・・なんて言ったらいいんだろな。優しい感じっていうのかな？」美華と俺が顔を見合わせて、多分美華も今同じ事を思ったんじゃないだろうか？「2度も失うのは、嫌だった。死なせるかと思ったら、体が勝手にタクシーを拾って病院まで運んだんだ。夏帆以来だな。他人にこんなに感情移入したは。」「それって・・・好きなんじゃないの？夏帆ちゃんじゃなくて、浅野さんのことが！」驚くほど冷静に答えたのは美華。嫉妬している様子も無かった。竹中を分析していた。「えっ。」二人の声が合わさる。真剣に想いを廻らせてる様子の竹中。夏帆ちゃん以来に一生懸命に彼女を助けようとしたのは今の話からでもひしひしと感じ取れた。「・・・俺はずっと夏帆しか思ってなかった。夏帆の生まれ変わりだからじゃないかと思うんだ、こういう気持ちになるのは。実際には少し意味合いが違うけどな。」竹中自身を納得させるようなくちぶりだ。「じゃ、なんでその子と夏帆ちゃんとの思い出の場所に行ったの？」容赦なく、美華は核心をついているように思う。一方、竹中から余裕が無くなり出している。「同じ事を浅野にも言われたんだ。」力ない笑顔だった。冷静に考えたら、竹中が夏帆ちゃん以外に気になる女の話を聞いた事がなかった。他の人とは 格別に違いがあった。『そう見えるか？』いつになく弱きな竹中からは哀愁が漂う。本人でも気付いてなかったのだろう。ショックを受けたようなリアクションだった。『俺は怪我までさせて、後遺症だって残るかもしれない。俺はどうしたらいいんだ？』ほとんど独り言のように聞こえた。俺と美華にアドバイス出来るような内容ではない。ただ言えることは、事故は竹中のせいではないし、もっと自分の気持ちに素直になればいいというだけだろう。『事故は竹中君が責任感じることないんじゃない。それより、もっと自分の気持ちに素直になればいいじゃない？』美華はサラっと答えた。思考回路が俺と似てきたんだろうか？美華と同じことを思った。『俺もそう思う。』『仮に俺が浅野のことを好きだとして、夏帆への気持ちも嘘ではない。こんな中途半端な状態じゃ好きだなんて言う資格ないだろ』『好きになるのに資格なんてないよ。しょうがないじゃん。好きになったんだったら。』立ち上がって、興奮ぎみに竹中を諭していた。『私だって、竹中君のこと好きだったけどー』竹中も俺も息を呑んで見ていた。『今は、悠ちゃんの事が好き。でも、自然なことじやない？ましてや、竹中君の場合、夏帆ちゃんはこの世からいないわけだし。もう十分じゃない。いい加減、夏帆ちゃんを開放してあげたら、どうよ？！』今凄い爆弾発言を言わなかったか、美華のやつ。いや、嬉しいけど。竹中の前であんな事を言ってのけるとはね。変わったな、本当に竹中のことを吹っ切れたようだな。言われた竹中は、呆然としている。無理もない。『良かったな、鈴木。昔から澤谷の事好きだったもんな。』今度呆然とするのは、俺の番。『ああ。』『へぇ～そうなの？悠ちゃん』『俺の話はいいんだよ。竹中はどうなんだよ？やっぱり、浅野さんの事好きなんだろ』昔の話なんか誰がするかよ。竹中のやつ、なんで俺が美華のこと好きなの知ってるんだ？俺は一度も恋愛話なんかした覚えはないぞ。『…分からないな。浅野のこと好きなのかもな。あんまり自覚はないけどさ。』今までに見せたことのない優しい笑顔を浮かべる。『澤谷と同じ台詞を浅野も言ったんだよな。好きになるのに資格はいるのか？、って。自信がないのかもな。浅野と俺は１６も離れてるからな、弱気になってたかもしれない』『俺と美華だって同じ歳だけど、いろいろ経験して、ようやく今ここまで辿り着いたんだからな。いつ竹中のほうがいいって言われるから気がきじゃねぇしな。』『はぁ？！何言ってるの』あっ。ヤバイ。美華の顔は怒り顔でしめていた。『ちょっと！！』そのやり取りを見ながら吹き出したのが一名。『変わらないな。鈴木と澤谷は。相変わらず仲がいいな』『どこがっ！！』二人の声が揃う。竹中は笑っていた。この時、彼が一大決心をした事に俺達は気付かなかった。

  2008/07/21

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• 君に恋した夏(42、君の存在の前編)

  「竹中君だったの？」美華が切なそうな顔を向けてきた。「ああ。気になる？」複雑な表情だった。頭をポンポンと叩く。「美華。夏帆ちゃんの事覚えてるよな？」頷く美華。「夏帆ちゃんの生まれ変わりの子に会ったそうだ。」美華は呆気に取られていた。俺だって半信半疑なんだから、信じられなくても仕方ない。「えっ。・・・そんなことって」「珍しく、あいつ動揺してたんだ。」目を見つめながら、言った。明らかに、それを聞いて動揺してる美華がいる。俺は初めて美華を抱いた夜。美華の寝言から「竹中君」と聞いた。今も、美華のなかで竹中の存在は大きいと思う。俺は、それでも自分のものにしたかった。人の気持ちまでは簡単に変えられない。分かってはいても、どうすることも出来なかった。それからずるずると、俺は美華の部屋にいついている。「そんな顔するな。せっかくの美人が台無しだぞ」美華の言葉を発する前に美華のくびるに唇を押し当てた。「・・・んぅ。」美華の甘い吐息が漏れる。息もさせないくらいの荒々しいキスを。美華があいつの事を思い出す度に俺は感情を押し付けるように唇を重ねて、体を重ねた。脱力した美華を見ながら、俺も一緒に力尽きる。美華は、一度も俺を拒まなかった。早く竹中を忘れたい思いと、一人になりたくない思いが支配していたからに違いない。俺が勝手に解釈してるだけだが。そうであって欲しい。もし可能なら・・・少しずつでいいんだ、俺の存在が美華に根付いていければ。殺風景な部屋でさえ、気にならなかった。そんな調子で夕方まで、ダラダラ過ごした。美華は時折遠くを見つめて、何かを考えている。その理由は聞かなくても、安易に想像がつく。ずっと隣に居て、君を見ていたんだから。黒くて長い髪に指を絡ませて、体を引き寄せる。『悠ちゃん。今日変よ。』美華が眉間に皺を寄せた。どっちがだと言いたいキモチを押さえる。ま、今の俺に言われても説得力がないよな。気にならないはずがない。『やっぱり、私行くの辞めようかな』ボソッと呟いていたが、聞こえないふりを通した。どうして美華がそんな事を言い出したのか分からなかった。俺もなんで美華と一緒に行こうと思ったんだろう。竹中じゃなく俺を選んでくれるという淡い期待を抱いてるのかもしれない。どんなに唇を重ねても、体が一つになっても、満たされない気持ちは一体なんでだろうな。虚しさが体中を駆け巡るんだ。好きだと気付いた頃から、既に美華の中にはあいつがいた。近すぎて気付かないというオーソドックスな展開に嫌気がさす。どうして無くしてしまってから、気付くんだろうな。いろんな女の子と付き合って来たのだって、美華の存在を意識しすぎて、上手く表現出来なかったのを隠したかったからに違いない。俺は浅はかだった。『私、竹中君のこともう大丈夫だから。』俺のキモチを知って、気を使ってるんだろう。同情なんかいらない。本当に欲しいものは中々手に出来ないようになってやがる。ダラダラと未練がましいのは俺のほうか。『私…悠ちゃんには感謝してる。こんなふうに竹中君の事を、振り切ることが出来る日が来るなんて思わなかった。』ダイニングテーブルの椅子に腰かけて、美華が俺を見据える。無意識に身構え、俺は次の言葉を待った。『悠ちゃんが一緒にいてくれたからだと思う。私の中で、悠ちゃんの存在が大きくなってきてるの。信じて貰えないかもしれないけど…。』沈黙が支配していく。息をするのも忘れそうな沈黙を破ったのは俺だった。『何？』美華が瞬きをし、一呼吸置いて、『好き。』といった。俺は美華から期待もしてなかった答えを聞かされた。『好きになっちゃったみたい。』絡見合う瞳は、嘘でない事を悟っていた。『へぇ～、そうなの？』驚いた俺は、間抜けな返事になる。その返事に不服そうに訴えてきた。『何それ！真面目に言ってるのに～。』顔を真っ赤にした美華が俺を睨む。『じゃ～。信じさせてみろよ』美華をいじめたくなってしまった。『はっ？どうしたらいいのよ』眉間にしわを寄せて頬を膨らましている。俺は考えるふりをしながら顎の下に手を当てた。「そうだな。美華からキスしてくれたら、信じてやっても良いよ」「いいよ」悪戯たっぷりに言った俺は、美華の一言で拍子抜けしてしまう。形のいい目が俺を捕らえ、少しずつ美華の顔が近づいてきた。マツゲや鼻が俺の顔に触れた、同時に目と目が絡む。美華の厚い唇がそっと重なる。何回もキスやそれ以上しているにも関らず、美華からのキスは新鮮だった。悪い気分はしない。むしろ、嬉しい気分だ。「これでいい？」と、体を離しながら言った。俺は再び美華の腰を引き寄せて、言う。「いや、まだだ」明らかにふくれっつらの顔にキスをする。「そろそろ支度しないと遅れるよ」俺は手を滑らせて、T-シャツの中に忍ばせて、直接美華の膨らみのある部分に手を添えた。「ちょっと、ほんとに遅れるから」「嫌だ。少しぐらい待たせてやればいいんだよ、竹中は」もう片方の手でT－シャツを脱がす。「もうっ！」口を俺の口で塞ぎ、濃厚なキスをした。ビクンと体を痙攣させる美華が、少し力を解く。「・・ふぁ・・。んぅ・あ・・。」甘い吐息が漏れてきた。最初は抵抗していた美華も、もう諦めたようだった。右手はふくらみの部分から下へと伸び、禁断の位置へ進めていった。その間にも美華は体をくねらせる。「あ・・・ぁ・ん。」左手でふくらみの部分を摘み、もう片方の膨らみ部分へ唇を落とす。勢いよく吸い込む。至るところに、俺のものだというしるしをつけていった。「悠・・ちゃ・・ん・んぅ。」「かんじる？」「バカっ・・・んん。」体は正直に反応してくれる。美華から俺の首に腕を巻きつけてきた。「ゆ・・うちゃ・・ん。好き。」トロンとした目でそんなふうに言われたら、興奮しない男はいないだろう？「当然だろ。俺のほうがもっと好きだけどな。」たった一言で、簡単に俺の虚しかった気持ちも晴れていく。そんな単純な思考回路の持ち主なんだ、俺は。「もう！！ほんとに遅刻じゃん」「悪いって。でも、キモチ良かっただろ？」俺はハンドルを右に切りながら言った。「バカっ！」左のわき腹に美華の肘が入った。「いてっ。お前、運転してるんだぞ。事故起こしたらどうするんだよ」少し大きい声になる。「じゃ、運転している人の片方のこちらの手は何してるのよ？」片方の手は膨らみある部分に乗せていた。「あれ？なんかあった？」しらを切る俺。「人前でそんなことしないでよ。」「いいじゃん。おれのだし。」ふぅと深いため息が漏れた。パシンと手を払いのけられたのは、すぐ後の事。「竹中君に電話するよ」「いいよ、しなくて。もう着くだろ」不服そうに顔を真っ赤にしている。「なんて言うんだよ。エッチしてたから遅れたって言うのかよ？」「悠ちゃんのスケベ。もう知らない。」横を向いてしまった。それから５分後には、例の喫茶店に着いた。既に中で竹中は浮かない顔をして座っていた。昔を思い出すような格好だ。ジーパンに白のＴーシャツという出で立ちで１番奥の席に座ってる。

  2008/07/21

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• 君に恋した夏(４１、夏帆の日記)

  　「もう峠はこえたでしょう」と担当医が言った。俺達は、それでも起きている姿を見ない限り安心出来ないでいた。俺が様子を見ているんで、二人には食事に行くように勧める。時間が経てば経つほどに、俺があの場所に連れて行かなければ、こんなことにならずにすんだのでわないか？という考えが巡る。俺は、いつも鞄に忍ばせていた夏帆の日記を取り出す。日記を捲ると、夏帆の字で埋め尽くされていた。俺は、あの日。日記を読むまで夏帆の字を見たことが無かった。だから、これが例え本人の直筆じゃなくても見分けがつかない。夏帆のもう一つの部分を垣間見た感じだった。俺は、やはり何一つ知らなかったよ。君と生前会っていた事なんて全然覚えていなかった。君があの子だったのか？あの日、俺は君を失ったという事実をつきつけられ、ショックで部屋に閉じ篭もっていた。母親がそんな姿を見て泣きついた事だけは覚えている。そして、君が残してくれたあの日記を。君はまさか、これを俺が読む日が来るなんて夢にも思わなかっただろうな。正直読むのを躊躇ったよ。でも、もう現実から逃げないって決めたんだ。君は言ったよね。この世には偶然はないって、この世にあるのは必然だけだって。浅野に言われて思い出したよ。ベットには穏やかな顔で眠っている浅野がいた。君と出合ったのも全て必然だったのかもしれないな。6月２３日竹中健にあった翌日に夏期講習の申し込みに行った。綾は既に通っているから、私より早く済ませていた。本当は電話でも良かったんだけど、綾についていく口実に竹中健に会えたらな、と。現金な私でした。もちろん、綾にはバレバレだったけど(笑)そこで、私はビックニュースをゲット！なんとなんと竹中健も塾に通っていたの。こんな偶然ってあるんだね。ほんと、心臓が飛び出すってこういうことをいうんだな。本当にビックリ。今日の竹中健も、白いT－シャツにジーパンだった。前にあったときは、それにジャケット羽織っていたかな。これからは、もっと会う機会も増えますように。７月7日世間では、七夕なんだよね。小さい時は、願い事を書いた短冊を笹のはに結んだりしたっけ。偶然寄ったデパートで短冊に願いごとを書くイベントをやってたんだ。私達はどちらから言うことなく参加する。綾と二人で願いごとを書いた。もちろん、私の願い事は竹中健に再会出来ますように！って。彼女になりたいとかデートしたいとかは恥ずかしくって書けなかった。綾には、同じ塾だから夏になれば会えるじゃんて言われた。確かに、そうなんだけどね。今の私だと一方通行だから、相手もちゃんと気付いて欲しいんだ、私の存在に。ちょっと意味が違うんだよね。好きになると欲張りになって来るのはなんでかな？７月２１日今日は終業式。一学期も終わり。中間テストも期末テストも平均だった。ま、こんなもんでしょ。それより、明日から夏期講習だね。竹中健に会えるかな？何着ていこうか、綾に相談しようっと。あああ～緊張する。何となくお母さんには、罪の意識も感じていたけど…。でも、やっぱり嬉しさが勝るよね！あ～眠れない。７月22日あ～もう最悪だ。竹中健に会えたのは、嬉しかったんだけど…シチュエーションがまずかった。今日の竹中健は、少し膝辺りが破れてる今どきなジーパンで黒のポロシャツだった。白のベルトを巻いてる。こういう恰好もするんだな。いつもは、もっとシンプルな恰好だ。元がいいし長身だから、一目を引く。何人もの女の子が振り返っていた。ちょっと焦りにも似たような感情を抱いちゃった。話しかけて見ようかなと思って、走っていったら見事に転んだ。『大丈夫？』って聞かれたのにな。お尻は痛いし、恥ずかしいしで、せっかく話しかけてくれたにも関わらず逃げ出してしまった。綾には何してんの。せっかくのチャンスだったのに、って。告白しちゃえばと軽々しく言われたけど、私にとっては初恋で何を言えばいいのか分からないよ。あ～あ。どうしよう。馬鹿な子だと思われたかな？７月24日今日も塾。昼間なんて40度はあったんじゃないかな？塾は涼しいけど、昨日の事を思い出して少し熱くなったよ。今日は違う時間なのか？竹中健には会えなかった。そう言えばいつの間にか、この日記は竹中健の事ばかり書いてる。明日は会えるかな？私があんまりにもワクワクしてるもんだから、お父さんもお母さんも勉強が楽しいと 思ってるみたい。ちょっと胸が痛いな。確かに前よりは、分かってきたけど勉強は好きにはなれないな。でも少しは真面目に勉強しようかな。明日は竹中建に会えますように…。いつか普通に話せる日が来るのかな。来ればいいな、そんな日が…。７月２６日土砂降り。こんな日でも、あなたに会えるかもと思えると外に出ていくのも苦じゃないから不思議。恋すると、変わっていく自分が恥ずかしいような嬉しいような複雑なキモチだね。みんな、そうなるのかな？結局あれから、チラッと竹中健をみかけるくらいで話すタイミングがない。もう後姿だって横顔だって、遠くからでもあなたを見つける自信はあるのに、いざ話しかけるとなると別だった。何も進展はないのに、想いは膨らむばかりだ。どうしたら、あなたに近づけるかな？ホント最近そればかっり考えている。綾が言うように告白するのがいいのかな？何て言えばいい？考えただけで恥ずかしいよ。告白はまだまだ先かな。もう一枚ページを捲ろうとした所で、二人から声がかかった。急いで鞄の中に日記をしまった。「ありがとうございました。部長さんも良かったら、ご飯食べてきてください。今度は、私達がみてますから」そう浅野の母親が言う。腹は減ってないが、ここで断る訳にもいかなかった。「じゃ、そうさせて頂きます」とだけ言って、病室を離れた。浅野は、まだ夢の中なのだろうか？病室を出る際に、チラッと見たが起きそうになかった。彼女の後遺症などの説明は無かったが、実際のところどうなのだろうか？アーチを描くように飛んでいった体が再び地面に落ちた様子を思い出して、身震いをした。記憶もまた前回のように一部失うかもしれないな。一番最悪の状態は、彼女が全てを忘れてしまう事だろうか？幸い、仕事はまた一から始めればいいが、人間関係はどうなるんだ？今のところ、本人が起きない限りは分からなかった。俺のことを好きだと言ってくれたことも忘れてしまうんだろうか？それは、それで浅野の為にはいいかもしれない。そう思いながらも、胸がくるしかった。寝不足だからだと思い込もうとする俺がいた。それを打ち消すように携帯を右手に持ち電話をかける。2回の呼び出し音がなったのち、弱弱しい声が聞こえてきた。「昨日一緒に病院に行った竹中と申しますが、浅野さん無事手術は成功し命は取り留めましたが、後遺症については、まだ分からない状況です。」それだけ話して、電話を切った。本当なら、恨むはずの相手だっただろう。でも、俺のせいでもある。そう思うと、飛び出した浅野を引き止めてやれなかった自分を棚に上げて、この男を恨む資格はない。俺があの時引き止めてやれれば良かった。今まで俺は人を頼りにして生きてきたことは無かった。母と子二人の暮らしでは、俺が母を守らねばという想いが強かったと思う。父は、俺が物心つく前にどこかの女と蒸発していた。無論、今まで俺は一度でも父の存在を認めたことはないが。母は必死で父親と母親を演じた。永遠の愛を誓ったにも関わらずず、母をいとも簡単にあの男は裏切った。俺は、余計に永遠や絶対などと言う人間を軽蔑している部分があった。それは、おれ自身が恋愛をすることを恐れていたからに違いない。一つだけ言えるのは、あんな男のようにだけはならないことだった。俺は再び携帯を持ち、電話帳から番号を探して、電話する。携帯を右耳に当てた。５～６回電話を鳴らしたうちに、不機嫌そうな奴の声がした。「なんだ？」「あ、悪いちょっと話したいことがあったんだが。今から時間取れないか？」暫く沈黙の後、鈴木からの提案だった。「俺も話したいことがある。今美華の家だから、着替えていくから1時間後に、この前の喫茶店でどうだ？」「悪い、俺も着替えたほうが良さそうだ。夕方にしてくれないか？」「分かった。どういう話だ？美華のことか？」冷ややかに言った鈴木から、いつも冷静さはないように感じた。「いや、夏帆のことだ。夏帆にあったんだよ。」「ちょっと、待ってくれ。彼女は亡くなったんじゃなかったのか？」その言葉に何と返したらいいのか分からず。「手短に言うなら、夏帆の生まれ変わりのような子なんだ。昨日俺も一緒にいたんだが、事故に合わせてしまった。命に別状はないが。まだ後遺症とか残るかもしれない。俺はどうすればいいんだろか？」一番冷静でないのは、おれ自身だと。いつも以上に話す自分に驚いていた。まだ起きるまでは、側にいてやりたいから夕方にして欲しい。と頼んだ。鈴木は、そういうことなら、澤谷と一緒に来るという。「ああ。それでいい。悪いな」鈴木は、俺の話の全部を信じているわけではないだろう。俺がついに変になったと思われても構わない。今は、誰かに聞いてもらいたかった。どうすれば、いいのか？いずれにせよ、この格好ではまずいな。浅野を事故の後抱えた時に血がついたようだった。近くのファッションビルでジーパンとT－シャツをかって着替えた。昨日は、会社がえりだったから背広もブラウスも血で染まっている。ついでにクリーニングも出しに行った。

  2008/07/21

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• 君に恋した夏（４０、意識の中で）

  真っ白い景色が広がっている。どこまで行っても、色などついていない。上も下も左右もどちらも限りなく白い世界だった。「私、どうしたんだろ？ここは一体どこなの？」途端に景色が一変した。様々な情景が見えてくる。私が、告白するところから忌まわしい事故の様子が色濃く映し出された。そして、私の体を借りて話している夏帆さんと竹中部長の姿を・・・。分かっていた事じゃない。なんで、こんなに苦しいの？分かっていた事じゃない。夏帆さんがすきなことくらい。分かってて告白したんじゃない？それでも、こんなラブシーンを見せ付けられると、もう私は叶わないと思った。誰かが誰かの代わりになれるはずないのに・・・。あんな偉そうな事言って部長を困らせてしまった。もう合わせる顔がない。「じゃー、私に頂戴あなたの体を」驚いて振り返ると、一人の長身の女の子が真剣な眼差しで私を捉えた。「もう戻りたくないんでしょ？」「それは・・・。」「じゃーもう必要ないじゃない？もう健に会いたくないの？」次の言葉が、心に刺さった。同時に、この人が夏帆さんなんだと知った。肌も白くて、手足も長い。ショートカットでモデルさんみたいに顔が小さかった。目鼻だちが、はっきりしていて、同性から見ても誰もが憧れるような、そんな女性だった。「私は、どんな形になってもいいから健の側にいたいと思ってたよ。」吸い込まれるような目力で、私はその大きな目からは逃れられないと感じた。「確かに今は合わせる顔がないけれど、死にたいわけじゃいの。」今はどんな風に接すればいいのか？分からないど、竹中部長と離れたいわけじゃない。それに、今はまだ死ねない。一つどうしても気になっている事があった、夏帆さんの意識が今まで私の中にあったのか？「どうして、今まで私の意識の中にいたの？どうして、私なの？」素朴な疑問だった。夏帆さんの目が急に切なそうな目になったから、私までキュンとなった。「あなたは、まだ小さかったから覚えてないのね。きっと、ご両親もあなたには教えてくれなかったんだね。」ドクン。何を言っているの？どういう意味なの？「・・・。」夏帆さんは瞬きをして、言った。「あなたは、今日と同じように18年前事故にあっているのよ。」私を試しているかのようにゆっくりと話し出した。私は突然の事に呆気に取られるしかなかった。頷くことも出来ない。「覚えてないかぁ？」ほとんど独り言のように、呟いた。私はコクリと頷くしか無かった。ほんとに何の事か、全く見覚えがない。「あなたは、代々木駅前の交差点に突然飛び出してきたの。まだ小さかったから、覚えてないのも無理ないけどね。」私の中にある何かが壊れていきそうで、思わずゴクリと喉をならした。「何でって思ってるでしょうね。健に告白する為よ」「私が一番先に気付いたの、交差点に入ってくるトラックに。あなたは、無邪気に交差点の真ん中に寝転がってたわ。そこには、お母さんらしき人も居なかった。多分、はぐれちゃったのね。私は走って、あなたを抱えて、交差点を渡ろうとしたど・・・間に合わなかったの。」言葉が見つからなかった。嘘でしょ？私が、夏帆さんを殺したの？！私さえ、交差点に出て行くことが無かったら・・・こんな事にならずに済んだの？泣いちゃいけない。そう思っても何処からとも無く涙が溢れてくる。「・・わたしのせいで、夏帆さんを死なせてしまったんですね。私は今まで、知らずに生きてきました。ごめんなさい。」まともに顔が見れなかった。でも、意外な言葉が降ってきた。「えっ。」掠れて変な声になった。頭にハンマーでも打ちつけられたような衝撃が走る。「そう。あの日、私は告白しょうと思っていたの」生と死の中間にいるというのに、妙に息苦しくなっていた。「それは、いいのよ。もう。最初は、あなたを恨んだりもしたけれど、私が決めたことだもの。私が言いたいのは、そうじゃなくって今のあなたがあるのは私という犠牲の元で生きてるという事を理解して欲しかったの。これを聞いても、あなたはまだ、あの世界に戻りたくない？」「えっ？」そんな話を聞いて、尚更私が生きている意味があるのだろうか？そんな価値はないのだろう？そんな気持ちになった。「あなたは戻りたくないかもしれないけど、健はあなたの帰りを待ってるのよ。私じゃないの」何を言っているんだろうか？さっきのラブシーンが甦ってきた。「意味が分からないって顔ね」そういって優しく口元を緩ませて笑った。笑うと余計に綺麗でドキッとする。「あの人ね、言ったの。”好きだった”って、過去形だった。悔しかったけど、もう私を好きじゃないのよ。私にあなたの事を頼むって。」笑っているのに何処か寂しさをカンジさせる夏帆さんの笑顔だった。「竹中部長が？どうして？」「それは、あなたが直接聞いてみればいいわ。」遠くから声が聞こえてきた。「ね？呼んでるわよ、あなたを。聞こえるでしょ。」「はい。誰かが呼んでる声が聞こえます。」その声に意識していたせいか？だんだん、その声は近づいていた。「浅野っ！！浅野っ！！死ぬなよっ！！お前の夢は、バイヤーになる事じゃないのか？」一日しか一緒に働いてないのに。懐かしい声に感じる。彼の低音の声が響く。「部長？」薄っすらと目を開けて、あなたを一瞬見た気がした。「浅野？」「なんとか峠は越えたようですね。」聞いたことの無い男の人の声がした。そこから、眠りについたんだ。また、夏帆さんが夢に現れる。木製の机の上には、昨日買って来たばかりの日記帳が乗っていた。白に真ん中には赤いハートがプリントされていた。横に、鍵が付いている。「夏帆ちゃん、年越しそば食べる？」ここは二階で、一階にいるお母さんが聞いてきた。「うん、食べる。」そう。今日は大晦日。お父さんは、今日も残業みたいで、私とお母さんだけ。早速、日記の一ページを開けて何を書こうか悩んでいる。来年は、高校受験が控えていた。明日からにしようかな。また夢が別のところに飛ぶ。初めて日記の一ページに書き込んだ。内容は、短かった。1月1日(元旦)今日は、朝から家族でお雑煮を食べた。昼からは綾ちゃんと、一緒に初詣。”今年こそ、恋して彼氏がほしい。”と祈願。来年から、受験生だから忘れずに合格祈願も兼ねて絵馬に書いて神社にくくりつけた。その後は恒例になっている、おみくじ。なんと、大吉でした。待ち人来たりというフレーズに思わず顔がニヤリとした私でした。綾ちゃんは、中吉だった。綾ちゃんは、今日もあれからデートだったらしい。スタイルも良くて、かわいいから男女問わず人気者。私の自慢の友達なんだ。今年もよろしくね。私も早く彼氏が欲しいな。4月22日私は、ついに運命の人に出会ってしまった！それは、学校の帰りのこと。昨日から生理だったからか、少し体調が悪かった。綾は、浩介とデートらしい。私は、一人で帰ることになった。１０９でT－シャツを購入する。渋谷駅で私は目眩がして、蹲っていた。「大丈夫？」しんどかったけど、この主を見たら長身の男の人だった。肌の色も黒すぎず、白すぎず健康的なイメージ。サラッとした短い髪に、クールなかんじだ。一目見た感じでは、同級生の男の子にない大人の男の人だった。一瞬にして恋に落ちてしまった。綾に言ったら、バカにされちゃうかな？でもね、恋に落ちたんだ。私が大丈夫になるまで見守ってくれて、そのまま名前も聞かずに「気をつけて帰ってね」って去って行ってしまった。後で気づいたんだけど、定期を落としていたの。それで名前は知ったんだ。竹中健って書いてあった。急いで追いかけたら、改札口付近で探している姿が目に映った。落としたことに気付いてなかったのね。間に合って良かった。「あのっ」走ってきたから、息を切らしながら手を掲げた。「これっ」「あっ」こっちに気付いて、頭をぽりぽり掻いていた。「ありがとう。体調悪いのにごめんね。」ホントに申し訳なさそうにしている。クールそうに見えるのに意外とシャイなんだろうか？なんか、かわいい。また、会えるかな？４月２３日綾から、代々木の塾に通ってる事をお母さんに言ったら、夏帆は行かなくていいの？って逆に聞かれちゃった。それより、綾にあのことを報告！やっぱり、それだけじゃ、会える確立は低いって言われちゃった。何処に住んでいるのか？何をしている人か聞けばよかったな。いきなり、そんな話しても引くよね。浩介までバカにしてくる。紹介してやるよって言われたけど、それは嫌っ！！どうやったら、また会えるかな。また渋谷に行けば会えるかな？こんな初恋って切ないな～。何もやる気になれないから今日は早く寝よう。５月３日今日は学校が休み。渋谷に行く約束を綾とした。浩介とのデートの服を買うらしい。私は、デートよりももっと前の段階だから、まだそんな気持ちが分からない。結局、竹中健には会えなかった。このまま初恋も終わっちゃうのかな？そう考えていたら、綾に「定期に何処から何処までって書いてなかったの？何線？」と言われた。急いでいたし、何よりも人の物だし、全く気にしなかった。６月２２日嘘みたい。偶然に竹中健に会った！！代々木駅で、偶然見かけた。まだ心臓がドキドキいってる(笑)代々木駅から徒歩１０分くらいのところにある塾に見学に行って、良かったら夏期講習を申し込むって御母さんが言ったの。それが無ければ、今日ココであなたに出会わなかったと思うんだ。お母さんが一緒じゃなかったら、話しかけられたかな？

  2008/07/21

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• 君に恋した夏（３９、病院）

  「あなたは、もしかして凛の・・？」浅野の母親が聞いてきた。「竹中健と言います。同じ会社のものです。」「え？もしかして、竹中部長さんですか？」俺は頷き返した。浅野の両親は驚いては再び謝罪した。「ホントに先程は失礼しました。」2人供が俺に頭を下げている。「僕のほうこそ、申し訳がありません。僕がついておきながら、こんなことになってしまって・・・。」深々と頭を下げた。「やめて下さい。昔っから、凛はそそっかしいんですよ。それに、事故は今回が初めてじゃないんです」思わず顔を上げて聞きかえしてしまった。「え？初めてじゃないって・・・？どういう事ですか？」「あの子、1９年前に今回と同じ場所で事故にあったんです。」「え？」1９年前というキーワードが突き刺さった。「凛が、3歳の頃でした。近くのマックでお昼ご飯を食べていたんです。私の友達と偶然会って話に夢中になっている間に、凛が居なくなってました。すぐに探したけどお店の中にはいなくって、外に目を向けると、凄い人だかりがありました。私は、まさかと思いつつ、駆けつけると・・・。」そう話している彼女から涙が零れていた。それを気遣うように、浅野の父親が肩に手を置いた。「女の子二人が轢かれたという声がきこえてきたんです。もう生きた心地がしなかった。人並みを分けてそこまでたどり着くと、一人の１８くらいの少女とうちの子がいたんです。」ピクッと反応していた。19年前、夏帆も同じ場所で・・・？「その女の子の名前は七瀬夏帆ちゃんといいました。幸い、その女の子が凛を庇ってくれて、重症ではありましたが、命までには関らなかった。夏帆ちゃんは、病院について手当を施しましたが打つ手はなかったようです。ご家族の方が揃ってから、亡くなられたと言うことでした。それで、主人も今回の事は前回とダブるので話も聞かずに頭に血がのぼってしまったんです。ほんとに何と言ったらいか。」嘘だろ？そんな馬鹿な。俺は、首を振るのが精一杯だった。夏帆の死と浅野の事故が一致していたこと。恐らく飛び出した浅野を夏帆が助けようとしたんじゃないだろうか？間に合わずに彼女を庇う格好で、トラックに轢逃げにされたという訳か？混乱していた頭の中で整理していた。「凛は、1ヶ月くらい意識が戻らなかったんです。担当の医師からは、事故は余程のショックを与えたようですね。このまま意識が戻らなければ、植物人間として生きることになるでしょうって言われました。数日後、凛は意識を取り戻し、驚異的な回復をみせました。でも、所々記憶をなくしているかのようで、今までの凛とは少し変わってしまったように感じたんですけど、それでも生きていることが私達を支えてくれていたんですよ。まさか、またこんなことになるなんて・・・。」肩を震わせて泣く母親を、父親が肩をしっかり抱きしめていた。俺が逆の立場でも、俺のことを殴っただろうと。そういう経緯があるとは、思わなかった。全てが、新しい情報だった。いろんな偶然が重なっていたということか。一つずつ繋がっていく。夏帆の意識が、その時浅野の意識を繋いでいたのだろうか？いろんな疑問が浮かぶ。それを打ち消すほど、大きな扉を開けて行きかう看護婦たち。気付いた時には、俺はそのうちの一人の看護婦を掴んでいた。「あの、浅野の容態は？」「今は何とも言えません。後で説明します」それを見ていたご両親が寄って来た。「うちの娘は、助かるんですか？」「落ち着いてください。ちゃんと説明しますので、もう少しお待ち下さい。私達も最善を尽くしています。」バタバタと小走りに扉の向こうに消えていった。「落ち着けるかっ！」「あなた」「ああ分かってるよ。俺たちに出来る事は祈る事だけなんだよな」その通りだった。俺たちに出来るのは、それだけしかない。手術が開始されてから2時間半が経とうとしていた。一体どうなっているんだ？看護婦と話してから、優に一時間は経過していた。夏帆、浅野を助けてやってくれ。頼む。心の中で祈った。「健。健、大丈夫？」懐かしい顔が俺の顔を覗き込んでいる。「夏帆？」「健、私ね。健の事ずっと好きだったよ」「俺もずっとずっと好きだった。」彼女は口角を上げて、微笑んでいた。大きな瞳は潤んでいるように伺えた。「もうさよなら言わなきゃ」「え？どうして？」「凛ちゃん呼んでくるから」光の向こうに消えていった。大きな音が響き渡った。俺は転寝をしていたようだ。手術の赤い点滅が消えた。「先生っ！！」そう叫んだのは浅野の母親だった。「娘は、どうなったんですか？」言葉を繋いで父親が聞いた。重い沈黙が私達を包む。「手術は成功しました。ただ、まだ予断を許さない状況です。何かショックが大きい事があったか？彼女の意識は戻っていません。」「そんな・・・。どうして？あの子ばっかり、そんな目に会うの」大きい雫は廊下を濡らした。「お願いします。浅野を助けてやってください。お願いします。お願いします。」最善を尽くしてもうどうしようもないという言い分も分からなくないが、そうしなければ気持ちが落ち着けなかった。他人の為に一生懸命になったことなど、夏帆以来かもしれない。「私達は、又祈る事しか出来ないんですね」そう、隣で肩を落として言ったの母親だった。夏帆が言っていたのは、こういう意味だったのか？母親は時計に目を落とすと７時になろうとしていた。『凜の為に、こんな時間までお付き合い頂きありがとうございました。また、何かあったらご連絡致します。』『いえ、意識が戻るまで側に居させて下さい。自分の責任でもありますし。』事故を起こした運転手は、手術が始まる前に父親によって追い返されていた。男はよれよれのブラウスのポケットにある名刺を一枚置いていった。後日お詫びに来ると言って、この場を後にした。あの男も今頃、不安と申し訳ないきもちでいっぱいに違いない。凜の意識が戻ったら、すぐに報告してやろうと考えていた。だから、この場に止まりたい思ったわけだ。それに、俺は彼女を死なせないと約束したんだ。離れれば、祈る気持ちも届かない気がした。１番気になるのは、もっと別の所にあったのかもしれない。俺は、まだ君への気持ちにこの時は気付いてなかった。まだ夏帆の名残を残していたから、やっぱり俺は夏帆が好きで浅野自身に興味が湧いているわけではないと思っていた。18年分の思いをようやく夏帆自身に伝える事が出来た事に、後悔していた気持ちが薄れていったことは確かだ。なぁ、また俺の前に現れたのは必然と言ってもいいだろ。18年たって俺はおじさんになったけど、君はそのまんまだった。冷房のきいた廊下で、俺は浅野の無事を祈りつつも、夏帆との夢での出来事も思い出せずにおれなかった。不謹慎だと思われても仕方がない。でも、こんな俺を浅野は好きだと言ってくれた。どこにでもいるおじさんなのに・・・。夏帆が好きだと言っても、俺にたしての気持ちを素直にぶつけてくれた。俺は君に何を求めてあの場所に連れて行ったのだろうか？はっきりしている事は、俺はどちらにも消え欲しくないという事だった。

  2008/07/21

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• 終わった～！！！

  凄く長い時間でした＾＾期間内に承認が降りるか？分からんけども。。。やるだけやりました。途中内容が薄い気もしますが、これが限界ですｗいろいろ最近あったから、疲れたけど。今日はこれでゆっくり寝れそうだな。２４３ページで完結です。どんどん書きたいことと離れていったりしたけれど、これはこれかな。これからも、いろんな方の本を読んで、表現について勉強していきたいです＾＾それでは、みなさまおやすみなさい。

  2008/07/18

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• 

  いろいろご心配おかけしました。

  私はもう大丈夫です＾＾昨日、たくさん泣いて食欲もなかったせいか？一キロも痩せましたストレッチとかやってる時は、全く減らなかったのに～。ま、よしとしましょｗさてと、何を買ってもらおうかな？TV通販大ヒット　即出荷　エアーレッグビューティー一日の疲れをエアーマッサージでスッキリ　2台以上購入の方■送料が無料■　エアーレッグビューテイフムフム。ダイエットグッズもいいな～。【送料無料】★SONY　HDD搭載CDコンポネットジューク【税込】 NAS-D55HD-P ［NASD55HDP］最近コンポの機嫌が悪くて、３CDチャンジャーなんですが、CDを入れるところがなかなか開かないんですよ＞＜。当時８万くらいして、エステ時代の時にボーナスで買ったんですけどね。そろそろ限界かな？何にしても今日の気分は晴れるや～♪台風が過ぎ去ったみたいですね。今日もがんばりましょ～ねそれじゃ、トミーでしたｗ

  2008/07/18

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• 暑いね～

  朝は吐き気と体がだるかった。 熱測ったら、微熱だって。 小説を仕上げる予定だったのに、気分が乗らない。 いっぱい泣いて お腹が空いてるのに、少ししか食べれない 喉を潤したいのに、それすら面倒だ。 大好きなＣＤを聞きながら、ダラダラ過ごす。 本当は、ガソリンの匂いがする車を修理して、旦那さんの実家に顔を出さなきゃ行けない。 明日も休みだから、明日にする。 暑いから髪切ろうかな？ショートにすると２週間で伸びて切りたくなる。 何をやっても、つまんない。

  2008/07/17

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• もう消えたい

  何を 信じればいい？ 誰を 信じればいい？ もう無理かな もうダメかな たいしたことじゃない 私の心が狭いだけ

  2008/07/17

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• ご無沙汰です！

  トミーです。 皆様暑いですが、お元気でしょうか？ 私は元気すぎです。 今日明日は徹夜くらいな気分で小説を仕上げたいです。マジでW 小説ですね。アップしようとは思うんですが、少し際どいラブシーン？を盛り込んだので…。 楽天で載せれるのかな？と悩んでます。 まぁ～多分載せますw（笑） トミーさんのキャラじゃないって思われそうですが、そういうのも書いてもいいんじゃないかと思うんで。 それにしても小説書きながら、私の本質は結構男っぽいなと感じてますね。 ダイエットはストレッチをたまにベリーダンスも少々。 水は毎日飲んでます。 休憩終わりそうなんで、このへんで。

  2008/07/12

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  買い物だ！ダイエットだ！徹夜だ！

  今日は18時まで仕事でしたそれから、買い物する気もなく帰ろうと思ってました。仕事場のお友達に会ってバーゲンの話をしたら、見てみようかなと言う気になったんですｗINGNI(イング)で長めのT-シャツとベストと黒の少し谷間みせ(う～ん小さいからないかｗ)のような半袖のvネックのプルオーバーでしめて7千円ちょっと。MISCH MASCH(ミッシュ　マッシュ)でノースリーブのネックレス付き3500円くらい。それとTHE BODY SHOPでフットバスとオイルマッサージ(イランイラン→イライラしている時にはこの香を嗅ぐとリラックスできるんです。)で3000円くらい。あと、電気屋さんに行ってヘッドホン買いました。でも、使用すると長さが短すぎて使えない事に気付きましたダイエット何がいいんでしょうかね。気の向いたときは、ストレッチは一時間でも二時間でもやるんですけどね。むくみに効くと知ってからは、首と頭の間の窪みの部分のツボを欠かさず押してます。なんと、声量にも効くらしいのです。声が安定し綺麗に声が出るようになるらしいんですね。ホンとかいって感じですが、歌もへたっぴな私にとっては一石二鳥だ。効くかは、全く分からないけれどねｗいちをダイエットの本に記載してましたｗ加えて、足の裏の窪み部分(足ふまずではないです。)も一緒に抑えると効果的らしい。とは言っても2本しか手がないので、私は分けてやってます。誰かに手伝ってもらえればいいんですけどね。それと、足の指の間に手の指を入れていって、握手するようにギュッとするのもいいとか？↑リナちゃんが良いって言ってたシリーズの欲しくなってしまいましたｗししゃも足の私はどうしても、ふくらはぎと太ももが痩せたい。お腹は運動でなんとかなりそう？だしね。今月出費重なっちゃったけど・・・買おうかな＾＾そして、今晩コーヒーを買ってしまったやっぱり、無理だよまだ飲んでませんが・・・、マックによると私は必ずカフェオレを買っていたんです。癖で、今日もカフェオレと言ってしまった＞＜。バカな私。そんで持って、本日は徹夜しようと考えているわけです。なぜかと言うと、早くラストまで書き上げたいので、小説をｗ出来るまで寝るもんかつといいつつ、眠たいｗこれ書く暇あれば書けよって話っすね～よっし～頑張るぞ～

  2008/07/03

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• 君に恋した夏（３８、廻る運命）

  『好きなんです』そう言った浅野は、再び俺に抱き着いてきた。俺は、確かに新入社員の面接の時から気にはなっていた。それは、恋愛というよりも一緒に仕事をする人間として、だ。君から夏帆の夢の話を聞いてからは、また違った印象を君に抱いてしまった。君の中に夏帆がいるんじゃないかと思うと、君の要求をのんでしまいそうになる。姿、声、性格、全て夏帆とは違う人間なのに、どうしてだろうか？言動だけ聞いてれば、まるで夏帆のまんまだ。それは、俺がまだ夏帆が好きだからではないのか？冷静なもう一人の自分もいた。『俺は、まだ夏帆が好きなんだ。君と付き合えば、きっと傷つけてしまう。』『じゃ、傷つけて下さい。ずっと、竹中部長だって自分自身を傷ついてきたんでしょ？』彼女は真剣な目で訴えてくる。｢それは、出来ない。もう４０にもなるただのおっさんだよ。君はまだ若い。俺じゃなくても、もっといい男はたくさんいるだろう？｣そうだ。彼女と俺は１８も違うんだよ。それなのに、君の人生の一部を俺が埋めてもいいのだろうか？言い訳がないんじゃないんだろうか。それに、浅野は浅野であって、俺の知っている夏帆ではない。でも、浅野は俺にこう言った。｢そんなこと、聞かないで下さい。ホントに他の人が良かったら、こんな事言えません。私自分から告白するのも初めてなのに。恋するのに年齢制限の申請でもしなきゃいけないんですか？｣君の目は力強く俺の姿を写す。｢・・・俺が好きなのは・・・夏帆なんだ。｣｢そんなこと知ってます。じゃあ、私が恋したらいけないって事にはならないですよね？｣若さからくるエネルギーみたいなものを発しているように見えた。もう忘れてしまった熱い思いを、君は教えてくれているように。夏帆が亡くなったのは正確には１９年前だ。そして、今浅野は２２歳という事は、３つも離れている。どういう訳か、彼女の記憶を知っている。偶然にも俺と出合った。偶然･･いや。夏帆が望んだ事なのか？｢夏帆さんは健さんに伝えてない想いで悩んでました。勇気がなかったんです。健さんに気持ちを伝えて、今の関係が崩れるのが・・・。でも、彼女は時間がなかったんです。もうすぐ、ホントにこの世から魂が昇天する時間が来ていたんです。｣｢え？｣｢もしも同じ時代に生まれ変わったら、また健を好きになりたい。健は私の事どう思っているかな？もしもこの世に偶然がないのなら・・・。必然があるというなら、またあなたに出会えるかな？って思っていたんですよ｣大粒のしずくが地面を濡らした。抑えきれない熱い思いが甦ってきた。声が漏れる。その時、初めて自分が泣いているんだと自覚した。｢夏帆さんは、あなたに会いたいという思いだったんですよ。｣夏帆も俺と同じ思いだったのか。胸が締め付けられる。夏帆、偶然じゃないのか？君が俺を見つけたことは？｢俺も言えなかった、夏帆への気持ち。関係が崩れるのが怖かったんだ。何故かな？俺達は少し似ていたんだな。｣｢私と部長が会ったのも、きっと偶然じゃないと思う。夏帆さんが引き合わせてくれたんじゃないかって。｣もっと君と一緒にいたかった。何十年経とうと君の存在は変わらなかったよ。ずっと・・・ずっと俺の側にあった。永遠や絶対なんて、この世にはない。でも、君に対しては永遠に好きで居られる自信があった。君が例え幽霊であったとしても、そんなこと俺には関係ない。｢私は、夏帆さんが好きな竹中部長を好きなったんです。｣そう言って君は、君自身の思いに押しつぶされそうな顔をして、交差点を渡ろうとしていた。目をやると、左右の確認をしてないトラックが右折しようとしていた。その数メートル先には、浅野が交差点の中にいた。｢浅野、危ないっ！！｣｢え？｣振り返ったと同時に君の体は宙を舞った。数秒だったにも関らずに、トラックに轢かれる寸前まではスローモーションがかかったように、体が動かない。｢浅野！！｣体は早く走りたいのに、足がもつれそうになった。どうして、こんなことになるんだ？そして、君の体を抱えた。｢おい、浅野大丈夫か？浅野っ！！｣君の体から血が出ていた。うっすらと焦点が合わない目を向けられた。俺を確認すると｢健？｣｢浅野大丈夫か？｣そ言う間も君から血が出ている。｢健なの？｣それは、浅野とは違う口調だった。｢え？｣｢必然あったね｣力なく笑う君が痛々しかった。｢それ以上、話すな。今病院連れて行ってやるから。｣おぼつかない手が俺の頬に触れる。｢健に会えて良かった。｣ようやく俺は今目の前に居るのが浅野だけれど、夏帆が中にいることを知った。｢夏帆？夏帆なのか？｣うんと言う代わりに頷く君。｢健？｣｢なんだ？｣｢私、また死ぬのかな？｣｢そんなこと俺がさせるかっ。｣｢健。好きだよ｣｢俺だって、ずっとずっと好きだよ｣｢健。もう私の事は忘れていいから、ありがとう｣｢ばか。忘れられるかよ。｣ふっと、君が笑ったように見えた。すとんと腕が垂れた。｢夏帆？｣｢・・・。｣君はビクともしない。｢夏帆ーーーーーーーーっ！！｣俺は代々木の交差点で叫んでいた。死なせるかよ。君を失った場所で、俺は今度は君の生まれ変わりである浅野を失おうとしていた。俺は、いつだって気付くのが遅いんだよ。２度君を失おうとしているんだ。そんなこと絶対させない。本当なら運転手をひっ捕まえて殴ってやるところだが、君の側から離れられなかった。君が消えてしまいそうで、少しでも体温を持続させたくて。トラックの運転手と浅野と俺はタクシーに乗って、一番近い病院に向った。絶対におまえを死なせない！！俺は、ずっと呼びかけていた。｢夏帆っ！！｣すぐに俺達を待っていた看護師達が、君をベットにのせて手術台へ。俺とトラックの運転手は待合室で呆然と見守った。今までに神とか信じた事はない。今だけは、その力さえ借りたい気持ちだった。頼む。助けてやってくれ。ずっと心の中で祈っていた。どれくらいだろうか？バタバタと複数の足跡がした。｢あなた、こっちですよ｣そう言った女性は、どことなく浅野に似ている気がした。｢お前か？｣すらっとした男性は、俺の胸倉を掴んだ。俺は何も言わなかった。バシンと鳴り響いて、俺の体は後退した。頬に激しい痛みを感じた。気付いた時には、俺の前に出て土下座している男こそが浅野を轢いたトラックの運転手、半田和夫(はんだかずお)５６歳だった。「すいません、俺なんです。こっちの人は関係ないんですよ。彼の判断ですぐに病院に連れてこれたんです。ホントに申し訳ないことをしたと思ってます。」そう言いながら、半田は泣きながら謝罪していた。それを見た俺を殴った男は、怒りの矛先をなくしたようにだれてしまった。すぐに、女の方が寄って来た。「すいません。大丈夫ですか？私浅野の母親で、こちらが父親です。あなたからも謝って。」納得がいかなそうだった。「すまなかった。怪我はないか？」「いえ、大丈夫です。」～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～なんか話を整理してたら、ページがかなり短くなってしまいましたｗやばい、200ページ行かぬ場合は短編ってことでｗ一昨日知らない子供にいきなり、オモローって言われました。やっぱり、ここはモローで返すべきだったのかｗ仕事中だったので、残念だ

  2008/06/30

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• 禁コーヒー

  今禁煙者の気持ちがよ～く分かる。 たまにだけど脈が急に早くなって胸が苦しくなったり、呼吸がしにくくなったりというのがあったんだけど。 家庭医学書によると刺激物は控えるように書いてあるんですよね。 私の大好きな珈琲も含まれているから、少し飲むのやめてみようかな？ と最近は紅茶三昧です。 でも、朝や休憩になると珈琲が飲みたくてしょうがない（笑） ついでに２次予選に通過するまで、願掛けの意味を込めて我慢しようかなって感じです。 ようやく200ページまでアップしたっす。 あとは、完結まで書く事ですね。 結局来月の22日のギリギリまで かかりそう。 やっぱり飲みたくなってしまいました（爆）

  2008/06/29

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• 37、夏帆＝凜プラス18

  タクシーの中に竹中部長が先に乗って、私は続いて隣に乗った。『お客さん、どこまで？』ちょっと小太りな男がいった。『中目黒までお願いします』私はまだ行き先を聞かされていない。『今日は、悪いな。遅くに付き合って貰って。』『いえ。』『俺もその場所に行くのは、今日で20回目になるんだ。』いつもクールであんまり話さない竹中部長が今日はとっても話してくれる。それは、私の中に夏帆さんがいるからなのかな？『18年ぶりだね。』そう言われても実感がなかった。『わたし…。ちゃんと記憶として覚えているわけじゃないんです。わたし…』私の言葉を遮って、竹中部長は話してくれた。『いいんだ。もう会えないと思ってたから、夏帆のことを知っている人間に会えた事が今は嬉しいんだよ』本当に嬉しそうに話してくれた。それから20分着くまで、二人共黙っていた。『着きましたよ、３６８０円。』『はい。４千円ね。釣りはとっといてくれ。』『まいど。』そう言って着いたのは中目黒駅だった。ここに夏帆さんとの思い出があるのかな？そう思うと、胸が苦しくなった。『君は知らないかもしれないな。君に会って、どうしても今日この場所に来たかったんだ』そういう竹中部長の顔は、いつもの大人の男の人というよりは、まるで少年のような顔つきになっていた。この横顔は今だけ私が独占してもいいかな。『俺ね。恥ずかしい話だけど、最初この場所に来れなかったんだ。夏帆が死んだなんて確認する勇気がなくてね。情けないだろう』『そんなこと…』私は頭を左右に振って言った。私の言葉を制して、さらに語ってくれる。「俺が初めて夏帆に会ったのは、１８年前なんだ。君が生まれる前の話だけどね。」話しながら、目黒の駅から南下していく。通りは、夜中ということもあり、とても静かだった。すぐにアパートやマンションなど並ぶところに出た。大きな建物が何列か同じものが並んでいる。其処には、自由が丘２区ー１という団地の前で竹中部長が止まった。「ここで夏帆が亡くなったことを知ったんだよ。夏にとっては、おばあさんに当る人なんだけどね。此処に住んでいたんだ。奈津子さんと言う品のある女性だった。」ココに夏帆さんのおばあさんが・・・。直接は知らないのに、それ以上聞くのが怖くなった。だって、きっと嫌な知らせなんじゃないかな？そんな気がする。「ホントにいい人だった。初めて会った時は、警戒されたけれど。俺だって知って貰えたら夏帆の最後とお墓を教えてくれた。それに夏帆が書き留めていたノートも。奈津子さんは、俺が引きこもっているのを知って、夏帆のお父さんにお願いして俺を今の会社に紹介してくれたんだよ。それから、半年もしない間に彼女はこの世を去った。何の恩返しも出来なかったんだ。」そう言った竹中部長は、ホントにつらそうだった。そう言ってまた、来た道を下りだした。私は、ただ黙って彼についていく事しかできなったんだ。そしてすぐ右に曲がり、細い道に入っていった。５分くらい歩いた場所は墓地だ。普段の私なら絶対怖くて、近寄れない場所である。今は、竹中部長が側に居てくれるからというのもあって、そんな気分には慣れなかった。大きいお墓の横を通り抜け更に５つほどお墓の横を通ると、一際綺麗なお墓があった。そこのお墓には、七瀬となっていた。部長は更にお墓に近づいて行き、横の書いている文字に指を合わせた。1989年８月22日七瀬夏帆永眠となっていた。『ここに夏帆と奈津子さんが眠ってるんだ。』そう言って目を潤ませてる。『なんで泣いてるの？』力なく笑う竹中部長が、可哀相だった。私が泣きやむのを待ってくれて、『もう一つ、行きたい場所があるんだ。もう一件だけ付き合ってくれないか？』そう言って、またタクシーを拾って代々木駅の前の交差点で降りた。着いて１０分くらい無言で立ち尽くす竹中部長を眺めていた。『初めて夏帆に会った場所だよ。俺が最後にあった場所でもあるんだ。でも、どういう訳か？それより一年前に彼女は、ここで…亡くなっていたんだ。』『えっ？どういう意味ですか？』『さぁね。俺も未だに、分からない。何でなのか？、はね。』そんな事って…あるんだろうか。でも竹中部長が嘘を言ってる風には見えない。気付いた時には大胆にも私から竹中部長の背中に抱き着いてしまっていた。どうして、そんな事をしたのか自分でも分からない。でも、そうせずにはおられなかった。『わたしじゃ…ダメですか？夏帆さんの変わりには、なれませんか？』背中越しに竹中部長の体温を感じた。顔は見れないけど、鼓動が早くなっているのが分かる。腰に回していた私の腕を解く。『君は俺に同情しているだけだよ。』そう言って、左右に首を振っていた。私も負けじと頭を左右に振る。『好きなんです、竹中部長のこと。』竹中部長の体がこちらを向くと、少し驚いたような顔を見せた。『自分でも正直戸惑っています。今まで会ってこんなに短期間に恋するなんて初めてで…。信じて貰えないかも知れないけど』竹中部長の瞳を逃がさないと、必死に瞳を合わす。『私、竹中部長が好きです。』私はいつからこんなに大胆な事が言えるようになったんだろうか。こんなに苦しくて、愛しくて、全てを受け入れたいと思える日が来るなんて思わなかった。～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～そろそろエンディングの予定ｗページ数がようやく１９２ページ）追いついてきたのでｗ

  2008/06/27

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• 君に恋した夏（３６、新入生歓迎会）

  ランチから帰った私は、正直言って集中出来なかった。竹中部長とも目線が合わせられなかった。あとで時間作ってって言われたけど、何をどうしたらいいのか分からない。そんな感じで上の空だった私に上原君が、「大丈夫？」と聞いてきた。「え？うん、大丈夫よ。なんで？」彼の指差す方向を見ると、私のホッチキスは紙を挟む訳でなく、床に無残にも鉄のくずがあった。紛れもなく、ホッチキスの芯だ。「あっ」「なんか合ったの？」上原君は、鋭い目を向けて私に尋ねる。「別に」こんなこと上原君に言ってもしょうがない。私の答えには納得してないような表情だった。でも、それ以上も聞いてこなかった。いつの間にか、時間になっていた。カラオケの会場で新入生歓迎会が行われた。「今日は無礼講で」と葛島さんが、やはり仕切っていた。「では、竹中部長から乾杯音頭お願いします」竹中部長は、ぼーっとしているように見えた。小声で葛島さんが、お願いしますともう一度言っていた。「ああ。新社員に浅野さんと上原君入ってくれたことを祝して乾杯！！」なんだか強引な乾杯だった。まだ彼の中でも整理がつかないのだろう。当の私だって、頭の中がぐちゃぐちゃだ。こんなこと誰にも相談できない。今までだったら、親友の望に全て話すんだけど。今回は別だ。絶対、話せないよ。私の隣には、上原君が座っていた。お昼も同じ状況だったけど、上原君の存在感が感じられなった。それは、多分私が竹中部長ばかり気にしすぎてたせいだろう。「お酒何飲む？」空になった、私のビールのグラスをみて上原君が言う。「ウーロン茶でいい」「結構弱いの？」「そういうわけじゃないけど・・・。」「新入社員は飲まなきゃね」と葛島さんまで、そんなことを言う。仕方なく、梅酒を頼むことにした。「ま、あんまり無理はするなよ」と竹中部長が私を心配してくれた。「葛島は、ざるだからな。」「いや～それほどでも」と苦笑いの葛島さん。そんな二人のやり取りに場が和んだ。緊張してた私も思わず笑ってしまう。わたし・・・竹中部長の事・・・好きなんだ。今はっきりと自覚したよ。会って間もなく恋に落ちたのは、私の中の夏帆さんのせい？このあと話す事なんて何もないよ。私だって、夢だとしか思っていなかったのに・・・。胸の奥がキリっと痛む気がした。急に望の顔が浮かんだ。「よろしくね」と言った望の笑顔を思い出していた。応援すると約束した手前、私がこれ以上竹中部長に恋するのはいけないことではないだろうか？友達と恋愛なんて比べれないよ。どうすればいいのかな？妄想にふけっていると、竹中部長が「大丈夫か？」と気遣ってくれた。その顔が今までに見たことのないくらい優しい顔だった。恐らく、私がお酒で酔っていると思ってるのだろう。「大丈夫です。久々のお酒だったんで」望が横浜のに行くまでは、毎日のようにご飯食べては、お互いの部屋で飲んでいた。最近は、全く一人だと飲む気になれなかったので、ホントに久しぶりのお酒だったからかな。自分でも少し頬っぺたが赤くなってるのが自覚できた。歓迎会と言う名の飲み会が始まってから、２時間が回っていた。私の携帯の時間は、もうすぐ２３時になろうとしていた。「そろそろ切り上げようか」と竹中部長が切り出した。「そうですね。」と、葛島さんが言って先にまとめて支払いしてきてくれていた。私と上原君は新入社員ということで、支払いは免除された。誰も財布を出してない事から察すると、もう先に会費で集めていたのか、竹中部長の奢りなのかなと考えていた。お店を出たところで解散となった。「一緒に帰ろう？」と、上原君が誘ってきた。思ってもない出来事に驚いた。「私、ちょっと用事があるから、ごめんね。」と口走っていた。確かに用事あるし、間違いじゃない。「デート？」更に踏みこんで聞いてくる。顔が赤くなっているのは、多分お酒だけのせいじゃない。「ちっ、違うよ。」別に焦る事なんて何にもないのに。「俺も行ってもいい？」「は？ダメに決まってるじゃん。」ちょっと傷つけてしまったかな、と勢いで言い返したことを心配した。「２次会行くよ」と葛島さんが、上原君を捕まえてくれたお陰で助かった。「お疲れ様です。私そろそろ帰ってデザイン考えないと・・・。」「え～、そうなの？」と葛島さんまで残念そうな顔をしている。「今日は、仕事の事はいいぞ。楽しめる時に楽しむもんだよ」と、竹中部長までも私の２次会を勧める。竹中部長の話っていつすれば、いいんだろうか？仕方なく来たところは、カラオケだった。流石に金曜という事もあり、待合席は人で溢れていた。カップルや、合コンらしき団体や、私達のように会社の集まり、親子連れなど様々な人たちだ。待つこと３０分。ようやく部屋に案内された。適当に座ったはずなのに私の隣には竹中部長が座り、その隣には葛島さん。そして、私の反対側の隣には上原君という順番だった。席順に歌う順番となった。葛島さんは、かなり歌が上手い。B'zの新曲だった。次は、竹中部長。Classの『夏の日の1993』を。クールなイメージから離れて甘いボイスだった。葛島さんといい、竹中部長といい歌が上手すぎる。私は竹中部長の歌に聞き惚れていた。『次、入れてないの？』と葛島さんに言われて、急いでお気に入りの曲を入れた。そんなに歌が上手くない私にとって、バラードにしなきゃ良かったと後で後悔してしまった。古内東子さんの『誰より好きなのに』を選曲。次に上原君は、スキマスイッチの『奏』を。上原君も割と歌が上手かった。ここのメンバー足を引っ張ってるのは私だ。やっぱりカラオケ来るんじゃなかったかな。２時間歌うと、とっくに終電は過ぎていた。葛島さんは、半ば強引に上原君を連れて３次回へ。必然的に、私と竹中部長が残される。とっくに酔いは醒めているのに、加速していく心臓の速さは変えられなかった。『じゃ、行こうか』竹中部長に連れられてタクシーに乗った。

  2008/06/27

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• 誕生日

  今年で３１歳になりました。早いな、気持ちはまだ十代？なのにｗ少しは女らしくなったでしょうか？今年こそ子供を作るぞと目標に掲げながら、ダイエットもしてスリムになりたいという野望もあります。それでもって、小説をちゃんと形にしたい。珍しく、うちの旦那様が２２日はお休みだったので、祝ってくれました。ケーキはアンリさんのポムポムエムジ？みたいな名前のりんごみたいな形のとブルーベリーチーズケーキを購入ｗ二人で１ホールは太るので辞めましたｗ夕飯は珍しくリッチな外食にｗ蟹本家のような専門料理店に行きましたｗかに味噌が美味しかったｗいつもだったら絶対入らないリッチなお店で、感動しました＾＾ここ何年過分の私の誕生日プレゼントかしら(笑)逆に私は今年は何もいらないというので、まだしてあげてませんｗ昨年はプレゼントをつき返されたしな～。ま、「いつもいろいろしてくれてるからいい」と言ってくれてるので、冷たい訳ではないですよ。皆様の誤解を招くといけませんのでｗそんなこんなで今年の誕生日は嬉しい一日なりました。お友達のメッセージありがたかったです。ホント遅くなりましたが、メッセージありがとうございました。

  2008/06/27

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  君に恋した夏(３５、後編)

  旗から見ると、どういう風に見えるのかな？いろいろ頭の中で妄想を繰り広げていた私をよそに綺麗な喫茶店に入った。2人供、コーヒーを頼んだ。並んでいる時、竹中部長の背中を始めて眺める事となった。女性とは違って、しっかりとした広い背中にドキリとした。結構私も大きい方だけど、竹中部長も身長が高い。一体何センチあるんだろう？それにしても、私と話があるって一体何の話なんだろう？私と竹中部長の間に流れる空気が違う気がした。一番奥の席に座った。鳴り止まない心臓の音が外に漏れちゃいそうだ。あたしは、あんまりの沈黙に耐え切れずに「話ってなんでしょうか？」と聞いてしまった。ドクンドクン更に早くなっている心臓は、更に主張してくる。今日の私はドキドキさせられっぱなしだ。こんな気持ちになることは今までなかった。今日の私はなんだかおかしい。竹中部長の言動、行動の全てが気になってしかたがない。これじゃ、まるで私が恋しているみたいじゃないの？まさかね。生まれてこの方、今までに付き合った人はいない。夢であったあの人みたいな男の人に出会ったら、すぐに恋に落ちそうな気がする。・・・？「あっ。」「？どうした？」「いえ、なんでも」ごにょごにょと口をもたつかせてしまった。竹中部長って、誰かに似てると思ったら・・・あの健さんじゃない？私の夢でしか会ったことのない人に似ている。そっか、あの面接時に思ったのは、こういうことかもしれない。「バイヤーになんでなりたいと思ったの？」すでに違うところに意識のあった私は現実に引き戻された。「・・・。ある雑誌でバイヤーという職業があることを知りました。それで、好きなものを自分で選んだり、デザインとか考えるのは楽しそうだなって思ったんです。それに、自分が探してきたものがヒットして売れていくのは、やりがいがありそうだなって・・。」気付いたら夢中で、話してしまった。「実は、浅野さんだけなんだよね。先のビジョンをしっかり話してくれたの。他の皆は面接の模範解答ような答えばかりだったんだけどね。」と、竹内部長の心のうちを語り出してくれた。「デザインも出来るの？」「いえ、素人の考えたものなんで、通用しないと思いますけど」またごにょごにょと口を動かしてしまった。「1週間後に中国に行くから、それまでにデザインしてくれないか？テーマは‘OLの夏‘だ。」「はい。」いきなりな大仕事をさらっと受けてしまってよかったのだろうか？と疑問を抱きながらも、ウキウキしているもう一人の自分が居た。変に緊張しちゃった私が馬鹿みたいだなって思って、思わず噴出してしまった。「？どうした？」はてなを浮かべた顔の竹中部長が、こちらを伺う。「いえ、こちらの話です。竹中部長と私の夢で出てきた人が似てて・・・今ようやく気付いたんですけどね」そんなことを言っても竹中部長も困るだけだよね。男の人も照れてることがあるんだなと、竹中部長を見ながら思った。「そうなのか？3人ぐらいは世の中に似た人がいるって話だからな。」「でも、それがおかしくって。私は、凛という名前なのに、いつも夏帆って呼ばれるんですよね。」一瞬にして、竹中部長の顔が凍りついたように見えた。鋭い目で質問してきた。「その男の名前って？もしかして、健？」「そうなんですよ。なんで分かったんですか？」「俺の名前だ」「えっ？」どういうこと？あの夢の健さんと竹中部長は同一人物なの？？私の頭の中はぐるぐると答えの出ない迷路に迷い込んだ。「夏帆は、俺の大事な人だ。どういうことなんだ？」私も意味が分からず、ただ首を左右に振るばかりだ。「もしかして、君が夏帆なのか？」まるで、愛おしい人を見る目付きになっている。「分かりません。ただ夢を見ただけなんで。」二人の距離が急に近くなった気がした。でも、どうしていいか分からない。困った私は時計に目をやると、「部長もうお昼休憩終わりますよ」と話をそらした。「・・・。そうだな。今日飲み会終わったら少しで時間くれないか？」「・・・はい。」竹中部長の目が会社で見せる顔ではなくなっていたた。でも、部長の誘いを断れなかった。～～～～～～～～～～どうもどうもそろそろしあげなくっちゃ、ダイエットしなきゃって感じですｗ咳だけは止まらず、吐き気も伴いますが、それ以外は全く元気です。元気だけが取り柄ですからね、多分ｗこちらのアルバムを聞きながら元気を貰ってますｗ↓↓↓どれも最近のお気に入りですよｗそして最近のダイエットグッズで嵌まってるのがコレ↓↓↓文字が全部入りきれなかったので、前編と後編にしました。

  2008/06/20

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• 君に恋した夏(３５、ランチ前編)

  ☆☆皆様へ☆☆☆３４、話かなり編集しちゃいました。未成年も読むという事で、どのような表現が適してるのかよく分からないけれども・・・。あまり過激にはならないように気をつけたいと思います。私のはそこまで激しい表現はないと思うんですけれどもね。いや、難しいですね。と言うわけで申し訳ないですが、34話を見直して頂いてから３５話、ランチを見ていただけると嬉しいです。～わがままな作者みやびより～３５、ランチ竹中部長に連れられて来たのは、ちょっとした定食屋さんだった。なんとなく定食屋さんと言う雰囲気は竹中部長に似合わない気がした。もっと夜のbarとかの方がさまになる。ちょうど昼時ということもあって、行列になっていた。サラリーマンの人が多く、女は私だけだった。ちょっと恥ずかしい。「浅野さんは、こういうところ来たことないよね？」と聞いてきたのは葛島さんだった。チラッと竹中部長を見ながら、答えにくいなと思っていた。「ま、それも勉強だ」と竹中部長が笑いながら言うもんだから、面食らった。この人って、案外笑うとかわいいんだ。まただ。胸の奥が熱くなる。やっぱり、何処かで竹中部長に会った事があるんではないか？という疑問を抱く。20分たった頃、ようやく中に入る事が出来た。昼休憩って確か一時間だよね？私食べるの遅いんだけどなと思ってすぐ食べれるのって・・・オムライスくらいかな？狭い空間には、カウンターに5人くらいとテーブル席が４っつくらいしかなかった。どれもねんきが入っている。そりゃ、待たされるはずだ。席に着くなり、葛島さんがいった。「からあ定食３っつと浅野さんはどうする？」いつの間にか男性諸君は決めていたのだ。「オムライスで」私達の注文を伝票に書きとめるおばちゃん。「から定３っつとオムライスね」そう言って目の前の厨房へ消えていった。奥から、「から定３つとオムライスね」と聞こえた。男のコックさんは、黙って頷いた。そんなやりとりを見ていたら、竹中部長と目があった。恥ずかしくなって、ちょっと目線をそらした。「僕達、幼稚園と小学2年までは同じ学校だったんですよ」と、唐突に隣の上原君が言った。斜め前の葛島さんが、「へぇ、そうなんだね。」と言った。目の前の竹中部長は、黙って頷いていた。「でも、浅野さんまるっきり僕のこと忘れてたんですよ。」と、悪戯っぽく抗議していた。何もここで言わなくってもいいじゃない？馬鹿な子だと思われてないかなと、チラッと竹中部長を伺った。シャープなあごが見えて、整った唇が二カっと笑う。また、私はドクンと大きく脈が波打つのを感じた。「今日は二人の歓迎会あるから、空けて置くように」と一言竹中部長が言った。「はい」と私と葛島君の声が揃った。歓迎会なんて、やるんだな。小学生みたいだ。ちょっと違う事といえば、お酒が混じる事くらいだろうか？早くも私のオムライスが運ばれてきた。あと30分しかない。でも、皆の運ばれてくるまで待ってようと思っていた。竹中部長が、「熱いうちに食べなさい」と笑顔で言ってくれたので、気まずいが先に食べることにした。「はい。じゃ、お先にいただきます」一口に運ぶと、チキンライスと卵の味がする。お肉の変わりにベーコンが刻んであって、ヘルシーな味だった。すると、すぐに三人のから揚げ定食が運ばれてきた。４，５個のからあげとたっぷりな千切りしたキャベツにプチトマトが申し訳なさそうに乗っている。味噌汁と大盛りのご飯がのっていた。男の人の食欲ってすごいなと関心してしまった。このランチで知ったんだけど、社員旅行もあるらしい。「浅野さん、何処行きたい？」と、唐突に葛島さんが聞いてきた。「え、何処がいいですかね？う～ん。北海道とか、沖縄とか？」「うん。いいね。上原君は、何処がいい？」「俺は、何処でもいいです。京都とか人気らしいですよ。」「京都は前回行ったんだよね。2人供ありがとう、参考にさせて貰うよ。」葛島さんは、すぐ仕切ってくれるから竹中部長は嬉しそうだなと、ふと思った。「そろそろ出ます？」と竹中部長を伺う葛島さん。私はというと、まだ3分の１残っている。急いで、残りを口に運んだ。「葛島、これで4人分払っといてくれないか？葛島と上原は先に行ってていいぞ。浅野とちょっと話す事あるから先に行っててくれ。」そういって、後ろポケットから二つ折りの財布が出てきた。5千円札が出てきた。「ごちそうさまです。じゃ、先に行ってますね。」そう言って葛島さんと上原君も出て行った。上原君はまだ居たそうに目線を送ってきた。私は気付かないふりをした。なんで二人っきりなんだろう？この情景に戸惑っている私をよそに竹中部長は私を見ていた。食べている間、特に話す様子もない。いつもより緊張しているせいか？なかなか喉を通っていかない。食べ終わった頃を見計らって、「別の場所に移動しようか？」と言ってくれた。ていうか、これってデートみたいなんじゃ・・・。

  2008/06/20

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• 最近の状況報告

  どうもトミーっす。 最近風邪っぽいです。咳がとまりません(>_<)若干微熱状態です。 そのくせ遅く寝てしまい睡眠不足に、コーヒーを異常に取りすぎてしまいます。 精神的に辛かった時期も終わったので、気持ち的には上向きなのが救いです。 厄年にそろそろ突入か？ いろんな事があるけど、人生の節目の時期で考える時なんだなと思えるようになりました。 すぐに投げやりたくなる短気な性格だけに少しは成長出来たかな？ そうそう小説はBookmarkに入れている雅のホームページからいけます。 携帯から見るとしおりも付けれるので、魔法のｉらんどに入会してなくても大丈夫です。 こっちに載せたいのですが、今日は私的事情で更新出来ません。 続きを早くご覧になられたいかたがいらっしゃいましたら、あちらで見て下さい。 近いうちにこちらにも載せたいとは思ってます。 34、バイヤー助手から見られると多少話は前後しますが、読みやすいと思います。 今日は朝４時半くらいまで眠れなかったですよ（笑） それではまた今度。 追伸 只今ダイエット中です。膝裏を叩くと足のむくみが取れるときいて実行中です。プラスしてイタリア生まれのフィジオ？とか言うムースがかなりお気に入り。 効いてるような気はします。 グレープフルーツの匂いがまたいい！ 気が向いた時だけストレッチをしてます。 後は脂肪・糖分・油分が取れると聞いて錠剤を飲んでます（←こっちは気休め程度。） やはり楽しては痩せれないなというのが素直な意見ですね！

  2008/06/19

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• 君に恋した夏（３４、バイヤー助手）(編集しました６/20)

  今日は、本社へ初仕事。念願のバイヤーへの第一歩を踏み出す。正直勉強とかあんまり得意じゃなかったし、人と接するのも得意じゃなかった。だから、接客という道では考えることはない。私がバイヤーを目指したきっかけは、とある雑誌の特集だった。バイヤー推薦などのコーナーでいろんな会社のブランドのバイヤーが載って、それぞれの自慢の品をお勧めしてたんだ。その時に、こういう職業があることを知ったの。自分の好きなブランドで自分の決めた商品を売れたら楽しいだろうな、と。たったそれだけの動機だった。「本日付でバイヤー助手となった浅野凛ちゃんと上原涼一君だ」と、竹中部長が紹介してくれた。「じゃ、簡単に自己紹介してもらおうかな」「上原涼一です。今日からバイヤー助手として皆さんと一緒に仕事させて頂きます。分からない事ばかりで、ご迷惑をおかけするかもしれませんが、よろしくお願いします。」すらすらと上原君は答えた。「じゃ、浅野さん」「あっ、浅野凛です。バイヤー助手として選んでいただいてありがとうございました。皆さんのように立派なバイヤーになりたいです。いろいろ教えてください。よろしくお願いします」人前だと思うとつい、あがってしまう。「では、皆さんも分からない事は教えてあげてください。困ったら、何でも聞くようにしてください。初めてで知らない事ばかりで当たり前だ。一つずつ実力をつけていってくれればいい。」竹中部長の言葉は肩に力が入っていたのをほぐしてくれた。「今日は以上で終わります。それぞれ仕事についてください」取り残された私と上原君は、お互い目を合わす。「あの、僕達はどうしたらいいでしょうか？」「お、君たちの席ね。」そう言ったのは葛島さんだった。数十台並んでいるデスクを見渡す。2列の机を向かい合わせにして、それとは別に誕生席のように一つだけその２つのデスクに向うように置いてある。一つだけ離れた席には「竹中部長」と書かれた名札が机の上に乗っている。「浅野君はここで、上原君はここね」指された席はなんと竹中部長のまん前だった。上原君はというと、山口さんという男の人の隣だった。緊張するな～、よりによって竹中部長の隣だなんて。とりあえず、望には話さないでおこうかな。「浅野さん」振り向くと竹中部長だった。「はいっ」ごめん、これコピーしておいて。バサッと資料を渡された。「とりあえず150部ね、よろしく。」「えっ」「僕はなにしましょうか？」と、竹中部長に聞く上原君。「ん、じゃ、浅野さんの手伝いしてくれないか？」「はい」会社用のコピー機ってコンビニのよりも大きいのね。やり方が分からずに山口さんを呼んで教えてもらった。バイヤー助手とは言っても、最初からバイヤーの仕事をさせてもらえる訳ではない。下積みがあって、初めて教えてもらえるのね。コピー機は皆のデスクが並んである。隣の部屋で誰の声も聞こえない。それにしても、静かだな～。それにしても、静かだな～。「浅野さんだっけ？」文系の爽やか眼鏡の上原君も隣に立っていた。「はい？そうですけど。」「上原です、よろしく。」「こちらこそ、よろしくお願いします。浅野です。」「浅野さんって結構面白いよね。」爽やかな笑顔で話しかけてくる上原君。「え？」「面接の時一緒だったよね？覚えている。」覚えているも何も忘れられないよ。あんな失態をした面接なんて・・・。「あっ。あの時は緊張して、気付いたら終わっていたの。」「ところで、彼氏いないの？」「いませんよ、彼氏なんて。」「なんで敬語なの？同期だし、ため語でいいよ」と、柔らかく笑った。「分かった。じゃあため語ね。」コピーが一枚目の150枚分を刷り終えていた。また、次のセットをして150枚のボタンをスタートする。「ふ～ん。好きな人は？」さっきから何でこんなに私質問攻めなんだろう？しかも、彼氏の次は好きな人って。まただ。チクリと胸元辺りが傷む気がした。「ナイショです。そういう上原君は？」クッと笑いが漏れた。「だから、ため語ね。」頭をぽんぽんと叩かれた。ひゃあああ。ちょっと待って、何なの？思いっきり私は後退して、上原君から離れて距離をとった。いつの間にか私と距離を縮めていたのだろうか？それにしても、この人信用できない。私の中の何かがそう言っている。次の分を上原君が、笑いながら150枚のスタートボタンを押していた。『望の言う通りだったな』『え？』意外な名前を上原君から聞いた。『覚えてない？』『？』『幼稚園と小学生２年まで同じクラスだったんだけど？』え～？世間は狭いね。全く覚えていないな。『まぁ、無理もないよね。俺、父の仕事の都合で２年の終わりには静岡、愛知と転々に引越ししたから』『へぇ～そうなんだ。』頭の中では必死に思い出そうとしている。何の引っ掛かりも覚えないということは、本当にすっかり忘れてたんだ。『ごめんね』急に上原君に対して申し訳なくなった。『いいよ。別に』いろいろ上原君のことを知って、最初に抱いた「信用できない」と思ったことを打ち消した。上原君は見た目細い切れ長の目で、さらさらの髪を適度にイジッている。ナチュラルにセットされた髪型は、今時の男の子だった。ただ、眼鏡をしている影響か？落ち着いた男性のようにも見える。多分、一般的には・・・かっこいいんだろうな。私は、不思議と興味が沸かなかった。そうこう話しているうちに、プリントをすり終えた。「出来ました！」と二人で竹中部長に報告しに部屋に戻った。「ありがとう。じゃ、これで一部ずつセットして」と、手渡されたのはホッチキスだった。壁にかけていた時計は12時になろうとした。「竹中部長、そろそろお昼にしませんか？」と、葛島さんが言った。備え付けの時計に目をやって、あっと言う声が漏れた。「それも、そうだな。」～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～お久しぶりでっす。熱はとっくに下がってます。変な咳だけは、厄介だけどｗｗ久々すぎて自分の書いてた話を忘れていました(笑)いろいろ修正してたら間に合いそうにないな～って思ってしまいました。きっと、タイムリミットに近づかないとやらない子なんですｗある意味締め切りがあると燃えると思いますね、私の場合。おやすみなさい。

  2008/06/12

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• この時期はしんどいな～。

  生まれも育ちも九州っ子の私は愛知の湿度が高い梅雨が１番しんどい。 息はしずらいし（←気のせい？笑）、とにかく体が重い、だるい。 思考回路もさっぱり（誰かいつもって言ってナイ？笑） なんか微熱続きだった。 今日は、帰ってくるなりぐったりソファーに倒れ込む私。 体温計ると本当に熱だった。 今日も小説無理やな。 明日回復したら、かこう。 すみませんね。 もうすぐ本厄年を迎える私ですが、厄払いしてません。 追伸 私の歩きかたはペンギンですか？ 旦那さんまで納得して最近の私のあだ名はペンペンです。 ↑↑↑ なんでやねん(ノ＞＜)ノ

  2008/06/09

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